勝者決まる
(負けた…、完敗だった。俺は…驕っていたのだな。同じ七星でこれだけの差があるなんて。…このままではダメだ…)
「帝だ。雷帝になるしかない。必ず帝を制御できるようになる。そして…霧島さんを…倒す。」
『バチチチチッ‼︎。チチッ…チッ』
「…カハッ…まだ、まだ俺では帝になれないのか?。俺ではそもそもなれないのか?。…諦めるな。重なら諦めない。」
「…来週からはコンビを組んで戦う訓練をしてもらう。パートナーは同じクラスでなくとも構わない。…」
(これだ!。俺がパートナーにすべきは…)
「矢沢澪、俺と組んでほしい。俺は…もっと強くなる。そのためには君から学ぶことが多いと判断した。だから…頼む。」
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「…『雷帝』。」
夢坂が口にする。
『バチチチチッ…チー…』
夢坂から凄まじいエネルギーが放出される。
『バチンッ‼︎』
「っつ…」
夢坂を貫いていた槍にも稲妻が走り剣はその槍を離してしまう。
『パリッパリリ…』
「さぁここからはあまり時間をかけてられないんだ。悪いけど…3分で終わらせてもらう。『降雷』。今日の天気は晴れのち雷だ。」
夢坂が手を上にかざす。すると天から雷の雨が降り注ぐ。
「な⁉︎バカかよ。…花凛!とりあえず自分の身は自分で守ってくれ。俺はこいつを何とかする。L4『風路』。」
風の膜を張り自分への直撃を避ける剣。
「剣君。わかったよ。澪ちゃんはそっちに行かせない。頑張って。L4『岩宿り』。」
地面から土を屋根のようにし、花凛が言う。しかしその魔法も雷にうたれ削られていく。
「『雷斧』。」
右手に雷の斧を持ち駆け寄る夢坂。
「速っ…いがL4『斬大地』。ギリギリ間に合う。」
カウンターを合わせようとする剣。しかし、その目の前で夢坂が消える。
「悪いけどこの状態は反射速度も上がってるんだ。だからカウンターも受けない。そのせいで時間がかけられないけどな。」
通常よりも脳で処理する情報が多いためあまり長くなっていると徐々に精彩を欠いてしまう。
『ガシュッ‼︎』
「…ぐっ‼︎…まだだ。L4『風斬りの大剣』L4『焦気の大剣』。合わされ、
『壊刀』。」
剣が自分の魔法の中で最も一撃の威力の高い壊刀を錬成する。
「それか…噂では聞いていたよ。L5に相当する魔法だと。だけど…届かない。『雷牢』。」
剣の周りに雷の棒が立ち並び棒どおしが電気で結ばれる。
「…はぁ、はぁ、こんな…もの、斬り裂いてやるよ‼︎。」
壊刀を振りかざす剣。壊刀は確かに斬り裂いた。しかし斬り裂いた先から修復してしまう。
「くそが!、なら…こうしてやる!。爆ぜろ‼︎。」
剣は壊刀を解放し大爆発を起こす。その衝撃で飛び出しくる。
「はぁはぁ、…(目が霞みだしたか。だが…まだやれる!)。」
「まだやれるのか。いいね。もっと試したい、けど時間がないんだよ、『鬼纏雷』。これで終わりだ。」
夢坂が纏う雷の量が増え鬼の様なものが浮かび上がる。
「ここからは瞬きをしないほうが良い。」
『ドゴッ‼︎。バチンッ‼︎」
「ガッ…」
『チチチチッ…ゴスッ』
「カッ…クソ、速すぎる。このままでは…」
「終わりだと言ったはずだよ。何もさせない。」
「『ドンッ‼︎』『雷公砲』。『バチチチチッ‼︎‼︎』」
下からアッパーを加え剣の体を持ち上げそこに雷公砲を放つ。
「ぐ、ゔぁぁぁぁー……かっ…」
雷の一撃をまともに受ける剣。その身から煙が上がる。
「…終わりだよ。…ふぅ………、解除。うっ…(少し変わりすぎたか)。」
雷帝を解除し剣を降ろす夢坂。雷帝の反動により少しふらつく。
「そんな…剣君!。L4『轟の鉄槌』。今行くからね。」
剣がやられたのを見て花凛が駆け出そうとする。
「気を逸らしましたね。『白浪』。」
それを澪は見逃さずに白浪を発動。腕だけを花凛の上に移動させ魔法を発動する。
「L4『斬り雨』。」
「う、うわぁぁー‼︎。」
魔法の直撃をくらう花凛。そしてそこに倒れてしまう。
「…がり…ん。くっそ…ここまで…か…。次は…負け…な…」
そこまで言い剣は気絶する。
「ここまでですね。…勝者4番ペア。これにより1年生コンビトーナメント優勝を4番ペアとします。2人には後日特典が与えられます。本日はゆっくり休んでください。」
結果を見届けた教師が宣言する。これにより1年生コンビトーナメントは終了となった。




