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厨二病が目指す転生記  作者: 月夜の堕天使
2/6

普段の生活

(えー嘘マジ?僕転生しちゃったの?まじかー。いや転生してみたいとは思ったことはあるけどさ〜。まさか本当に転生するとは...。ていうか呼吸するために泣きながら考えるの意外とキツ!ていうかまずは言語どうしよう!まじで言語わかんないと話にならないし!こっから覚えろとか俺絶対無理よ僕...あっ!そうだ!まず異世界転生でやることといえば!)

(ステータスオープン!)

シーン。

(ステータスオープン!)

シーン。

ーーーーーーーーーーーー5分後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガックリ。

(全然ステータスのやつでてこないんだけど。頭で念じるだけが行けないのか?それともシンプルにそんなものがない?うーん...よくわからん。喋れるようになってから考えよう。待って...ミルク...どうしよう...。僕のお母さんはべっぴんさんだし悪くないよ!だけどここで屈したら男とした負ける気がする...。できる限りミルクにしてくれとアピールするか?それか腹くくって母乳を飲むか?くっ!背に腹は代えられない!(※多分使い方間違ってる)ここは母乳を飲むか...。ってできるか!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー2ヶ月後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(はじめ絶対わかんないだろうと僕が嘆いていた言語も何となく分かるようになってきた。お父さんの名前はグリアでお母さんの名前はメアリーというらしい。この前知ったことなんだけど家のお母さんとお父さんは冒険者らしい。冒険者があるなら魔法とかもあるのかなあ。とかばっかりずっと考えていたためあんまり詳しい内容は聞いていなかったが一応ふたりともかなりの手練れということだけがわかっている。お父さんはよく庭で剣の練習をしているのではじめは剣士かと思ったが魔法も練習していたのでわけがわからなくなった。あと話を聞いているうちに僕の名前はイリシアだということがわかった。(こんな名前だけど男だかんな!)みたいな自問自答を繰り返した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2年後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(ついに...ついに...立てるようになった〜!今まではとても屈辱的な思いをしたからな。何でもかんでも人にやってもらうとここまで気分が悪くなるとは思わなかったぜ。ん?立つのがなんか遅い?あんまそんな事言わないでくれ。これでも頑張ったんだ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー1年後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「イリシアー!私達ちょっとギルドに行ってクエストやってくるから家で待っているのよ〜!」

「はーい」

(お父さんとお母さんはそろそろ稼ぎに行かなければやばいということでギルドで仕事をするらしい。そして僕は今日のために計画してきたことがある。それは!魔法書を読むということだ!どうやらお母さんは魔法使いらしいので僕はそこからお母さんの部屋か書斎に魔法書があると予想した。お父さんの部屋にもあるかもしれないがお父さんはたまにしか魔法の練習をしないのでその可能性を切り捨てた。そして問題は身長!100cmにも満たないこの身長でどうやってお母さんの部屋と書斎に入るか。そこにつても考えてある!テブールの近くの棚の引き出しにロープがあるそれをうまく取っ手に投げてくくりつけて開ける!まずは書斎だ!書斎のほうが圧倒的にある可能性が高い!)

「うんしょ、うんしょ」

(ふう...この身長じゃ階段だけでも一苦労だぜていうか二階建ての家を買うなんてうちは結構裕福なんだな。あんま考えてこなかったけど。まあ、そんな事いいや。まずは魔法書〜。)

「よし!ついた!」

(そしてロープを取っ手にうまくつける!」

「そりゃ!」

(あれ?)

「とりゃ!」

(うん...思ったよりきついかもしれん...)

「おら!」

「とりゃ!」

「そら!」

ーーーーーーーーーーーーーーー2分後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

はあ はあ はあ

「ふう...」

(なんとかついた...そしてうまく引っ張って!体で押して...開ける!)

「ふう...なんとか開いたぜ...」

びゅおおおおおおおおお

(しまった窓が空いてた!このままじゃ扉が閉まって出れなくなってしまう!)

「うおおおおおおおお!」

(...間に合わなかった...うーむ。どうしよう...とりあえず魔法書読むか!そこに解決策が乗っているかもしれないし!)

「うおお...」

(魔法書みたいなの揃ってるな〜片っ端から読み漁るか!)

ーーーーーーーーーーーーーーーー2分後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(文字...読めないんだった...そうじゃん!よくよく考えたら!字の本とかないかな...ってどのみちそれも読めなかったわ...終わった...確実に起こられる気がする...うまく抜け出す方法...そういえばテーブルの近くの棚にロープがあったからここにもあるんじゃないか?探してみるか...)

ゴソゴソ

「あった!」

(よしこれでさっきみたいにやれば出れる!)

「とりゃ!」

「そりゃ!」

ーーーーーーーーーーーーーーー1分後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(ふう...さっきよりは早くできたかな?よしこのままうまく引っ張って!)

「よし!開いた!」

(普通に大人しくこの積み木で遊んでよ)

ーーーーーーーーーーーーーーー3時間後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(帰ってくるの遅くない?まじで積み木で遊ぶの疲れたんだけど...)

「ただいま」

「帰ったぞ〜!」

(おっ!)

「おかえり!」

「いい子にしてたかー?」

「ウン!」

(多分!)

ーーーーーーーーーーーーーー5分後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ねえ、あなた?何故か書斎の取っ手にロープがそれぞれ2つあったんだけどなぜか知らない?」

(やば!戻すの忘れてた!クソ!戻してればバレなかったのに...いや、どのみち片方のロープは書斎の方なんだからどのみちバレるか...ハハ...)

「知らないぞ〜」

「ごめんなさい...ぼくちょっと勉強したくて...」

(奥義!泣き落とし!大半の親はこれで落ちる!そして言葉を学ぶこともできて一石二鳥!)

「あら...ごめんなさいね。そんな向上心が高かったなんて...家庭教師を読んであげるわ!」

(よっしゃ!狙い通り!って...え?家庭教師?僕小学生時代家庭教師がめちゃくちゃ厳しくてもはやトラウマなんですけど...)

「いや...そこまでしなくても...」

「お金のことが心配なの?大丈夫よ!これでも家は裕福な方だから!」

(しっとるわ!)

「偉いな〜!自分から勉強したいなんて!父さんのときなんかすぐに逃げ出してたぞ〜」

(どうでもいいわ...)

「ほら!あなた!子供の教育に悪影響だわ!」

「そ、そうか。すまん。」

「いやでも家庭教師まで取らなくても...いいんじゃないかな?」

(じゃないと俺の身が持つ気がしない!)

「そうね...でもわたしたちはこれからまた働かなきゃいけないからあまり時間が取れないの...わかってくれないかしら?」

(っく!背に腹は代えられない!受け入れるしかないか...)

「じゃあ...お願いします...」

「大丈夫よ!ちゃんと優しい人を選んであげるから安心しなさい!」

(おお!流石my mother!)

「でさ...さっきからずっと言おうと思っていたんだけどさ...早くその血落としたら?」

(ていうかお母さん魔術師のはずなのになんで返り血が付いてるの...)

「あらごめんなさい。すぐに洗うわ!気分が悪かったでしょ。今日はもう歯磨きしておやすみなさい」

「はーい」

「それじゃ、母さんと二人で一緒に入るか〜。ハハハ」

(俺の前でいちゃつくなや。それこそ教育に悪いわ!っていうか俺まだ風呂入ってないじゃん!)

「ごめんお父さん、お母さん先に風呂入ってもいい?」

「あらごめんなさい。先に入ってらっしゃい」

「おお、悪かったな。ハハハ。行って来い」

「ありがとう!」

(あぶねえ、あぶねえ危うく入らないことになるところだった...)

「んんっと」

(服脱いでっと。入るか!にしても異世界の風呂はまだ発展してないっていうかなんというか石鹸も全然泡でないし。日本よりもぱぱっと済ませる感じがすごいするな)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー5分後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(よし!出るか!)

(あっ...タオル出し忘れた。めんどくせー)

「っとっと」

(まじで異世界の床めっちゃ転びやすいんだよな〜。ふう、タオルゲット!これで体拭いてっと)

シャカシャカシャカ

(歯磨きもしてっと)

「お父さん、お母さん終わったよ〜」

「はーい、いまわたしたちも入るわ」

(よし!僕は寝る!)

ボフン!

ぐーすかぴーぐーすかぴー

(寝るスピードならのび太にも負けん!)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2日後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(早速家庭教師が来ました)

「イリシア!こちらは家庭教師のヒイロ先生よ!」

「ヒイロと申します。今日からイリシア様の家庭教師を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。」

(なんか...厳しそう...耳が尖ってる...エルフなのかな?美人だな〜)

「えっと...イリシアです。よろしくお願いします。あと敬語は結構です。」

「いえ、そういうわけには行きません」

「は、はあ」

(敬語とか堅苦しいの苦手なんだよ!)

「それじゃ、イリシア!私達はギルドでクエストやってくるから」

「はーい。行ってらっしゃい!」

「では、まず文字を学ばないと始まらないのでそこからやっていきましょう」

「はい」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー4時間後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はあ、はあ、はあ」

(きちー!まあ、小学生の時の家庭教師よりはマシだけどきちー!)

「イリシア様は随分と物覚えが早いですね」

「そ、そうですか?いやー照れるな〜」

「はい。前に教えていた子は文字を覚えるのに1ヶ月もかかりましたから。イリシア様は一日でここまで進んだのですから1週間もあれば終わるでしょう」

「あ、ありがとうございます?」

(褒めてくれてるのかな?)

「ではここで休憩をはさみましょう」

「はーい。はあ、魔法やってみたいな〜」

「イリシア様は魔法を勉強したいのですか?」

「まあね~。だってなんか憧れない?」

「たしかに私も昔はそんな感じだったのでわからなくもないです。お母様やお父様に掛け合ってみましょうか?」

「ほんとに!?」

「ええ、まあ、いいと言ってくれるかはわかりませんけど...」

「ありがとう!」

(よくよく考えれば自分で言っても良かったな。まあいっか)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー次の日ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(正式に魔法も勉強できるようになりました。やる気が死ぬほど増えました。ただ魔法の最初らへんは想像以上に地味でした)

「そのまま魔力を感知してください」

「このお腹の暖かいやつ?」

「ああ...できたんですね...」

「多分?」

(魔法は魔力を感知できないとお話しにならないのでまずはそこからというわけだ。それにしても地味だ。魔力を感知することができるようになったらようやく魔法の練習らしい。でもなんとなくわかってきたぞ!)

「それを右手に流してください」

「はい!」

(こんな感じかな?)

「イリシア様は本当にすごいですね...私はこれをうまくできるようになるまでに5日かかりましたよ」

(い、5日...こんなに地味で全然楽しくないのを5日...僕には到底無理だ...)

「ちなみに平均はだいたい4日くらいですね。だから私は平均より少し下くらいです。」

(ふむ。つまり普通ならもうちょっと早いのか)

「で、こっからついに魔法の勉強が始まるんですか?(興奮気味)」

「いえ。ここからは勉強の時間ですよ?約束したでしょう」

「あ...」

(忘れてたー。魔法できるようになったのかと思ったらもうそんな時間か。仕方ないまた今度にするか...)

「というわけでまた文字の勉強です。と言いたいところですが少しここで地理をはさみましょう」

(ふむ。たしかにずっと文字の勉強は辛いからな)

「地理と言っても基本的なところだけです。あと他にはこの国での礼儀作法なども覚えていただこうと思っております」

(まあ、いつか覚えなきゃいけないんだし、頑張りますか。)

「はい。よろしくお願いします」

ーーここからはどこぞの筆者が会話を書くのがめんどくさくなったらしいのでイリシアの心のなかでお送りしますーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(どうやら僕が今住んでいるかの国はミラディア王国というらしい。そこにはいろんな種族の者たちが暮らしておりレスティア大陸で最も平和な場所とまで言われている。他にもエルミシア王国やクリスタリア王国などもあるらしいエルミシア王国はエルフの国であり他の種族はほとんど立ち寄ったことがないという。クリスタリア王国はドワーフの国で基本ドワーフしかいないがたまにエルフや人間もいる...らしい。他にはヴェルモントール王国という国もあって元々は人間だけの国だったが今は他の種族との交流も盛んに行われているらしい。つまりはうちの国とほとんど同じだな。そして東には魔の森という名の森がありモンスターがたくさんいるらしい。そういえばモンスターと魔物の違いも教えてもらった。モンスターは基本知性がない襲うことしか脳がない奴らで魔物はちゃんと知能が有りその分討伐する際はかなり手間が掛かるがその代わり友だちになったりすることもあるらしい。俺も友だちになってみたいな〜。まあ教えてもらったのはこんな感じか)

ーーーーーーーーーーーーーーーー次の日ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(今日は待ちに待った魔法を教えてもらう日!絶対習得して遊びまくってやる!)

「魔法とは魔力を利用して作る物体のようなものです」

「それは知ってるけど...」

「その物体には明確なイメージが必要なんです」

(イメージ?)

「イメージ...ですか」

「そう。そのイメージをするために詠唱というものがあるの」

「ふむ。」

(待って。いま一瞬タメ口じゃなかった?まあいいや。それにしてもイメージか...魔力を手に通して...青い炎を思い浮かべる!)

ボオォォ

「うお!」

(できた!)

「...ちょっとこればっかりは「すごいですね」で済ませられないですね...。」

「そうなの?」

(正直思ったよりも簡単だったんですけど...)

「はい。はじめから無詠唱でできる人自体は少なくないのですがあなたで異常なのはスピードです」

「スピード?」

「はい。普通の人なら発動までにかなり時間がかかります。初めてならなおさら。そういうところは何度も練習して短くしていくんです。ですがイリシア様はそれをはじめからとんでもないスピードでこなしていました。そこが異常なんです」

「なるほど」

(そんなに短くなかった気がするけど気のせいかな?普通は無詠唱でもかなり遅いのか)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー1週間後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

初級魔法がだいたい使えるようになりました。

(ファイヤーボールとかウィンドとかウォーターボールとかやねー。ウィンドは殺傷力は皆無に等しいけど応用がかなりききそうである。あと魔力は使えば使うほど増えることに気づいた。だからあとはやることは決まっている!ただひたすら魔法を使いまくる!)

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