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朝になれば炬燵から出る

作者: 藤乃花

ゆ~きやこんこ

あ~られやこんこ……

寒い寒い夜、タマちゃんとミーちゃんは炬燵の奥に潜って、まんまるくなっております。 

今夜は雪……炬燵がいつもより恋しい日なので、タマちゃん、ミーちゃんのゴロゴロタイムはいつにもまして楽しいものです。


「顔だけ出してくつろぐのも良いけど、今日みたいな寒い夜にはこうして体ごと入るのがこれの醍醐味だね」タマちゃんが幸せそうに両目を細めて云います。

「そりゃあもっともだぁん。

雪が降りゃあ、あたいらは炬燵ん中でゴロゴロすんのが一番さあ。

ま、雪じゃあなくても、ゴロゴロするけどんも」

ミーちゃんの顔は、今にも眠りそうです。

「その通り!」

「今夜は朝まで炬燵で夢見ようなあ」


外の雪が溶けそうなくらい温かい炬燵に潜り、タマちゃん、ミーちゃんは夢の世界へ行きました。


〈ピピピピピピ……〉

朝の六時になり、アラームが部屋で鳴り響きます。

「「あ!」」

タマちゃんが目覚め、続いてミーちゃんまでもが目覚めました。

炬燵から出て、互いに顔を見合わせます。

表情はまだ、半分夢の世界へ出掛けたまま……。

「おはよう、珠緒さん。

朝ごはん、トーストで良い?」

「未知さん、おはよう。

ん……後、ハムエッグもお願い」

炬燵から出た途端に人間に戻ると、朝ごはんの時間が始まります。


今日は日曜なので、猫駄ねこださんご夫妻は映画に出掛ける予定です。

炬燵の中でも少し猫でいたい気分ですが、炬燵よりは映画が好きな珠緒さんと未知さんでした。



ひ~とは炬燵で

ね~こになる~

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