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姿見に映った未来は…、不仲な婚約者との(想像以上に)冷え切った結婚生活だった  作者: IROKA


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24/59

#24 約束破ったわね??

魔力暴走を起こし、こんこんと眠っていたエスターが目を覚ましたのは、次の日のことだった。メイドから、その知らせを聞いた私は、ほっと胸をなでおろしたの。

でも私は、会いに行かなかった。今すぐ、顔を見たい気持ちはあったのだけれどね…。エスターが無事に目覚めてくれて、安堵しているのは確かなのよ。だけど私の心の中は、ものすごく複雑だった。彼女のもとへ、足が向かないほどに。


エスターが入浴や食事、ラスの診察を受けている間。私は、2ヶ月後に生まれるエミリオのために用意した部屋で、パトリック君と遊んでいた。

はじめはね、場所見知りや人見知りをして顔が強張っていたのよ。それはそうよね。目が覚めたら、知らない家にいたのだから。食事中もおどおどしていたし、入浴中やラスが診察しているときは、微動だにしなかったらしいわ。屋敷の中を案内したり、うさぎのぬいぐるみたちで遊んだり、おやつをあげたりして、数時間かけてやっと、笑顔が見られるようになったの。

そこへ。ラスが、やって来た。エスターとウィルバート様と一緒にね。

「エスターを診たけど、いつもの魔力暴走による魔力切れだったよ。それ以外に問題は見られなかった。」

「そう。それなら魔力が回復すれば、大丈夫ね。ラス、お疲れ様。」

ラスへ声をかけると、私はパトリック君と向き合い、彼の手を取った。人が増えたことで、萎縮してしまったから。

「リア…。」

エスターに呼ばれ、彼女を一瞥する。そしてまた、視線をパトリック君へ戻したの。私の態度を見たラスは、慌てて駆け寄るとお腹に魔力を流しはじめたわ。それから…。

『怒ってるんです!!』

私を指差しながら、ウィルバート様へ向かって小声で説明した。

「エスター。私と交わした約束、覚えてる?」

「ええ。覚えてるわ。」

「そう、覚えているのね。つまり。わかってて、私との約束を破ったってことよね??」

「約束を破るつもりなんてなかったのよ?だけど…。」

私の低い声に、パトリック君がびくっと震える。ラスはまた、ウィルバート様へ向かって小声で言った。

『この子をお願いします。』

ウィルバート様は、私からパトリック君を素早く引き離すと、廊下にいたメイドへ預けた。パトリック君が部屋から出て行ったのを確認した私は、エスターへ視線を向けた。

「私。何度も、あなたの名前を呼んだのよ?『行かないで』とも叫んだわ。ねぇ。私の声、聞こえなかった?」

「リア…。」

「わかってる。私には、あなたを縛る権利なんてない。もともと、私が無理を言って結んだ約束だものね。あなたの行動を制限する約束を結ばせた、私が悪かったんだわ。でもね。あなたがいつも言ってるじゃない。できない契約は結ばないって。なら。できない約束なんてするべきじゃなかったんじゃない!?」

「ごめんね、リア!!ちゃんと説明をしてから行けばよかったわね。でも。使用人たちのことが心配でいても立ってもいられなかったの。家には、母を止められる人が誰もいないから。」

「それもわかってる。でも、冷静に考えてみて。使用人が心配だったのなら、ひとりで向かうより治癒の力を持つラスと一緒に行った方がよかったと思わない?それに、自分たちのせいであなたが怪我をしたら、彼らは自責の念に駆られてしまうわよ。あなたを止められなかった、私もね。」

「私になにかあったとしても、それはリアのせいじゃないわ!!」

エスターは私の手を取ると、ぎゅっと握った。

「エスター、私の性格知らないの??私は、あなたの性格よく知ってるわよ。素の自分を見せないように、壁をつくってること。人をこき使っているけれど、人に頼るのは好きじゃないこと。頭に血が上りやすく、よく魔力が暴走しちゃって、そうなるとまわりの声が聞こえなくなることとかね。でも暴走するのは、だいたいが今回みたいに誰かを守るためなのよね。いつも口では、『あんな家』とか、『なにもない領地』だなんて言っているけれど。あなたにとっては、守りたい大切なものなのでしょう?」

「…リア、ごめんね。私。あなたに、心配かけてしまったのね。もしかして。私のせいで、お腹の子になにかあったの??」

ラスが私のお腹に手を当てているのを、エスターは心配そうに見ている。

「なにか起きないために、こうして魔力を流してエミリオを守ってるんだ。母親のストレスは、お腹の子に影響するからな。怒りの感情もな。」

「ラザラスが守っているなら、お腹の子に異変はないのね??」

「異変があったとしても、それはエスターのせいじゃないわ。」

「ちょっと!?それさっき、私が言ったことへの仕返しでしょう??」

「さぁ?どうかしらね??」

「ちょっと、リア!?」

重かった空気が変わると、ウィルバート様が大きく息を吐いた。

「はぁー。息が詰まりそうでした。極寒のうちの領地より、この部屋の方が凍えるほど寒く感じましたよ。なるほど…。フィリアさんが、『氷の令嬢』と呼ばれていた理由は、こういうところなんですね。」

それを聞いて、私以外、みんな笑っていたわ。

私の心の状態が落ち着いたと判断し、ラスは処置を終えた。

「もう、エスター!本当にものすごく心配したんだからね!!」

「うん。心配かけてごめんね。」

抱きついてきたエスターを、私も強く抱き締め返した。

(本当に無事でよかった…。)

「おまえ。謝る相手は、リアだけじゃないからな。ウィルバート様は、おまえをかばって骨にひびが入ったんだぞ。」

「いえ、ラザラス殿。避け切れなかった僕が悪いんです。せめて、絵画を投げられる前だったら、力を使って固定できたのですが。」

絵画を投げられる??ウィルバート様の怪我は、伯爵夫人のせいよね。つまり…。

「夫人は、エスターに向かって絵画を投げつけたのですか!?」

「それは違います。夫人は、絵画を壁から下ろすと、まわりを確認することもなく、怒りのままに投げつけていましたから。」

それを聞いて。ほんの少しだけ、救われた気がした。本当に、ほんの少しだけ…。

「なら。投げた先に、たまたまおまえがいたってことなのか。…なんて、運が悪いやつなんだ。」

ラスは憐れむような目で、エスターへ視線を向けたけれど、当の本人はあっけらかんとしているのよ。

「ほんとよね。『あ…』って思ったら、もう目の前に飛んできていたのよ。ウィル様には、返しきれない借りができましたね。助けていただき、ありがとうございました。けど。どうして、我が家にいたのですか?」

「あぁっ!!そうだわ。怪我をさせてしまったこと以外にも、謝らなければいけないのよ。ウィルバート様はね、王宮での舞踏会で、私たちの会話を聞いていたのよ。あの失礼な会話をよ!?」

ウィルバート様の五感の能力についてと、あの舞踏会での会話を本人に聞かれていたことを、エスターへ説明する。

「あらやだ。あの舞踏会での会話、聞かれていたのね。それでも私たちとの交流が続いているということは、怒っているわけではないのですよね?では、ウィル様。試しに私のことを、『お義母さん』と呼んでもらってもいいですか??」

「呼びません。」

「あら。それは残念ですわね。」

「おまえ。いくら、ウィルバート様が寛大だからって、いい加減にしとけよ!?今回なんか、大怪我をさせて、迷惑かけてるんだからな?」

「…わかったわよ。ウィル様、調子に乗ってごめんなさい。怪我の具合はどうですか?」

ラスに指摘されたエスターは、はっとしていた。自分をかばったせいで大怪我をした、ウィルバート様の姿を思い出したみたい。

「大丈夫ですよ。ラザラス殿に治してもらったので。」

「でも。治癒までに時間がかかったのではないですか?ラザラスの力はリアの症状に関連する、咳とか呼吸器系に特化してるから、大きな怪我の治療は不得意なので。こいつの治癒の力は、"リア専門"と言っても、過言ではないですからね。」

「過言よ!?もう、エスターってば!ラスの力は、私専門じゃないわよ。」

ラスは、私以外にもたくさんの人を救ってきたんだからね。

「悪かったな。怪我の治癒が遅くて。」

「僕は、遅いなんて思ってませんよ。むしろ、あれよりはやく治せる人なんているんですか?…あっ!?そういえば。王都で、ラザラス殿の診察態度がよくないって噂を聞いたのですが。"フィリアさん専門"ってことが関係しているのでしょうか?」

そういえば。ラスの診察態度がよくないって話は、以前、ルーカス様がしていたわ。

「ふふっ。その噂は、こいつが診察中に『リア、リア』言ってるせいですわ。」

「それは、仕方ないだろ。たいしたことない症状なのに、苦しいって大袈裟に騒いだり、自分は不治の病なんだ大泣きしたりするんだぞ。そんな患者には、リアの咳はもっとひどいとか、リアなら苦しくてもまわりに心配かけないように振る舞ってるって言ってやったんだ。」

「ちょっと、ラス。患者さんにとって症状の重い軽いは関係なく、病気中は不安なのよ。だから。もっと寄り添ってあげないと。」

「だってな。重病だからって人を呼びつけておいて、化粧は濃いわ、香水もきつい、しかもバカみたいに薄着だし。その上、お茶をしないかなんて言い出すんだぞ!?化粧も香水も診察の邪魔だし。病気なのに薄着って、悪化するだろ。あげく、重病な患者がお茶??誰だって、治す気あるのかって思うだろ!?」

「そうよね。診察する際、お化粧してたら、顔色がわからないわよね。それに、薄着もよくないわね。私も、ラスに注意されたことがあるもの。お医者さまとして、ラスの言ってること、間違ってないと思うわ。」

「私だって言ってることは、間違ってないとは思うわよ。けど。令嬢たちに対しては、リアに注意するような口調じゃないんでしょう?王都で噂になってるじゃない。診察中、ラザラスにこっぴどく怒られたって話。」

「それは、病人のふりをしているやつらにだけだ。そんな相手に対しては、怒ったっていいだろ!?」

「でも、そうね。あんたの診察を受けたいがために仮病を使ったり、受診をきっかけにお近づきになろうと画策したりする令嬢相手には思い知らせるべきだわ。そんな人たちを牽制するには、やっぱりリアの名前を出すのが手っ取り早いわね。」

治療してもらった令嬢の中に、ラスに対して好意を抱く人もいることは知っていたわ。その中には、病気を装ってまでラスと接点を持ちたい人もいるのね…。そんな仮病を使った令嬢たちに対して、ラスは怒った。そして令嬢たちは、怒られたことをお茶会で話題にしたのね。そうやって、ラスの診察態度が悪いって噂は流れていったんだわ。

「まぁ。ルーカス様の前例を聞いていたから、こいつは対策をとれていたけど。」

「ルーカス様の前例って??」

「領地から王都へ拠点を移したルーカス様はね、次期侯爵夫人の座を狙う令嬢たちに振り回されていたの。仮病だったり、完治しているのに治ってないと言い張られたり。それでも。要請を受けたら、嘘かもしれないと思っても、医者として無視するわけにいかないじゃない。」

「そんな兄さんの善意は踏みにじられたんだ。故意に、兄さんとふたりきりの空間をつくっておいて、部屋でふたりきりの時間を過ごしたとか、診察中に好意やら、熱い視線を向けられたとか。そんな、根も葉もない噂を流す令嬢が、ひとりやふたりじゃなかった。」

「それって舞踏会のとき、僕に気をつけるように言っていた、令嬢方の行動ですよね。あれは、例え話じゃなくて、ラザラス殿の兄上の経験談だったのですか。」

次期侯爵である、ルーカス様の婚約者になりたい令嬢は大勢いたみたい。その令嬢たちは、あらゆる手段を使ってルーカス様との仲を深めようとした。しかも。それは、スカーレット様との婚約が決まってからも続いたそうなの。

「婚約を発表してからも態度を改めない令嬢に対して、ルーカス様は抗議しようとしたわ。だけどね。スカーレット様が、自分に任せるようにって言ったの。それで私に、お茶会を開き、その令嬢たちを招待して欲しいと頼んだのよ。」

「修羅場と化した茶会だろ…。」

事の顛末を知っているラスは、顔を引きつらせている。

「そう、誰もが凍りついた茶会よ。私がルーカス様の話を振ると、令嬢たちが自分の方が侯爵婦人に相応しいって、言い争いをはじめてね。言い合いが最高潮になったところへ、スカーレット様が微笑みながら乱入したの。スカーレット様は、その笑顔を終始崩すことなく、令嬢たちを言い負かせていったわ。」

スカーレット様が颯爽と登場し、席に着くと、その場の空気は凍りついたそうよ。そして。流された噂をひとりひとりに確かめては、ひとつひとつ打ち消していった。それから。自分の方がルーカス様の婚約者に相応しいと思う令嬢たちに、その理由説明を求め、それらをすべて論破していったのですって。スカーレット様がいない場では、軽快に動いていた令嬢たちの口は、最後は固く閉じられ、全員が下を向いていたそうなの。

「普段、穏やかな義理姉さんからは、全く想像つかないよな。」

「ふふ…。私は、叱られたことがあるわよ。『リアちゃんに、変なこと教えないの。』って。背筋が寒くなったわ。ほら。ふたりが、婚前性交したじゃない?あのときのことでね。」

「おいっ!おまえ、バカかよ。ウィルバート様だっているんだぞ!?」

「僕は構いませんから。どうぞ話を続けてください。」

まったく気にしてないウィルバート様と、叱られた理由が気になって、静かに前のめりになっている私。そんな中。ラスだけが過剰に反応している。まわりとの温度差に気づくと、ラスは大きなため息をついた。

「私はね、"婚前交渉"の定義って性交だけじゃないと思うの。同衾も、キスも、外泊も含まれていると考えているのよ。だから。ふたりが一線を超えたことを、"婚前性交"って言い方をしたのだけど。リア。この言葉、スカーレット様の前で口に出したわね!?そのことで、叱られたのよ。」

「おまえ…。真面目な顔して、なにバカなことを力説してるんだ。叱られたのは、自業自得だろ。そういえば。リアを変な茶会に連れて行って、余計な知識を身につけさせたこともあったよな。」

「それって閨指南のことを言ってるの?なによ。聖人ぶっちゃって。その知識に翻弄されたのは、どこのどいつかしら!?リアから聞いてるんだからね。あんたが、悦んでたって。」

ふたりが、いつもの言い合いをはじめたから、ウィルバート様が笑っているわ。私は、少しあきれながらも、いつもの光景にほっとしていた。あんなことが前日にあったとは思えないくらい、いつもと変わらない日常にね。

「そうだわ。リアも、スカーレット様みたいにお茶会を開かない??こいつの治療を受けた令嬢たちのこと気にしていたでしょう?」

ラスの治療を受けた令嬢たちとのお茶会…。それって、つまり。ラスへ好意を持っている令嬢たちよね??そんな令嬢たちと、なにを話せばいいのかしら…。

「余計な提案するなよ。リアなら、なんか…。病気について語り合う茶会になりそうだ。季節の変わり目は咳が出やすいとか。寒暖差が激しいと体に堪えるとか。」

「ああ。よく診療所の待合室で、お年寄りたちがしている病気自慢と同じですね。」

「私は、ブリザード茶会を予想しているのに。でも、待って!私も想像できたわ。お茶会で、咳止めに効くお茶を出したり、飴を配ったりするリアの姿。」

「うちの領地にも、医者でもないのに自家製の薬をすすめるお年寄りがいます。風邪にはオオバコが効くとか、腰痛にはよもぎの葉をすり潰して塗布するといい、などと言って。」

私がお茶会の話題を思いつくよりも早く、ラスがお茶会での会話を想像していた。それを聞いて、エスターは、笑っているけれどね。まぁ。エスターが笑うのはわかるのよ。だけど。ウィルバート様が吹き出したのには驚いちゃったわ。屈託なく笑うウィルバート様を見て、これが素の姿なんだろうなって思うの。きっと。少しづつ、私たちの前で、ありのままの姿を見せられるようになったのね。気の置けない関係になれたようで、なんだか嬉しいわ。

…でもね。そのことと、私をお年寄り扱いするのは別の話なのよ。私は、3人に向かって微笑みかけた。

「ねぇ??3人とも。咳が出やすい私の体質、そんなにおもしろい?」

「リア。俺は、おもしろがってないからな!?」

自分は関係ないと訴えるラスの脇腹に、エスターが肘打ちをする。

「リア、ちょっと聞いて。私が言いたかったのはね。リアなら、こいつに好意を持つ令嬢たちとも仲良くなれそうだってことなのよ!?」

「それは本当かしら…?」

ラスに好意を持つ令嬢たちと会話はできても、仲良くなんてなれないと思うわ。

「俺なら、リアに好意を持つ奴らとなんか仲良くできないけどな。」

「あんたと一緒にしないでよ。リアは、"全員お友達"って思ってるんだからね。」

「ねぇ、エスター?それって、いい意味で言ってないでしょう??そんなこと言ってると、このうさぎのぬいぐるみ、返してあげないからね。せっかく、直してあげたのに。」

「あぁっ、リア!直してくれたのね!?ありがとう!!」

「おい。リアに飛びつくなよ。勢いあまって、腹を圧迫したら危ないだろ!?」

嬉しさのあまり私に飛びついてきたエスターに対して、ラスが喚いている。

エスターのうさぎのぬいぐるみは、伯爵夫人によって耳を千切られてしまっていたの。それが、魔力暴走のきっかけになったと聞いて内心複雑だったわ。きっと。あの未来では。私があげたぬいぐるみが壊され、魔力暴走を起こしたエスターは、同じく魔力暴走を起こしていた伯爵夫人とぶつかり合い、命を落としたのよ。つまり。エスターの死の引き金となったのは、私があげたうさぎのぬいぐるみだったの…。

「さすが、リア。すっかり元通りね。どこが千切れていたのか、わからないわ。」

「パトリック君と遊びながら、直したのよ。」

「…さすが、リア。もう、たらし込んだのね。あの子、私には全然懐かなかったのに。やっぱり私、子どもって苦手だわ。」

「パトリック君は、私の大きなお腹とか、直ったぬいぐるみを見てびっくりしていたわ。どこにでもいる、普通の子どもよ。そのうち、エスターにも懐くわよ。」

エスターとパトリック君の関係がどうなっていくのかは、今の時点ではわからないけれど、エミリオとはお友達になれるかしら??私が、パトリック君のこれからを考えている一方で、ウィルバート様はまったく違うことを考えていたみたい。

「ラザラス殿はご兄弟そろって、似ている方を奥様に迎えたのですね。」

それって、私とスカーレット様が似ているということかしら?義理の姉であるスカーレット様とは血の繋がりはないけれど、似ていると言われ嬉しかったわ。

ラスとエスターは、なぜか微妙な表情をしているけれど。

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