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「傀儡2」  作者: 強者☆
20/38

「迷-しんじつ-宮」 7

紗江は泣きじゃくる京介の頭を優しく撫でた・・・




『よし、よし、もう大丈夫よ・・』




京介の意識は、その場にはなかった・・・





幼少期時代、母親の頭がおかしいと同級生にいじめられた・・




「母さんは、普通の人と何も変わりない、今は病気なだけですぐに良くなる!」




いつも、そう思い、そう言い換えしてた・・・




子供心は残酷で、そういった気持ちを踏みにじるかのように、卑劣な言葉を浴びせられ


暴力を振るわれてきた




そして、いつも怪我をして、泣きながら家に帰っていた・・・




泣いて帰ると、母さんは傷だらけの僕を見て抱きしめて、頭を撫でてくれた・・・




「よし、よし、もう大丈夫だよ・・」




「こんなに優しい母さんを守るのは僕しかいない、皆、母さんの事を知らないから、あんな風に言うんだ・・





必ず、必ず、母さんの病気は治る、治らないなら僕が医者になって治すんだ・・」























どの位、経ったのだろう・・・、京介は気が付くと屋上ではなく、一階ロビーのソファーへ横たわっていた




「・・どういう事だ・・・夢・・・だったのか・・・」




意識が朦朧とする中、辺りを見渡した・・




「あの娘がいない・・・」




京介は紗江の姿を探していた、屋上で彼女に出会ったことは本当の出来事なのか、夢だったのか、判断が出来なかった




「疲れているのかな・・・こんな場所で俺は何をしているんだ・・・」





昔の記憶、母親を求め、母親から愛をの一心に受けていた自分の姿・・・




あれは俺へ向けられたものだったのだろうか・・・




後から知る事実に俺は苦しめられた




精神病院に入院して、どこの誰から分からないけど金が沢山送られていた




俺は、それを父親からだとばっかり思っていた・・・だが、事実は違った・・




父親は飛び降り自殺をして死んでいる・・、いったい誰が・・・






母は俺が歳を重ねるごとに、「哀川 京介」を俺に求めた・・




そして、時間が経つごとに壊れていった





意味不明な事を言ったり、体を狂ったように求めてきた・・






人ってこんなになるものなのだろうか・・・











人の精神はこんなにも脆いものなのだろうか・・・







・・・・







いや、多分違う・・




母が受けた精神的なダメージは相当なものだったのだろう・・・




俺を産み、生きているだけで奇跡だと・・婆ちゃんから聞いた・・・




何故、母さんはこんな目に合わないといけなかったのだろう・・





『クソッ・・考えれば考えるほど分からねえ・・』


























[HEAVENS Cafe 事務所]







ジャニスは㈱ MIOに設置している監視カメラを見ていた




カメラ1、2,3、~15 順に紗江の所在を確かめるように映していた・・・




「何だこれは・・」




モニターに紗江ではない人影が映し出されていた




ジャニスはモニターをアップにした















「ニヤリ・・・来たか・・」






その姿を、小川 京介である事確認した




次に、紗江の居場所を探した・・





「パッ、パッ・・」






監視カメラは屋上へ向けられた




そこには紗江の姿があった、金網越しに外の世界を眺めていた





「いつも通りだな・・、さて、小川 京介は屋上へ導かれるのか・・・」





食い入るように画面を眺めた




数分後、京介は屋上へたどり着いた、そして、紗江は京介と出会った・・・






「面白くなってきましたよ・・京介さん(哀川)・・・ニヤリ・・貴方が残した「最後の傀儡」と貴方の「遺伝子を持った息子」が出会いましたよ・・・」






京介と紗江は幾つかの会話をしているようだった、そして、次の瞬間、画像が乱れ真っ暗となった・・






「ザザザ--」







「何だ・・見るなと言うことなのか・・紗江・・」




『仕方ない・・現場に行くか・・』




金髪の髪をかき上げ、数個の指輪を嵌めた




「ガチャ」




『出かけてくる』




『畏まりました』




ジャニスは 株式会社 MIO へと向かった・・




























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