1話 後悔と日常
これが「小説家になろう」での私の初作品です。
なので、文章が所々おかしかったりしますが、その時はご指摘お願いします。
また、感想・アドバイス共に喜んでお待ちしています。
※ストーリーの展開上、物語中で重要ながらキーワードに出来ないものがありました。
その点を理解した上でお読みください。
『近年、地球の地磁気が弱まっており……』
俺以外、誰もいない部屋にラジオの音が虚しく鳴り響く。
「俺が子供の時考えてた未来ってこんなんだったけ……」
誰かに問いかけるようにして俺は一人つぶやく。
もちろん、その問いかけに答える声はない。
部屋には物はほとんどなく、窓やドアには隙間があり風がやけに寒い。
ガスなどというものは止められており、使えない。
誰がこんな将来を想像しようものか。
二十歳を過ぎてもなお、収入はバイトのみ。
面接に受かった事などはない。
てゆうより、受かっていたらとっくにサラリーマンをしている。
なにより、一番の間違いは将来の夢が決まっていないからといって、大学へ行かなかったことだ。
行こうと思えばいけたというのに。
「はあ、人生やり直したい……」
俺は、重い腰をあげ、今日も変化のない一日を始めた。
作業着を着て、バイト先へと。