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私のあだ名は金魚の糞  作者: ラクハ
第一生
10/23

勝利条件

ここはどこ?

早く白馬に乗った王子様が迎えに来てくれないかしら…


さて、ではではお手軽簡単なものを作りたいと思います!

流石にこれはこの世界にもあったお料理です……そう、フレンチトーストです!


食材を見てこれしか作れないかなーと思いましたのよ!さすが私((


「担任様は何を作りますの?」


「こっち見るなオマケ

出来てからのお楽しみだ」



ゲテモノ作って試食すらしてもらえない芸人になれくそが…


危なかったついツッコミしてしまうところでしたわ!おほほほほ



「あなた様の負け顏しかと拝見させていただきますわねおほほほほほほ!!」



さっきからギャラリーにキャーキャー言われてるお前が羨ましいなんてねぇから!

勘違いすんなよぉですわぁぁぁぁ!!!



それからまぁ…手順通りに作りましたとも、ええ

できれば果物とかアイスとか欲しかったですけど、まぁ好き嫌い分かれますものね〜

私メェロロンが食べれませんの



「できましたわ!」


「はん!こんな短時間で?

やっぱお嬢様育ちは簡単な物しか作れませーんてか?」



ギャラリーが沸く

女々しい教師様ですこと…あれ?

ギャラリーの中に……い、いない!アデルが居ませんわ!!



あかん、ピンチや!

あの子一人にすると絶対ロクなことせぇへんもん!!!

おほほほほ、もう嫌になりますわ……


さっさと決着つけましょう



「俺も出来たぜ

特製チャーハンだ」


「私のはフレンチトーストです」


「試食」



さぁどうぞどうぞ

ってやっぱり担任様のからですわよね…


まぁ冷めても美味しいのがウリですから構いませんが



「ん、まぁまぁ」


「キャー!凄いですわぁぁぁ!!!」



いや、まぁまぁって微妙ってことじゃないの?どこがすごいの?あっ!


……チャ、チャーハンを微妙につくれるのが、凄い、と……?


「おい!金魚の糞震えてんぞ!!

やっぱ一人じゃ何も出来ねぇんだよあいつ!!!」


「気持ち悪いですわぁ」


やめて、やめて

今さらに追加攻撃しないで私のツボ舐めないで!

浅いの!浅いのよ!!


あっ担任様鼻ふくらんで……


「ふは……っ」


あかん、いやダメですわよ私

こんなところで爆笑してはダメ


せめて勝負が終わってから……っ

すーはーすーはー


よし行けそうだ


「私のは試食まだですのよ?

勝利を確信するのが早くなくって?」


「………ぱく」



と、自信満々に言ってみたものの

私は工夫しかしてませんからねぇ勝てますかねぇ?



「勝ち………えっとオマケの方」


「なっ!!金魚の糞が勝つわけねぇ!!!」



おーいこら名前!私の名前おい!

……もう諦めますわ


「納得いかないなら、食べろ」


あら、部長様素晴らしいお手並み


そういえば部長様は戦闘部門でも良い成績でしたわね

それを貧弱魔道士の担任様が勝てるわけありませんね

うんうん、トーストを口に突っ込むにもあんな綺麗だなんてさすが部長様ですわね!



「な、なんだこのフレンチトーストは!」


「うふふっ企業秘密ですわ」


お忘れかもしれないがもう一度言っておきましょう

この国の、いや世界の食事水準は低い

食材もなければ料理もないものが多い、というわけで


美味しいフレンチトーストなんて無かったんですのよー?

学園の食堂に行って見て驚きましたもの、えぇ



「これが私のお料理ですわ

……さて、そろそろ勝利条件を提示してもよろしいでしょうか?」



久々ににっこにっこしている私

機嫌がいいだけなのに企んでいるように見える人体の不思議w




白いワニなら召喚できるけど…?

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