算数好きな学君の遠足日記は布石が多すぎる
お気をつけて読んでください
遠足へ行って 4年2組 数尾 学
今日は待ちに待った遠足の日です。
昨夜は楽しみですぐに眠れなくて、夜10時に眠りました。そして朝6時に目が覚めました。
学校の集合時間は8時30分なので、まだ2時間30分もあるのです。
15分もするとお母さんが起きてきました。
僕のお弁当を作ってくれるのです。
僕は顔を洗って、着替えて、遠足の荷物の確認をしました。
おやつは200円分あります。
キャンディが6個で60円 ビスケットが10枚で100円 キャラメルが8個で40円です。
水筒に氷を少し入れて、お茶を800ミリリットル入れます。
お茶は常温で20℃でした。
敷物も大きめの物を準備しました。 僕のお気に入りのハンカチが30センチ平方メートルですが、それが24枚分になります。
お気に入りの赤いリュックサックに荷物を全て入れていく予定です。
まずは朝ごはんを食べました。 トーストとハムエッグ、オレンジジュースです。
食べたら、トイレを済ませて、歯を磨いて、準備OKです。
お母さんが弁当を作り終え、リュックサックに入れてくれました。
敷物とお菓子を入れて背負ったら、結構重かったので、そのまま体重計に乗ってみたら、
33kgもありました。
今日の遠足は山道を歩くので、少し不安になりました。
家から学校までは20分掛かるので、
7時50分に家を出ました、平均時速は5㎞を予定しています。
坂道を上り、歩道橋を渡って大きな道路を超えて、
学校が見える所まで歩いてきた所で、校庭の時計を見たら、8時5分でした。
そのまま歩き続けようとした時に、僕を呼ぶ声がしました。
お兄ちゃんです。
「おーーい水筒忘れてるぞーー!」
僕はうっかりしていました。 水筒は準備だけして持ってくるのを忘れていました。
お兄ちゃんは水筒と自分のランドセルを持ったまま、8時に家を飛び出したそうです。
ここまで5分で来れるなんて、お兄ちゃんは凄い足が速いと思います。
お兄ちゃんは言いました。
「ランドセルで2kg 水筒は1kgあるから、合わせて3kgの重さがあったよ」
そんなに重たいものを持って、さらに早いのは凄いですし、ランドセルとリュックサックは同じ重さですので、僕には絶対無理だと思いました。
「あと、俺は1000mを3分で走った記録があるからね、だから間に合うと思ったのさ!」
水筒を受け取って、学校に着くと8時15分でした。
学校へ到着するとすぐに整列をする事になりました。
遠足バスは40人乗りです。
僕のクラス全員が乗って、担任の先生が乗って、席が2人分余りました。
男の子と女の子が2人1組で座る事になっていたのですが、
男の子だけの組が2組出来てしまい、楽しそうでした。
僕の学校の4年生は2クラスだけで、僕は4年2組です。 だからバスは2台来ていました。
4年2組のバスは山の海側のふもとに向かって8時50分に出発しました。
バスの中では歌を歌ったり、先生がクイズを出してくれたり、とても楽しかったです。
でも途中でA君が車酔いで気持ち悪くなって可哀想でした。
A君はクイズの正解率が20%と平均より5割低かったけれど、B君よりは上です。
問題は全部で10問でしたのでB君の正解数が低すぎて心配です。
ですが予定通り、ふもとの駐車場に10時50分に到着しました。
4年1組のバスは山の川側のふもとに向かって8時45分に出発しました。
そして予定通り、ふもとの駐車場に10時45分に到着しました。
どちらの運転手さんも平均時速40kmで運転していたようです。
11時に海側から上がった2組は山頂までの2㎞の道のりで、頂上に12時丁度に到着しました。
同じく11時に川側から上がった1組は山頂まで1.5kmの道のりで 頂上に12時丁度に到着しました。
そこでクラス合流して、お弁当を食べました。
僕はおやつのキャンディを2個A君に、ビスケット2枚をB君と違うクラスのC君に、キャラメル2個をD君とE君に上げて、残りの半分は食べました。
水筒を届けてくれたお兄ちゃんにオヤツを持って帰る事にしました。
山を下ると、行きに乗ってきたバスが川側のふもとまで来ていました。
運転手さんが同じだからすぐにわかりました。 運転手さんは
「いつも通りに運転して11時20分にはもうここに着いていたよ」と言っていました。
運転手さんはいつも安全運転で、同じスピードで走るようです、それに
「途中1組のバスとすれ違ったね、あれは11時10分だったかな」 と笑って言っていました。
僕たちのクラスはそのままバスに乗り込みましたが、
乗り物酔いが酷いA君はお母さんが迎えに来ていて、自分の家の車で帰る事になりました。
先生がA君の代わりに子供達の席に入って、座席が3つ空いていました。
僕はB君と隣の席になったので、ビスケットのお礼に、僕のと同じ種類のキャンディを1個もらいました。
帰りのバスではみんな疲れていたせいか、E君は寝ていました。
C君は先生が隣になり、つまらなそうにしていました。
B君は残ったビスケットを食べて喉を詰まらせてしまいましたが、二人とも水筒にお茶がないので、
困っていると、「私のお茶を飲みなさい」といって先生がお茶をくれました。
先生の水筒はお花柄でカワイイ水筒でした。
バスは15時40分に学校に到着しました。
お母さんとお兄ちゃんが迎えに来てくれていました。
僕はお兄ちゃんにお土産のオヤツをあげました。
お兄ちゃんは「これは60円分だね」と言って、時速20kmで走っていました。
家に帰って今日の話をお母さんとしました。
荷物を全部もったまま体重計に乗ったら、体重は31kgでした。
お母さんはお弁当をちゃんと残さず食べて偉いわね!と言ってくれました。
残ったオヤツを2枚と1個食べてると全部なくなり、お風呂に入りました。
先生が絵日記を書いてくるように、と言っていたので、
お風呂から上がってすぐにコレを書き始めました。
今日の出来事をまとめると、僕のクラスは男子20人女子16人で、バスに乗って、
学校から80㎞離れた山へ遠足に行きました。
山頂まで時速2㎞でのぼり、そこでお弁当を500g食べて、オヤツのキャンディを2個、ビスケットを4枚、
キャラメルを3個食べました。
山を下りるのには、途中ゆっくりになって平均時速3kmになりましたので、バスに到着した時間は14時30分でした。
お弁当と自由時間が長くなりすぎたので、帰りが少し遅くなってしまったようでした。
運転手さんは高速道路を使い、平均時速80kmで走っていました。
僕は約300g体重が減ったと推測していますが、それは
お弁当とオヤツ、お茶による摂取カロリーは、運動による消費カロリーと同じものとした場合(または汗などは蒸発は考えないものとする)
に限ります。
バスの運転手さんがすれ違った場所は丁度山の真ん中だったと思います。
あとC君みたいに先生の言う事を聞かないと、面白くない遠足になると思いました。
凄く楽しい一日でした。
担任先生のコメント
1組のバスはC君のせいで大変だったようで、同じ時刻に学校に帰ってきましたが帰りの平均時速は95kmだったそうです。
(下山後にC君が行方不明だと先生に連絡がありました)
また頂上でも同じようにお弁当とオヤツ、自由時間が大幅に変更になりました。
でもみんなには楽しい遠足になって良かったと思います。
お兄さんは相変わらず足が速いですね、歩道橋と上り坂を平均時速20km?信号無視があったかもしれませんね。
バスの運転手さんは実は双子でした、先生は行きも帰りも会話しましたから。行き帰りのバスは別だったのです、気付かなかったかなー?
運転手さんは駐車場でそのまま待機、休憩していたようですよ。
移動させる意味ないですものね、ちょっとした冗談やウソに騙されないように、気を付けて下さいね。
でも学君が算数が好きな事は十分に伝わってきます、面白い日記ですね。
一つ問題なのは、色々見落としてはいけない、と数字を気にして読んでしまう事ですね。
あとから「ここで問題です」と聞かれそうですが、それはしないので先生は謎が深まるばかりです。
モヤモヤさせてしまったら申し訳ございません。
謎や矛盾が生じたまま、放りっぱなしの問題集です。
先生の指摘含め、気付いた人は暇人か、揚げ足取り名人か、解読力の神か・・・。
自分でも訳わからん状態?・・・いえいえそんなはずは。