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隣の女の正体は…  作者: 笛鳴ことり


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8/25

私の願い。。。

それから半年以上の時が経った。



私は何事ももなかったかのように平和に暮らしていた。



さとしは相変わらずで帰りは遅い、いや遅すぎる時もあるけれど、もう以前のように過度に詮索はしないでおこうと決めていた。



知らぬが仏、、、だ。



それより私の今の願いは早く私たち夫婦の子どもがほしい!それ一択になっていた。



女の本能がそうさせるのだろうか、、。



まだ見ぬ自分の子どものためにベビー売り場へ行き、かわいいと思うベビー服を手に取り、妄想を膨らましながら過ごす日々が続いていた。



「はぁーーー。今日も帰りが遅いのか、、、。」



さとしから連絡が来たのだ。



今日はタイミング法の時だったのに、、、。



この前ちゃんと伝えていたのに忘れちゃったのかな。



こんなんじゃいつになっても子ども授かれないよ。



焦る気持ちと、やるせない気持ちが混じり合う。



気分を変えて窓を開けると、とても心地が良い風が入って来た。



外に出るのが気持ちの良い季節になって来た。。。



そんな心地の良い風と共に普段聞きなれない赤ちゃんの泣き声が聞こえて来た。



「おぎゃ~おぎゃ~おぎゃ~」



その声は小川さんの家から聞こえてくるようだった。



でも小川さんは一人暮らしで、、、なのに何故?



またしても要らぬ詮索を自然と初めてしまっていた。



泣いている赤ちゃんをあやす優しい女性の声もかすかに聞こえて来た。



あぁもしかして息子さんの子どもかしら、、、。



きっとそうに違いないわ。



昼過ぎになり私は買い物をしに家を出た。



するとちょうどうちの前を小川さんがベビーカーを押して通るところだった。



「こんにちはー!」



「こんにちは。おでかけ?」



「はい。お買い物に、、、小川さんもしかして、、お孫さん、、、ですか?」



「そうなのー!息子の子どもを預かっててね。

今寝てるんだけど、、。」



と言いながらベビーカーの日除けを少し上げて赤ちゃんの顔を見せてくれた。



そこにはとてもかわいい男の子の赤ちゃんが、すやすやと小さな小さな寝息を立てて眠っていた。。。

















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