表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界商売記  作者: 桜木桜
第三章 拡大編 第一部
24/60

第23話 情勢2

新キャラがたくさん出てきます。

 新年あけてから三日後、帝国皇帝ウェストリアはだらけていた。


 『陛下、政務はないんですか?』

 

 そう聞いたのは象牙色の肌をした黒髪の美少女だ。足に鎖を付けていることから奴隷であることが分かる。少女の唇から出た言葉は西方の、いや、この世界(・・・・)ではどの国でも地域でも話されていない言語だ。


 「いいんだよ。今年は始まったばかりだからね。明日から頑張るよ」

 ウェストリアはロマーノ語で答えながら、少女の尻を撫でた。少女は頬を紅潮させる。


 ウェストリアがこの少女……アスカを買ったのは約2年前だ。ロマーノでは珍しい黒髪と肌の色、そして聞いたことのない言語に惹かれたのだ。


 アスカはロマーノ語を話せない。ウェストリアもアスカの話す言葉は知らない。それでも会話が成り立つのはウェストリアが『神言の加護』を持っているからだ。神言の加護は『言語の加護』の上位互換で、互いに異なる言語を話していても言葉が通じるというものだ。ただし、言霊の加護のように相手の本音が分かるわけではない。


 「きゃっ」

 アスカは突然悲鳴を上げる。どこからか現れた蛇が足を伝って服の中に入っていったからだ。アスカが体をよじっていると、胸の間から蛇は顔を出した。その蛇はラベンダーのような色をしていた。

 

 アスカがあっけに取られているうちに、蛇はウェストリアの髪の中に入ってしまう。どちらも同じような色をしているため、どこからが蛇で、どこからが髪の毛なのか見分けがつかない。


 蛇は頭を下に垂らして、ウェストリアと向かい合い、シュルシュルと舌を出した。


 「なるほど、黒か。ずいぶんと挑戦するようになったな」

 ウェストリアはにやにやと笑う。下着の色を当てられたアスカは思わずスカートを抑えて、ウェストリアを睨んだ。


 これが神言の加護か言語の加護の上位互換といわれる所以だ。人間以外でも会話ができるのだ。このラベンダーの蛇はウェストリアの数少ない友達だ。


 「え?仕事しろ?お前が言うなら仕方がないなあ」

 蛇に叱られたウェストリアは肩をすくめた。そして鈴を鳴らす。しばらくするとメガネをかけた男がやってきた。


 「陛下!!ただいま参上いたしました」

 「ご苦労。早速だけどこの手紙を届けてくれ」

 ウェストリアはそう言って11枚の手紙をメガネに渡す。メガネはうやうやしく一礼して去っていった。


 『今年初めての会議ですね』

 アスカは緊張した顔をする。ウェストリアは言った。

 「お前も参加するんだぞ」

 「へ?」

 アスカは間抜けな声を出した。


_____


 カトレア・ライナスは憂鬱そうに髪を弄った。

 

 カトレアは近衛騎士団長で、ウェストリアの腹心の一人だ。18という若さで近衛騎士団長になれたのは純粋な実力と、ウェストリアの後ろ盾があったからだ。


 カトレアが憂鬱なのはウェストリアが最近構ってくれないからだ。ウェストリアは今はもう皇帝で、婚約者もいる。カトレアは近衛騎士団長にまで出世してしまった。お互い立場が立場なのだ。だが納得しているかどうかは別の話。

 

 カトレアの世界はウェストリアを中心に回っている。よってカトレアの不満の矛先は基本的にアスカに向かっていた。もっとも、お互い言葉が通じないので喧嘩のしようがないが。


 (大体幼馴染である私がダメであのアスカとかいう異民族がなんでいいんだ)

 

 カトレアは自分も異民族で、孤児だったことを棚に上げてそう思った。


 「近衛騎士団長、俺たちと勝負しませんか?」

 物思いに耽っていたカトレアに3人の近衛騎士が声をかけた。彼らは女で、年下のカトレアが自分たちの上に立っていることに不満を抱いていた。だから機会があれば模擬戦をして、自分たちの実力を証明しようとしていた。今回声をかけたのは、カトレアの顔が曇っていて、調子が悪そうに見えたからだ。


 「いいわ。3人でかかってきてもいいわよ」

 カトレアはイライラをぶつけてやろうと挑発する。3人の男は首を振った。


 「いや、3人はさすがに卑怯ですから。1人ずつ戦いましょう」

 妙なところで律儀だ。カトレアは苦笑して木剣を構えた。


 「では、いきます!!」

 1人目の男が木剣を振り上げた。近衛騎士はエリートの中のエリート。その剣筋は一直線にカトレアの首に伸びていく。


 カトレアは軽く木剣に触れた。木剣は風を纏う。カトレアは風を纏った木剣で男の木剣を迎え撃った。

 

 バッキ


 木剣同士が触れる寸前、男の木剣が消し飛んだ。木剣は木屑になり、風で飛ばされていく。


 「次はあなたたちの番よ」 

 カトレアは2人の男に話しかけた。2人は顔を青くする。


 「あ!腹が痛くなってきた!!」

 「あ、頭が痛い!!」

 2人は衝撃で気絶した初めの男を引きずって退散してしまった。


 パチパチパチ


 手を叩く音が響く。カトレアが振り向くとメガネが立っていた。

 「さすがは『魔剣のカトレア』殿ですな。木剣を粉砕とは」


 カトレアの背に冷や汗が出る。メガネの存在にまったく気が付かなかったのだ。

 「加護の力ですよ。私の実力じゃない」

 「何言ってるんですか。加護も実力のうちではありませんか」

 

 カトレアは『精霊の加護』を持っている。魔術の威力が高まる加護だ。本来ならそよ風を起こすほどの価値しかない魔術でも、カトレアにかかれば木剣を粉砕する威力になるのだ。


 「あ!これをどうぞ。陛下からの手紙です」

 カトレアはメガネから手紙をむしり取る。そこには今夜、ウェストリアの私有する屋敷に来いと書かれたいた。わざわざメガネを派遣するところを考えると、極秘の会談なのだろう。


 「私以外に集まる人間は?」

 「それは来てからのお楽しみということで」

 メガネは含み笑いをする。カトレアは手紙をしまった。


_____


 カトレアはウェストリアの屋敷にやってきた。門は固く閉ざされている。ウェストリアがこんなミスをするとは思えない。つまり門をよじ登って侵入しろということだろう。カトレアはそう思って、屋敷の門に足をかける。普通ならこの段階で防犯設備が反応するが、今回はまったく鳴らない。カトレアは自分の行動が正解だと分かり、ほっとした。


 屋敷の中は真っ暗で使用人すらいないようだ。カトレアはろうそくの火を頼りに長い廊下を歩く。


 カトレアは昔、ウェストリアに話してもらった怪談を思い出した。4年前、ウェストリアは屋敷に幽霊がでるという話をしていた。


 (なんで今になってそれを思い出すんだよ、私!)


 ウェストリアはかなりの人間を処刑している。カトレアもその処刑に何度も協力をしていた。不審な死を遂げた皇子や、一族皆殺しになった大臣何かが化けて出てきてもおかしくない。


 カトレアは慎重に歩を進める。その時だった。


 ヴォーン、ヴォーン、ヴォーン


 カトレアは思わずろうそくを落とす。光は月明かりだけになった。カトレアの顔が強張る。


 (まるで死者が地獄で叫んでいるような……考えるな私!!)


 カトレアは耳を塞ぎながら歩いていく。音はどんどん大きくなっていく。

 しばらく歩いていると曲がり角に出た。この角を曲がって2つ目の部屋が待ち合わせの場所だ。カトレアは安心して角を曲がった。


 「キャー!!」


 カトレアは思わず悲鳴を上げる。曲がり角の先には黒い物が待ち構えていたのだ。影は人のような形をしていた。


 「すいません、すいません、なんでもするから許して!!」

 「今何でもするって言ったな。ウェストリア陛下の調教を受けますと誓え」

 「はい!誓います!!?って陛下!!!」

 カトレアが顔を上げるとウェストリアが笑っていた。


 「へ、陛下。良かった」

 カトレアはへたり込む。


 「ところでこの影はどうしたんですか?」

 「ああ。これな。これは羽虫だ」

 ウェストリアは笑う。黒い影、いや羽虫の群れはカトレアの前へ『バカ』という文字を作りだした。カトレアはこめかみに青筋を立てて言う。


 「陛下……。加護をそんなことに使わないでください」

 「俺の加護だ。どう使おうが俺の勝手だな」

 にやりとウェストリアは笑った。


_____


 「さて余興も済んだことだし、会議を始めるか。まあ、改めて話す内容もないが。まずは報告からだな」

 ウェストリアは集まった13人の家臣を見回した。


 「その前にいいですかな?陛下」

 「なんだ、アシモ伯爵」

 ウェストリアは小太りの男性に顔を向ける。彼は議会に強い影響力をもった人物だ。


 「先ほどのお戯れはまあ、我々の気を解すためと納得しましょう。ですがその奴隷は何ですかな?説明をしていただきたい」

 アシモ伯爵はウェストリアの横に立っているアスカを見る。


 「ん?言っていなかったか?彼女が例の兵器・武器の数々を発案した者だ」

 ウェストリアがそう言うと、アシモ伯爵は目を丸くした。異国人とは聞いていたが、もっと年老いた学者を想像していたのだ。


 「そういうことでしたら何も言うことはございません。申し訳ございません」

 「いや、いいさ。皆も疑問に思ったり、不満に思うことがあったら聞き給え。出来うる限り答えよう」

 ウェストリアは笑う。ここのメンバーはみんなウェストリアの忠臣だ。


 「では私からよろしいですか、陛下。ガリアで起こった小麦の疫病ですが、呪いであることが分かりました」

 そう言うのはアンネリーゼ・アルトリア。呪術の名門アルトリア公爵家の令嬢でウェストリアの婚約者だ。


 「なるほど。犯人は分かっているか?」

 それに答えたのはアルトリア公爵だ。


 「候補は3人おります。1つはペンティクス皇子残党、もう1つは元老院の反皇帝派、最後に王国です」

 3つともガリアを不作にしようとする同機は十分にある。


 「なるほど。では呪い返しをしてくれ。できるか?」

 呪いは強力だが、返される危険がある。もっとも呪い返しは相手方よりも優れた力量が必要なので、まず返されることはないが。


 「はい。『悪霊の加護』をもつ私からしたらこの程度、鼻歌を歌いながらでも返せますよ」

 アンネリーゼは胸を張った。ウェストリアはアンネリーゼの張った胸を眺めてから、銀髪の少女に声をかけた。


 「セシル。お前は呪いの早期解呪と結界の構築を頼む」

 セシル・エーデルワイスは神聖術を得意とする神官で、『天使の加護』という協力な加護を持っている。セシル一人で100人の神官に匹敵する。それゆえに神祇省に大きな影響力を持っている。


 セシルはウェストリアの言葉にコクリと頷く。ちなみにウェストリアとセシルは男女の関係でもあるが、それは二人の間だけの秘密だ。


 「タルキス。ガリアに施しをするように各貴族、代官に通達しろ。確かシルニア州は例年通り豊作だったはずだ」

 ウェストリアは禿の老人にそう命じた。彼はタルキス。ウェストリアの家臣の中でも最も古い。

 「さすがはウェストリア陛下……なんてお優しい……」

 タルキスはなぜか泣き始める。有能だが涙もろいのが欠点だ。


 「リュティス侯爵、王国の動向は?」

 ウェストリアは自分の母の兄、つまり実の叔父であるリュティス侯爵に話しかけた。リュティス侯爵はガリアの大貴族で、国境を守っている。

 

 「特に不穏な動きはありませんね。しいとあげれば間諜を10人見つけたことですかね。もっとも、拷問する前に自害されましたが」

 自害したなら仕方がない。ウェストリアは肩をすくめた。


 「マルクス、軍備は順調か?」

 マルクスと呼ばれたのは中年の男性だ。マルクスは陸軍元帥の地位にある。能力はまあまあだが、何よりウェストリアに忠実な男だ。


 「はい……と言いたいところですが練度が何とも。取り敢えず大部分の歩兵は長槍を扱えるように訓練をして、一部の見込みのある奴らに例の兵器・武器を訓練させています」

 「そうか。まあ仕方ない。帝国はだいぶ平和ボケしてしまったからな。せめて例の兵器・武器を使いこなせるようにしておけ。金がかかってるんだからな」

 ウェストリアはマルクスの横に座っている女性に声をかけた。


 「ヒュピア。海賊討伐ご苦労だった。それで、例の兵器の使い心地はどうだった?」

 ヒュピアは海軍元帥だ。最近海賊を討伐したばかりだ。


 「ええ、素晴らしかったですよ。ゴミどもがあっという間に海の藻屑に……あら?変わっていませんわね」

 ヒュピアは有能な将軍だが、苛烈すぎるのが玉にきずだ。降伏を願い出た海賊を無視して皆殺しにしてしまったのだから。


 「さて対王国戦まであと2,3年といったところか。クレア、お前らの力、頼りにしているぞ」

 クレアと呼ばれた少女は頷いて答える。

 

 「私たち騎馬の民は帝国を支援するよ」

 クレアは東北地方の騎馬民族の族長の娘だ。最近、ウェストリアは騎馬民族と交渉をつづけていた。王国と二正面作戦になるのは避けたかったからだ。ウェストリアの奮闘のおかげで騎馬民族と講和がなされたのだ。


 「陛下、王国を落とした次は都市国家連合ですが……そのあと里帰りしていいですか?」

 そう言ったのはファリスという砂漠の民の男性だ。ウェストリアにとって最初の奴隷でもある。ウェストリアは砂漠の民の血を引く奴隷を帝国じゅうから集め、保護して独自の兵力にしていた。ウェストリアにとって近衛騎士団に並ぶ重要な戦力だ。


 「構わん。何なら何人か砂漠の民を連れてきてもいい」

 ファリスはウェストリアに恩がある。ウェストリアもそれを分かっているので、ファリスが逃げるかもしれないという考えは毛頭ない。


 「ファリスさんが出るとなると、私たちは留守番になりますね。カトレアさん」

 メガネは笑いながら言う。ウェストリアは頷いた。


 「え!!私留守番なんですか!!」

 カトレアは大きな声を上げる。着いていくつもりだったのだ。


 「羽虫にあんなにビビってるようじゃ連れてけないよね」

 クレアはにやにやと笑う。カトレアはクレアを睨んだ。

 「戦争は人間が相手だろう!!幽霊じゃない」

 険悪な雰囲気が流れる。ウェストリアはカトレアをいさめた。


 「俺はカトレアを信頼しているから留守を任せるんだ。俺が王国へ行っている間、帝都を守るのはお前だ。これは戦場よりも危険で、重要な任務だ。俺は幼馴染であるお前を一番信頼しているからこそ留守を任せるんだ。」

 「陛下……」

 カトレアはキラキラした目でウェストリアを見る。ウェストリアは思わず呟いた。


 「相変わらずチョロイ奴だ」


 ウェストリアの呟きはカトレアには聞こえなかったようで、とても幸せそうな顔をしている。

 「陛下、質問をしてもよろしいでしょうか?」

 「ん?どうした?」

 ウェストリアはマルクスに顔を向けた。マルクスは申し訳なさそうに聞く。


 「ラゴウ将軍のことです。彼は確かに有能です。ですが旧第二皇子派です。なぜ重用なさるのですか?」

 ウェストリアは首をかしげた。ウェストリアはラゴウ将軍を優遇したつもりはない。実際多くの皇帝派の武官は昇格しているのに対し、ラゴウ将軍は中将のままだ。


 「もしかして最近の内乱鎮圧のことか?」

 ウェストリアが即位してから3回ほど帝国では一揆が起こっている。別にウェストリアの政治が失敗したわけではない。ここ100年、帝国では農民の武装蜂起が頻発しているのだ。


 ウェストリアは武装蜂起した農民を皆殺しにするようにラゴウ将軍に指示していた。


 「はい。なぜあのような者を?」

 マルクスは不思議そうな顔をしている。敵には容赦のないウェストリアがラゴウ将軍を使い続けていることが不思議なのだろう。


 「違う。重用している訳ではない。あいつはそうだな……雑巾だな」

 「雑巾?」

 マルクスはウェストリアの言葉の意味を理解できない。


 「つまり汚れ仕事専門ということだ。俺がいかに素晴らしい君主であろうとも、一揆は起こるときは起こるんだ。そう言った汚れをすべて拭いてもらう。まあそろそろ汚れも溜まってきたところだし、捨てどきだとは思うがな」

 にやりとウェストリアは笑った。会議が少し凍りつく。マルクスはラゴウ将軍を気の毒に思った。


 「それで他に何か質問、提案はあるか?」

 ウェストリアは周りを見回す。だれも手を上げる者はいない。


 「では今夜はお開きにしよう。3か月後、またここで話し合いをする。必ず出席するように」

 ウェストリアはそう締めくくった。

ウェストリア一世の陣営


ウェストリア1世……最近即位した皇帝。ラベンダー色の髪をしている。景気回復、財政健全化を掲げる。元老院と敵対。結構えげつない性格をしている。元々は主人公の予定だったが、あまりのチート野郎だったのでやめた。

加護

神言の加護、剣の加護、矢除けの加護、魅了の加護、千里眼の加護etc


リュティス侯爵……ガリア貴族。ウェストリアの叔父

アシモ伯爵……有力議員

アルトリア公爵……ロマーノ貴族

アンネリーゼ・アルトリア……公爵令嬢。婚約者。呪術に精通している。金髪。『悪霊の加護』を持つ。

セシル・エーデルワイス……神官。ウェストリアとは男女の仲。『天使の加護』を持つ。神官100人分の神聖術を使える。銀髪

カトレア・ライナス……近衛騎士団長。魔術を得意とする。元孤児。赤毛。『精霊の加護』を持つ

クレア・カイラース……騎馬民族族長の娘。弓が得意。髪は青い。

アスカ・タカナシ(小鳥遊明日香)……日本人。歴史に詳しく、兵器の知識をウェストリアに教える。転移したあと、奴隷狩りにあって、ウェストリアに買われた。茶味がかかった黒髪。いろいろな兵器を考案している。直接ハルトと絡む予定はない。



マルクス……将軍。まあまあ有能。ウェストリアに絶対服従。頭は柔らかい。

ヒュピア……有能。苛烈な性格をしている。ウェストリアによくいさめられる。ウェストリアの言うことしか聞かない。恋人募集中。

ファリス……奴隷になり、ウェストリアに買われた。現在は解放奴隷。ウェストリアに忠誠を誓う。家族を呼ぼうと考えている。

タルキス……宰相。爺。涙もろい。髪が薄い

メガネ……眼鏡。ホモ疑惑有。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ