裏設定
自己満足です
流してもかまいません
ですが、この設定に書かれていることを使った番外編もありますので、読んでくれた方が嬉しいです
後、今夜は三話投稿です
帝国の歴史
帝歴……アルムス一世が即位した年を一年とする暦。
ロマーノ時代……アルムス一世がロマーノを統一した後から千二百年続く。帝国がロマーノ地方だけを領土としていた時代を指す。
大帝国時代……アンダールス一世により、西方の統一がなされてから二百年続く。帝国が輝いていた時代。
暗黒時代……ゲルマニスに反旗を翻された年から始まる。官僚制の腐敗、元老院の腐敗、地方貴族の権力低下、軍の弱体化、蛮族の侵入、経済の停滞など、帝国の黒歴史。二百年続く。
王国国王に「眠れる獅子(永眠)」と馬鹿にされる
黄金時代……ウェストリア帝により西方が再統一されてから百五十年を指す。(一説にはハルト・アスマが名誉伯を下賜された時を持って黄金の時代を定義することもある)ウェストリア帝の専制政治により、政治が安定し、経済が活性化し、石鹸により人口が伸びたことにより起こる。帝国最盛期
帝国三大名君……帝国の歴史上の三人の偉大な名君を指す
一人目……アルムス一世
称号……始皇帝、現人神、空の神と大地の地母神の息子
功績……帝国を建国する。ロマーノ地方の統一。ロマーグ語の整理。魔術、呪術、神聖術の基礎を作る。官僚制、議会政治の基礎を作る。火の秘薬、ローマンコンクリートの発明。数々の法律
評価……誰でも知ってる。好きな偉人、尊敬する偉人ベストファイブには必ず入る。彼の作りだした法律の数々は帝国のみならず、世界中で参考にされる。政教分離の原則を世界で初めて確立する。
備考……死後、帝国の守り神になる。無数の加護を持って居たらしい
二人目……アンダールス一世
称号……雷帝、竜殺し、侵略者
功績……帝国の領土を現在まで拡張。西方を統一した。即位後、三十年で領土を十倍以上まで拡張した。超大国としての帝国の基礎を作る。数々の陣形、戦術を作りだした。
評価……地域によってばらつきがある。反帝国の属州からは侵略者と呼ばれ、親帝国の属州及び本国からは絶賛される。政治に無頓着で、すべて官僚や元老院に丸投げしていたため、後の暗黒時代をもたらしてしまったとも言われる。
備考……死後、戦を司る雷神になる。無数の加護を持って居たらしい
三人目……ウェストリア一世
初号……賢帝、帝室始まって以来の鬼才、中興の祖、暴君、独裁者
功績……西方の再統一をした。インフラを整備しなおす。財政を立て直す。官僚制にメスを入れ、腐敗を緩和。元老院を廃止する。属州のロマーノ化を進め、反帝国感情を緩和。累進課税制度を導入(死後、百五十年後に廃止)。義務教育を始める。火の秘薬の製法の公開。経済重視政策を取り、黄金時代を築く。
評価……経済政策や義務教育、西方の再統一、火の秘薬の製法公開による技術躍進は高く評価されている。だが政治の評価は人それぞれである。当時の資料でも名君と大絶賛されるものもあれば、最悪の暴君というものもある。特に元老院を廃止し、専制政治を行ったこと、一神教への弾圧、反抗する貴族の粛清などは批判的な意見が強い。ただ当時の元老院は完全に腐敗していたこと、ウェストリア帝が独裁を行えたのは国民からの熱狂的支持があったことを考慮に入れて、擁護する声もある。ウェストリア帝の始めた専制政治は死後もしばらく続き、後に乱がおこる原因になる。
備考……死後、商売の神になる。義務教育を最初に始めたということで、学問の神としても崇められ、毎年墓には合格祈願に受験生が押し掛ける。無数の加護を持って居たらしい
都市国家連合の歴史
戦乱期……キリシア南部で都市国家が誕生。北部にも徐々に広がる。互いに抗争を続ける。アンダールス一世に征服されるまで続く
前キリシア州期……アルトを盟主とした南部キリシア連合が敗れ、帝国に支配される時期。北部が急速に発展する。ロマーノ文化が入る。
連合期……ゲルマニス独立を受けて、アルトを筆頭とした南部キリシアが反旗を翻す。北部も自動的に独立。帝国、王国の軍事的脅威に対抗するために都市国家連合が成立する。アルトとクラリスで主導権争いが勃発し、アルトが勝利する。
後キリシア州期……ウェストリア帝に再統一され、南北に分裂。ロマーノ化が進み、キリシア文化とロマーノ文化の融合が進む。
都市国家連合の実態……北部と南部の対立であまり機能していなかった。そもそも帝国には都市国家連合を攻める余裕がなかったので、王国に接する北部に軍事的負担が偏ったのも大きい。
ウェストリア帝に「都市国家連合はダイヤモンド」と馬鹿にされる。(強そうだけど、ちょっと強く叩けばあっさり割れる)
備考……キリシアは帝国に匹敵するほどの技術力を持って居た。特にキリシアの官僚は有能とウェストリア帝に評価される
王国の歴史
前王国期……それなりに強い政権が存在した。騎馬民族から乗馬を学んでいたので、それなりに強い騎兵を持って居て、周辺国にブイブイいわせていた。アンダールス一世にぼこぼこにされるまで続く。
前ゲルマニス州期……勇敢に戦ったが、負ける。穀物があまり取れないので、帝国に軽んじられる。恨みを募らせる
後王国期……独立する。穀物はあまり取れないので牧畜でしのぐ。都市国家連合、帝国に後れを取らないように軍事力を強化する。騎兵は最強と呼ばれていた。
後ゲルマニス州期……ウェストリアにぼこぼこにされ、東西に分裂させられる。徹底的にロマーノ化が図られ、牙を抜かれる。鉄鉱石、石炭、金、銀が大量に埋まってることが判明する。
王国の実態
古い封建制を採用していて、都市国家連合、帝国からは一歩も二歩も遅れていた。反帝国感情から帝国の作ったインフラを破壊してしまうなど、頭の悪い行動が目立つ。武人重視で文官、学者軽視だったので技術も発達しなかった。そのせいで豊富な資源を見逃した。ただ軍事力だけはすごかった。
クラリス(地方)の歴史
それなりの川(安倍川くらい)があったので、そこに人が定住しはじめる。のんびりのほほんと農耕と牧畜でくらす。
アンダールス一世によって植民市(今のクラリス)が建設され、大量のロマーノ人が流れ込む。
東征失敗後、東西貿易の要として栄え、世界中から商人が集まる。商人が集めれば宿場町が出来る。定住者も増え始め、人口が増加。人口が増えれば……という流れで発展する。一方、キリシア人とロマーノ人のハーフと土着のキリシア人の間で経済格差が広がる。
ゲルマニスの独立を受けて、どさくさに紛れて独立。ついでに都市国家連合に加盟。商人による自治が始まる。
アルトと政治抗争。敗北して、商人の連帯感が崩れる。
重商主義になる。政治では負けても経済では突き放す。
拝金主義に陥る。経済は発展するが、政治が酷い状況になる。そもそもクラリスの商人にまともな政治をやる気もなく、商人は元移民者の子孫なので愛国心も薄い。
徴兵制を廃止して、傭兵で軍隊を構成するようになる。(十年に一度起こるか分からない物に金なんてかけられないよ。傭兵ならすぐにかき集められるし、まあまあ強い。資金力はあるから問題ないし。という理論)
あっさり帝国に吸収される
クラリスの実態
クラリスは衆愚政治の鏡。また貧富の差が大きかった。二級市民という制度はクラリスにしかない。ちなみに二級市民制は
「え! クラリスって税金払わなくていいの! あんな都会に税金無しで住めるなんて! 仕事もたくさんあるみたいだし。おいらは農作業しかしたことないけど、移住してみようかな。まあ税金は生活の基盤が整ってから払えばいいんだし」
という感じで集まってきた馬鹿をクラリスに閉じ込めて搾取するための制度。仕事はたくさんあるけど、クラリスの物価を考えれば一日食べていくのがやっと。だから生活の基盤は永遠に整わない。そして二級市民だから村に帰ることもできない。
西方世界における宗教
帝国でも都市国家連合でも王国でも主な宗教は多神教です。西方の多神教は創造と生命と豊穣、土と水の属性を司る地母神『大地の女神』と、破壊と死と戦争、炎と風の属性を司る戦神『天空の神』の二柱の神、通称『始まりの二柱』を中心としています。他の神々はこの二柱の子供たちや孫、子孫です。この宗教観は西方において共通のものです。
とはいえ信仰している神や崇拝の仕方は国ごと異なります。
まず王国ですが、王国は『天空の神』を『大地の女神』よりも上位に持ってきています。軍事国家だったので。そして王国の初代国王はその『天空の神』が体を洗ったときに出た垢から生まれたそうです。つまり神様の中で一番偉い『天空の神』から直接生まれたから王国の王族は偉いんだぞ! という意味です。ちなみに初代国王の正当な血筋はアンダールス一世に滅ぼされています。つまり物語登場時点の王国の血筋はパチモンです。
次に都市国家連合です。
都市国家連合には主神は存在しません。正確に言えば国によって主神は違います。例えばクラリスは孫世代の神々の一柱『商売と黄金の神』を信仰しています。アルトは『法と秩序の神』の神です。都市国家連合では始まりの二柱や子供世代の神を守り神にするのは畏れ多いという考えがあるので、孫世代の神々を国の守り神にする場合が多いです。
最後に帝国です。
帝国の神話では、かつて獣や飢え、寒さに怯えていた人類を導くために、特別に人の姿で生まれた始まりの二柱の子供が帝国初代皇帝アルムス一世とされています。つまり帝国の皇帝はみんな現人神です。
さらに帝国は宗教を組織化して統制することで、政教分離と皇帝崇拝、そして神聖術を使える神官の確保の三つを上手い具合に実現しています。
まず帝国領内には百を超える神々を主神と崇める宗教団体があります、これらを統制するのが神祇省です。そして神祇省の職員……というか神官は全員始まりの二柱を主神としています。男性神官は『天空の神』。女性神官は『大地の女神』です。神の中でも一番偉い始まりの二柱を信仰している特別な神官だからこそ、多くの宗教団体を統制できるのです。
神祇省に入るには、まず普通の官僚としての試験の合格、厳しい苦行や修行、神聖術の行使、そして女性なら処女、男性ならそれなりの武芸を見に付けるなどの条件を満たす必要があります。ちなみに女性の処女という条件ですが、ケツの穴はセーフです。
ちなみに西方では神官が性行為をしたり。子供を産むのは問題ありません。結婚はアウト。
砂漠の民、雪原の民の戦闘能力(加護頼り)
握力編 ※参考 チンパンジー300キロ、ゴリラ500キロ
砂漠の民・雪原の民の成人女性平均……300〜400
砂漠の民・雪原の民の成人男性平均……500〜700
アイーシャ……800
ファリス、ウマル……1000以上2000未満
セリウス(化け物)……2000以上
足の速さ編(最高時速) ※参考、チーター110キロ、野ウサギ70キロ、ボルト44キロ、カバ30キロ、なまけもの0.228キロ、かたつむり0.010キロ
女性平均……50
男性平均……60
アイーシャ……70
ファリス、ウマル……90
セリウス(化け物)……120
嗅覚編
犬や豚には少し負ける
聴覚編
ウサギには勝てない
視力編
平均 8.0
トップクラス 9.0
セリウス(化け物) 10.0
作中キャラ強さランキング
メガネ(奇襲限定)≧セリウス>>>>>(越えられない人外の壁)>>>>>ファリス≧ウマル>アイーシャ>ウェストリア(剣装備時)>カトレア(魔術有り)>>>(加護の有無の壁)>>>プリンなどの傭兵>>>(戦闘員、非戦闘員の壁)>>>ハルト(弩装備時)>奴隷の子供達>>(生まれ持った運動神経の壁)>>ロア
……まあ商売に戦闘能力なんて必要ないし(震え声)
(メガネ、ファリス、カトレアって誰やねんという方は情勢二話を、ウマルって誰やねんという方は二十一話商談を読んでください)
物語終了時点のキャラの裏設定(物語の進行上どうでもよく、蛇足編を使うまでもないどうでもいい情報集)
ハルト「俺はロリコンの性癖が少しある!」
ロア「みんな知ってます」
(ロアちゃん十歳、ハルト十七歳の案も有ったが、そこまで行くと完全に犯罪なのでやめた)
デニス「僕、実は童貞で……」
マリア「ばれてないと思ってるのはお兄ちゃんだけだよ」
(いつか卒業させて上げたい)
ロア「実はマゾっけが有ったり……」
ハルト「まあ、薄々分かってたけどな」
(いじられ役だから)
プリン「反対に私はサディスト!」
ユージェック「お前は俺のところに居たときが一番輝いてたな」
(心優しい傭兵はラスクさんだけ)
カイ「俺の出身地が不明なのは海賊の息子だったからです。ヒュピア将軍にぼこぼこにされてこんなところに……」
ハルト「そう言えばお前の出身地って不明だったな」
(冷静に考えてみればいらない設定)
ユージェック「俺には孫がいるんだよ」
ハルト「そう言えばお前って年いってるよな。お義父様と知り合いなくらいだし」
(実はまあまあお爺ちゃん)
セリウス「俺は像と相撲をとったことがあるんですよ。ペンティクス皇子に使えていた時に宴会の余興で」
ハルト「像って前足すでについてるじゃん。どういうルールなんだ? ところで勝ったか?」
セリウス「一勝一敗でした。いつかあいつとは決着を付けてやりたい」
(たぶんそんな機会は永遠に来ない)
ロア「原案だと私ってもっと不幸だったんですよね」
ハルト「何される予定だったんだ?」
(ご想像にお任せ)
ウェストリア「俺はホモじゃないと言ったが、女装趣味がないとは言ってない!」(化粧をして、ドレスを着たウェストリア)
アスカ「……」(自分よりも美人である事実に打ちのめされ、言葉が出ない)
(女装したウェストリアとロアちゃんが出会う話もあった)
作中キャラステータス ※あくまで参考
F……前世で悪行をした以外考えられないレベル
E……ゴミ。涙が出る
D……普通。庶民レベル
C……プロとしてやってける
B……だいぶ凄い
A……有名になれる
S……超凄い
SS……チート
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妖精の加護を得る条件
チート能力として登場した妖精の加護ですが、当然この加護を得るにはある程度の条件があります。
1 容姿が極端に整っている、もしくは極端に醜い
2 先天的、後天的問わずに身体的障害がある
3 優れた能力、知識を持って居る
4 運が極端に良い、もしくは極端に悪い
5 生まれた直後から、本人の意思関係なく激動の人生を歩むことが決定づけられている(つまり人生がベリーハードモード)
6 壮大な目標、夢、理想、思想を持ち、それを実現する意思がある
7 祖先、親戚に加護持ちがいる
8 血縁そのものに加護が宿っている(砂漠の民や雪原の民など)
9 物凄いお人好し、または冷酷など、非常に極端な性格をしている
10 倒錯的な趣味、性的嗜好を持つ
11 加護持ちと共闘、もしくは敵対する運命にある
12 転移者である
以上が条件です。大抵の加護持ちはこれらの条件に当てはまります。例えばハルト君は3、12が当てはまります。ロアは4、5、7、11が当てはまります。アイーシャは8です。レイナードさんは3、7、9が当てはまり、ウェストリアさんは2、8、12以外のすべてが当てはまります。
もっとも、これらが当てはまったとしても必ず加護持ちになるとは限りません。あくまで確率が高くなるというだけです。最終的に加護の有無を決めるのは妖精さんの機嫌です。
ちなみに帝国の帝室は加護持ちが非常に高確率で現れます。千年に一人、二人ほどの頻度ですがウェストリアのようなチートも生まれます。これはある意味、帝室そのものに妖精の加護があるといっても過言ではないでしょう。
この設定はあくまで暫定のものなので、変更する可能性もあります




