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「傀儡2」  作者: 強者☆
15/38

「迷-しんじつ-宮」 2

[都内某所ホテル]




小川 京介はホテルを出てメモに書かれた場所 を探すことにした


部屋での不思議な感覚も何関係があるような気がしてならなかった




ホテルのロビーで「株式会社MIO」という会社が現在もあるのかを聞くことにした




『すみません、聞きたいことがあるんですけど』


『私どもで分かることでしたら何なりとお聞きくださいませ』




ホテルスタッフは笑顔で答えてきた




『あの・・実はある場所を探しているんですが・・(株)MIOという会社はご存知ですか?』


『・・・(株)・・MIOですか・・存じ上げませんが・・何を行っている会社でしょうか?それが分かれば調べれるかもしれません』


『・・何を・・うーん・・分からないんです・・ただ・・そこを知っているかな・・と思って・・』


『少しお待ちいただけますか?他のスタッフにも聞いてまいりますので』


『はい』





「現在は存在しない会社・・・それは知っていたが・・・」




『お待たせいたしました』


『あ・・』


『あの・・うちの若い子に聞いたら幽霊が出る廃ビルと言ってましたが・・・』


『幽霊?そうなんですか・・で・・場所は分かりますか?』


『こちらのようです』




スタッフはメモを渡し来た




『ありがとうございます・・』




メモには都内某所の街名が書かれていた・・




「あの人は母さんの事件の事は知らなかったのだろうか・・・」何となくそんな事が頭に浮かんだ・・




『ここ、わりと近いんじゃないか・・』




京介はメモに書かれた場所へ歩いて向かう事にした





数十分歩くと「恵比寿」と書かれた看板が見えてきた




「ここか・・でも、どうやって探したらいいんだ・・」




足を止めて辺りを見渡した・・・




「・・・こっちだ・・」




京介は何を感じた・・そして無意識に導かれるように歩き始めた


数分間歩くと大きな交差点が見えてきた・・


「・・・」


そこで立ち止まり目を瞑った・・


「・・・」


目を開けた




高層ビルが並びとても華やかな場所だった・・大勢の人が時間に追われるように歩いている・・


その中にこちらを見ている人の気配を感じた・・・




「・・さっきの女だ・・・」




女は京介が自分に気付くと導くように人混みに入り込んだ、京介は急いで女の後を追った




「ハッハッ・・」




ビルの間を走り数キロ走ると、古い道らしき所へ出た・・


そこは道路改正が行われ今は現在は通るものはあまりいない古い交差点であった




気が付くと女の姿は消えていた




「ここはどこなんだ・・」




そう思いながら辺りを見渡すと・・廃墟のようなビルが目に飛び込んできた・・・




「あれだ・・・」




急いでビルへと向かった・・




古びたビルには薄らと「株式会社 MIO」と書かれている看板があった


京介はビルの入り口で愕然とした・・・


10階建ての古びたビルの入り口には鎖が掛けてあり誰も入り込めない様になっていた




「かぁさん・・・かぁさん・・・」




涙が込み上げてきた・・




このビルが母である「てんてん」をイメージガールとし商品を売り出していた会社・・・


そして、母を廃人に追いやった会社・・・




あまりにも無残な過去と今も尚このビルが残っている事に怒りを感じた・・・




「クソ・・・潰れるなら本当にビルごと消えてしまえばよかったのに・・・」




ビルの入口へ歩いた・・・




「ガシャガシャ・・ガシャ・・」




『開く訳ねーか・・』




京介はビルの入り口を離れ上を見上げた・・・


すると、ビルの中に人影が見えたような気がした・・




「さっきの女じゃないか・・・?どうやって中に入ったんだ?」




ビルの周りを歩き始めた・・すると裏口のようなものがあった


「ここか?」


そこは何やら厳重な装置らしきものが付いていた




「誰かが管理している・・と言う事か・・ここに居ればあの男がいつか現れるかもしれない・・」




京介は新幹線の中で隣に座った男を思い出していた




「「(株)MIOを目指せ」と書かれていたメモを渡し消え去った男はきっと俺にここに来てほしかったはずだ・・」




辺りも暗くなり始めていた




京介は(株)MIOを張りついていればいつかあの男と必ず出くわすはずだと考えた




「ホテルを近くに移す必要がある・・」




急いで荷物を取に元のホテルへと向かう事にした


































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