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厨二病が目指す転生記  作者: 月夜の堕天使
3/6

なんか捕まったよ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー2年後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(魔法の習得や文字を書けるようになったりとかの最低限の知識は身につけたので親に媚びまくって今日は魔物の森に行きます。楽しみ半分と不安半分という心境です。魔物と出会える嬉しさもあれば自分なんかに魔物を殺せるのだろうかという気持ちがあったりもしてます)

「イリシア様。あなた様が強いのはわかっていますが、流石に最初はゴブリンなどからですからね」

「言われなくてもわかってるよ...」

(どうやらヒイロは僕が強いせいか僕のことをすごい怪しんでくる。ヒイロの前では特になんにもしてないと思うんだけどな...)

「いました。ゴブリンが五体います」

「えっ!」

(俺は全く気が付かなかったぞ!経験の差かな?それにしたってやばい。これでも自分と強さはヒイロやお母さんたちが認めてくれるから自身があったのに!)

「あれは僕が倒していいの?」

「油断しないのではあれば...」

「オッケー」

(身体強化魔法ブースト!)

「一応気をつけてくださいよ!ゴブリンはモンスターの中では珍しい知能を持つモンスターなんですから」

「わかってるよ。先生!」

(全員風魔法でぶった切る!)

「ゲレ!」

(なんかゴブリンが言ってるんだけど...弓...?ヤバ!避けないと!ウィンドを足の下に発動させて...飛ぶ!)

「危ねえ...」

(普通に死ぬかと思った。ていうかヒイロさーんなんで何も動いてないんですかー。僕の実力信用しすぎじゃないですかー。でも今度こそ!ウィンドカッター!ウィンドカッター!ウィンドカッター!)

「ぎえ〜!」

「うるさっ!」

「流石ですね」

「さっき弓が飛んできたときなんで助けてくれなかったのさ〜」

「だってそりゃどうせ大丈夫でしょ。イリシア様なんだから」

(謎の信用〜。まあいいか。それだけ信用してくれてるってことだし)

「まあいいか。で、次は何をかるの?」

「さっきからずっと言おうと思っていたんですけどゴブリン二体まだ生きてますよ...」

「え?うおおあ!」

「さっさと言ってよ!」

「気づいてないと思っていなかったので...」

(なんでやねん!って、そりゃそうか。熟練の冒険者からすればありえない話だもんな。まあこれに関しては二匹仕留め残った俺が完全に悪いけど...まあとりあえずウィンドカッタ〜!)

「よし!っていうか最初から五体いたっけ?」

「二体は茂みの中に隠れていましたよ」

(前言撤回。全然俺のせいじゃなかった)

「そういうことは早く言ってよ...」

(こっちは別に熟練の冒険者とかそういうわけじゃないんだから...)

「すみません。てっきり気づいてるものかとイリシア様なので」

「君は僕をなんだと思っているの?僕は決して全知全能じゃないんだからね!」

「知ってます」

(「知ってます」じゃねーよ!それ言ったら知ってることを知ってるわ!)

「はあ...まあいいや。で、今度こそ次は何を狩るの?」

「そうですね。次は...オークとかでしょうか?」

「まあそんなところか。よし!狩ろう!」

「残念ながらはじめ何もモンスターを見つけられなかったのでもうお母様に言いつけられていた時間ですよ」

「えっ!嘘!」

「本当です」

「さあ、帰りますよ」

「えー」

「早くこないとおいていきますよ」

「分かりましたよ〜」

(そういえばヒイロはどうやって時間を知っったんだろ)

「ねえ。先生?どうやって時間を知ったの?」

「これです。時計。これで時間確認することができるんです」

「へー。魔力で動いてるの?」

「そうですよ」

(っていうかこっちの世界も一日24時間制なんだ。これって偶然なのかな?前ヒイロに基礎的なところを教えてもらっていたとき、一年は365日で四年に一度うるう年があるって言ってたな。これも偶然なのか?まあ俺がそんな所気にしても特に何も変わらないか。考えただけで疲れた。帰ってさっさと飯食お!)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー数日後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(どうも皆さんこんにちは。イリシアです。私は今魔物の森で狩りをしています。ちょっと前までは家庭教師と付き添いでやってたけどそれがとてもめんどくさくなったので一昨日お母さんに死ぬほどお願いして昨日なんとか許可をもらいました。ちなみに最近ずっと魔物の森で狩りをしていたけどゴブリンとかオークとかにしか出会いません。オークはゴブリンに比べて体が固いけどその分めっちゃのろいから全然俺の敵じゃない。もっと他のやつとも戦ってみたいんだけど...)

「ゴブリン見っけ!ウィンドカッター!」

ザシュ!

「初めてまともに切れたな」

(いつもは狙いがブレブレだったからなあ〜。っていうか誰もいないから口に出して言ってみたけどめっちゃ恥ずい。人のいないところで試してよかった...)

「お兄ちゃん何やってるの?」

(終わった...見られてた...ハズい...)

「えっと...モンスター狩りだよ(赤面)」

「へー!かっこいい!」

(そうだろう。そうだろう。もっと言え!オレの心に傷が治るくらいに!)

「で、君はここで何をしてるの?えっとこっそりママとパパについてきたんだけどママとパパが急に走り出していっちゃって...グスっ」

(泣かせてしまったー。さっきまで全然泣いてなかったじゃん!むしろ楽しそうだったじゃん!)

「えっと...ごめんね!それじゃ一緒にパパママ探そうか?」

「い、いいの?」

(かわいい!男の子だけど可愛い!)

「そういえば君名前なんて言うの?」

「レイ」

「そっか〜。レイくんか〜」

(名前かっこよ!俺もその名前が良かった!誰だ!男なのにイリシアなんて名前をつけたのは!)

「何歳?」

「四歳」

(手で四ってやるなんて可愛いなー)

「そっかー。四歳かー」

(そんな年変わんなくね!?まあいいや)

「お兄ちゃんの名前は?」

「イリシアっていうんだ〜」

「へー。女の子みたいな名前だね!」

(グフッ!それだけは言わないでほしかった)

「ま、まあね...そういえばさっきから適当に進んでるけどパパとママはどの方向に行ったの?」

「えっと...あっち?」

(まさかの覚えていないオブ・ザ・イヤー...)

「つまり覚えてないと」

コクリ

(さーてどうしよう。探す宛もない状態。さーーーーーーてどうしよう。魔獣の森に入る前の門のところに入れば確実に会えると思うけど...もし、帰ってたらどうしよう)

「どこらへんではぐれたかわかる?」

フリフリフリ

「うーん...」

(覚えてないとなるとやっぱ門のところで待つのが最善だよな〜。よしそうしよう!)

「じゃあ門のところで待ってようか!」

「うん!」

ーーーーーーーーーーーーー二十分後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ふう...」

(ついた...普通に結構遠くまで行ってたんだな。)

「レイ!大丈夫?」

「うん...」

(流石にバテてるな。主に俺が走ったせいだけど...)

「ごめんね。ちょっとむちゃさせちゃって...」

「全然...ハアハア...大丈夫...」

(本格的にむちゃをさせすぎたかもしれない...どうしよう。水...あ!僕水筒持ってきてるの忘れてた!テヘペロ!)

「水飲む?」

「ありが...とう...ござい...ます...」

ゴクッゴクッ

「大丈夫そう?」

「うん」

(顔色はずっとマシになったな。ついたときなんて顔がほんとに真っ赤だったから本当に不安になったぜ)

「曲者ー!捕らえろ!」

「へっ?」

(なんで曲者扱いされてるの?)

「とりあえず逃げるぞ!レイ!」

「レイ様に何をする貴様!」

「っへ?」

(レイ...様?)

「この方はこのアスタリア領の主ライ・アスタリア公爵の次男だぞ!」

「は?えっと...マジ?」

コク

(レイが認めるならそうなんだろうけど...どうやって屋敷を抜け出したんだ?普通護衛がいるだろ!それにアスタリア領は武でのし上がった一家だろ!?なんで平然と屋敷を抜け出せてんだよ!おかしいだろ!警備の人たちは何を士ているんだよ!何を士たらこんな平然とでれるんだよ!)

「アスタリア様のご子息だからとひよったか!捕らえろ!」

「誰が...ひよってるって?」

「ひぃ...やっぱり僕に威厳を保つなんて無理なんだ...(小声)」

「そんなこと言ってないで。また領主様に起こられますよ。それに隊長普通に強いじゃないですか...(小声)」

(何をそんな話てるんだ?)

「わ、わかったよ...頑張るよー...」

(そう感じるのも仕方ないのかな。まあとりあえず一回この誤解を解くために一回捕まってやるか)

「はあ...まあいいや。捕まってやるよ」

「ふ、ふん!怖気づいただけだろ!」

(さっきちょっと威嚇しただけでめっちゃビビってたくせに...)

「あーはいはい。そうですね〜。」

「隊長...それは意地を張ってるだけだと思います...」

「だったらどうするのさ!威厳を保つって!」

(大体掴めた。多分この隊長相当ネガティブだ。)

「腕を出せ」

「は?なんで?」

「手錠をつけるからに決まっているだろう!」

「こんな子供につける用があるんですか?」

「知らん!だがそういうルールだ!」

(知っとけやドアホ!)

「それの確認もできていないのにどうやって手錠をつけるおつもりですか〜?」

「あとで考えればいい!とりあえず縄でも結んどけばいいだろう!」

(どうやら完全に脳みそが溶けいているわけではなさそうだ。そういえばお母さんとお父さんは心配してるかもな。早めに終わらせないと)

「一応言っとくけど俺誘拐とかそういうのしてないよ?だいたいこんな子供ができるわけ無いでしょ」

「言い訳は後で牢獄で聞いてやる!連れて行け」

「レイにも聞いてみろよじゃあ」

「レイ様だ!」

「レイ様にも聞いてみたらどうですか〜?」

(ったく。このドアホめんどくせえ)

「脅されている可能性もあるだろう!」

(その可能性を省いてやるためにわざわざ一切反抗せずに捕まってやったのに何考えてんだこのドアホは!)

「僕は今捕まってんだろ!脅されているもクソもねえだろ!」

「それはそうだが...とりあえず牢獄で聞いてやる!」

「はあ...名前とかは聞かなくていいんですか?」

「やべ。よし名を名乗れ!」

(殴りてぇ〜)

「イリシアです」

「よし連れて行け!」

「すみませんうちの隊長が...(小声)」

「いえ。あなたのせいじゃないですよ。ていうかなんであんなのが隊長なんですか?」

「もうちょっと静かに喋ってもらえませんか?(小声)」

「あっ(中声)!すみません(小声)」

「わかってもらえればいいんです。それでなんであの人が隊長かでしたね。あれでも実力と人望は本物なんですよ。それに意外と仲間思いだし指揮もうまいんですよ。俺も尊敬してますし。(小声)」

「へー(小声)」

(あれでも強い人なのか...あんなんでも...そうか...あんなちょっとの威嚇にもビビってたやつが...そうか)

「でもなぜか隊長は死ぬほどネガティブなんです。意味わかんないですよね...。」

「はい...」

「ここがアスタリア家の屋敷です。あなたにはここの地下牢にひとまず入っていただきます。」

「はーい」

「軽いですね...。」

「だって別に悪い事してませんし」

「にしてもこの屋敷でかいですね!本当に。」

「そりゃ公爵家の屋敷ですからね」

ガガガ

「...地下牢はさっきとは随分と雰囲気が違いますね...。」

「それはまあ...罪人を入れるところですからね...。」

(こんなに雰囲気が変わるなんて普通にびっくりしたわ)

「とは言ってもあなたが入るのは地下1階ですのでそこまでひどくはないと思いますよ」

「階層によってなにか変わるんですか?」

「扱いがかなり変わりますね。ほぼ死刑囚みたいな人たちは地下3階それよりはマシな人は地下2階でまだ判決などが特に決まってない人は地下1階になります。色々話している間についてしまいましたね。それでは私はここまでです」

「ありがとうございま...す?」

「アハハ!お礼は結構です。これは私の仕事ですし、別にあなたは得するわけでもない。というより損してますしね。」

「そうですね。」

「それじゃ中に入ってください。」

「はい。」

ガチャン!

「それでまたどこか出会いましょう。」

「はい!」

ーーーーーーーーーーーーー1時間後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(暇だ。魔法の練習以外何もできないしそんな大した広さがないからでかい魔法で遊ぶこともできん。暇だ。本くらいおいてくれても良くない?)

ガチャ!

「おっ!やっと来た。いやーマジで暇だったんだよ。助かるわ〜。」

「レイを助けてくださったこと感謝します」

「へっ?」

(あれ?今から事情徴収じゃないの?ていうか今「レイ」って読んだくね?もしかしてお父さん的な?)

「あの〜。もしかしてレイじゃなかった。レイ様のお父様のライ・アスタリア領主でしょう...か?」

「はい。ありがたくもこの土地を治めさせてもらっているライ・アスタリアと申します。」

(敬語が拙いがあのドアホの百倍話が通じそうだ)

「えっと~じゃあ疑いは晴れたっていうことでいいんですか?」

「はい。本当に申し訳ございませんでした。」

「えっと...誤解が晴れたようならなによりです。えっとこれもう帰っていいですか?」

「はい。お父様とお母様もお待ちですよ。」

「えっ?えっとなんでお父さんとお母さんが待っているのか教えてもらってもよろしいでしょうか?」

「グリア様とメアリー様がうちの息子が帰ってこないと押しかけてきたんですよ。それでその息子さんがあなただということがわかって色々な誤解が解けたというわけです。」

「えっとうちのお母さんとお母さんはこの領ではどういう立ち位置なんですか?」

「メアリー様は元宮廷魔術師でグリア様はS級冒険者です。」

(ふーむ。は?いや...どゆこと?いや、どゆこともなにもないんだけどさ。うーん。なるほど。意味わからん。状況の整理が追いつかん。)

「どういう関係なんでしょうか。うちの両親と領主様は...」

「グリア様とメアリー様はなんかヤバイ奴とかがでたときによく協力して倒したりしている...くらいですかね。関係といえば。」

「では、なんで平然と領主様の屋敷に押し入っているんでしょうか?」

「あー。なんかうちの兵力使って捜索させるつもりだったみたいです。」

(ふざけんなあの親バカ二人組ー!こっちまでめちゃくちゃ恥ずかしいわ)

「なんかすみません...」

「いえ。そのおかげで誤解が解けたといっても過言じゃありませんから。」

(だから何って感じなんですが...)

「あはは...えっとじゃあこれもう帰っていいですか?一時間くらい牢獄の中にいるので結構辛いんですが...」

「すみません。少し長めに話してしまいました。今度お礼でもさせてください。」

「じゃあ、僕には借りがあるって理解でいいですか?」

「もちろんです。なるべく無茶なことは控えてほしいのですが...」

「それはその時の僕次第ですね。」

「分かりました。それではまたどこか出会いましょう。」

「はい。ありがとうございまし...た?」

「あはは。何もお礼されるようなことはしていませんよ」

「すみません。あはは...」

(なんかこのくだり前にもあったような...)

この後はこれから急に押しかけないように親に行ってから帰りました。

ーーーーーーーーーーーーー数日後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「イリシアもそろそろ学園に行く年頃ね。色々準備しなきゃ!」

「は?」

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