「響-なげき-」4
俺は役員室に入った 何か異様もの感じた
室内には応接セットがあり、その横には社長の席と思われるものがあった
壁には扉がありそこには「会長室」と書かれていた。
「会長?」
俺は会長室のドアを開けた・・・・
中に入ると役員室とは比べ物にはならないくらい豪華な室内だった
悪趣味な置物が並べられ大きな本棚と書斎、そしてソファーがあった
『ここで寝るか・・・』
京介はそういいソファーに寝転がった
「バサッ」
京介が勢いよく寝たら埃が舞った・・・
「汚ねぇな・・・しばらく誰も使っていなかった仕方がないか・・・あのロビーで寝るよりはマシだから我慢するか・・・」
そう呟き目を瞑った・・・
初めての経験(紗江への意識への介入)で疲れていたのか墜ちるように眠りについた・・・
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[夢の中]
『ここは・・』
『真白な世界だ・・・』
そしていつの間にか結衣のベットの元へいた、
そして結衣の頭を撫でている自分がいた
「ん?・・俺は確か急に眠気が来て目覚めた時にはジャニスの前に居たはずだ・・・」
眠気と共にリアルの世界へ戻っていたとばかり思っていたが、そうではなかった
ジャニスが言った言葉を思い出した
「君の体への負担が限界だった・・」
「あの続きだというのか・・・」
現在自分が何処に居て、何を行っているの混乱した
すると、辺りの景色が変わり始めた・・・・
今までは結衣の部屋のような雰囲気だったのに、徐々に暗い壁へと移り変わり
先程まで結衣が寝ていたベットも可愛らしいものではなく病院のベットのようなものにかわっていた
「なんだ・・どういうことだ・・」
辺りを見回した・・・
そして再び結衣を見ると京介はギョッとした今さっきまでベットに寝ていた結衣が全裸で壁に向かった立ってた
その姿は異様だった、結衣の立っている壁の色だけ黒から模様が変わっていた
そして手には意味の分からない手袋を嵌めていた・・・
『何だ・・これは・・さっきとまるで違うじゃないか・・・』
結衣はゆっくりと振り返った・・・
顔はこちらを向いているが視点が自分に向けられていなかった・・・
京介は結衣の目線の先を追い後ろを振り向いた・・・
するとそこには、あの「哀川 京介」と思われる男が立っていた
『こいつが・・・哀川 京介か・・・』
小川 京介は哀川に近づこうした・・すると徐々に暗い空間が明白になった・・・
『牢屋だ・・・ここは結衣を閉じ込めていた場所だ・・・』
ジャニスにより入れ込まれたデータからそう思った
『おい!お前!』
京介は哀川 京介に向かい大きな声を出した・・
哀川は京介の声に無反応だった・・
『聞こえてないのか?』
哀川は牢屋の鍵を開け結衣の元へと歩き出した・・・
「カツ・・カツ・・」
『ちょっと待て!』
京介は哀川の前に立ちはだかるかのように立った
「スッ」
哀川は京介の体をすり抜け歩いていった・・・
『見てないのか・・・どうしたらいいんだ・・・』
哀川 京介は亜衣の髪を乱暴に引っ張り地面へと叩き付けた・・・・
結衣は反抗するように大きな声を荒げた・・それは人のものとは思えない声でまるで野獣のようだった
そして敵意をむき出しにして、哀川 京介へと飛びかかろうとしていた
哀川はその姿を見てにやりと笑い・・こう言った・・・
『我・・最強なり・・・』
結衣は目玉を見開き大きな声をあげた・・・・
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ----------!』
そしてのた打ち回るように地べたを転がった
そして、数秒後・・・
『京ちゃん・・・』
その姿を哀川 京介は薄ら笑いを浮かべながらこう言った
『はよ、起きんかい・・・』
『は・・はいっ!』
慌てながら起き上がる結衣・・・
「何故だ・・何故、結衣はこんな目に合っておきながらも哀川の言う事をきくんだ・・」
哀川は起き上がった結衣の体を掴み、ベットに両手を着かせた、そして自分のベルトを緩め始めた
「何やってんだよ!お前!」
小川 京介は大声を上げたが虚しく響くだけで二人には届いている様ではなかった・・・
二人を離そうとしてもすり抜け掴むことも出来ない・・・
声を荒げても届くこともない・・・
「二人には俺が見えてないんだ・・・」
「二人の関係は、神と奴隷のような関係・・・神はとても傲慢で悪魔のような男・・・
だが、彼女にとっては何ものにも代えがたい大切な人・・・・」
頭のどこかでそうささやく声が聞こえた・・・
急に体が軽くなり地面から浮いた・・・その感覚は後ろから誰かに抱かれているような感覚だった・・・
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