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ある日常

 とある場所 そこのにはこの学園の最強たちがいた。


「さて、それではこれより定例会を始める。」

 男が話し始める。


「と言いたいところだが…来ていない奴がいるな。」

 その会場には席が7つあるのだが空席が二つある。


「会長、来ていないのは一輝と七輝ですわ。」

 男の隣に座る女が答える。


「…銀上葵と霧島飛春か。まったくあの2人は…今日は新しい第五輝の顔見せも兼ねてるから来いって言ったのに。」

 誰が来ていないのかを聞いて納得半分がっかり半分の声でうなだれる男。というより創志貫介。


「会長、取り敢えず今いるメンツだけでも顔見せしておきましょう。」

 隣の女にうながされる。


「そうだな。みんな彼が新しく第六輝になった夢坂当夜だ。1年生のこの時期に七星入りとは恐れ入る。いつかは君とやってみたいものだね。」


「1年の夢坂です。えーと俺は先輩たち全員倒すつもりなんでよろしくお願いします。」

 大胆不敵な宣戦布告。しかし誰も驚くものはいない。七星ともなれば自分が常に狙われている環境に慣れている。


「いや〜怖いな、是非お手柔らかに頼むよ。」

 若草だけが夢坂の言葉に反応をとる。


「…ふぅ、それじゃあ顔見せも済んだことだし…解散しますか。」

 この七星の集会は学園に関する重大案件があるときにのみ召集される。続々と部屋から出て行くメンバー。


「ねぇ若草さん。今日来てなかった2人ってどんな人なんですか?。」

 夢坂がこの中で唯一関係がある若草に尋ねる。


「第七輝の人は僕もみたことがないんだ。ただ3年生ってことしかわからないんだよ。第一輝は僕と同じ2年だよ。彼はマイペースだからね。気が乗った時しかこないよ。」

 若草が答える。


「2年でこの学園のトップなんですか。戦っていたいな。」

 そう口にする夢坂。彼もまたトップを狙う者なのである。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あれ?若草さんどこ行った?。」

 剣が首をかしげる。さっきまでいたと思ったのにいなくなっていた。


「確か、会議があるんだって言ってました。…何かあったんですか?。」

 澪が答える。


「いや、俺のプリンが無くなってたから知らないかなっと思って。」

 冷蔵庫に入れ、名前まで書いてあったプリンが食べられた。これは一大事である。犯人が若草であっても断固として抗議するつもりであった。が、


「…それならさっき重さんが食べてましたよ。『剣の物は俺の物』と言いながら。」


「…そうか、…殺す。」

 そう言い剣は駆けて行った。程なくして重の悲鳴が聞こえたのは当然である。


次回は10月13日です。

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