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隣の女の正体は…  作者: 笛鳴ことり


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20/25

答え合わせ

どんな辛い状況でも当たり前のように朝はやってくる、、、、。



夜中沢山泣いていたせいで目が赤く腫れてしまった。



でももういいや、、、。暫く誰にも会いたくない。



もうこれ以上なんにも聞きたくないし見たくない。



「かおり、、、、、朝ご飯作ったから置いとくから食べて。」


「・・・・・。」



「じゃあ仕事行ってくるから。」



「・・・・・。」



さとしのしたことが許せない。



さとしを取り囲む環境にも問題はあったと思う。



さとしだけが悪いとは決して言えない。



でも何でこんなことになってしまったんだろう、、。



思えば初めから私は小川さんに対して何か不安や怖さみたいなものを感じていた。



1番初めは小川さんの家でホームパーティーをした時だった。



私がお酒に酔いトイレに行った帰り2階の方から妙な物音が聞こえた時があった。



あれはきっとマミさんに違いない。



帰り際2階の方から誰かの視線を感じたのもマミさんだったんだ。



さとしの帰りが遅くなって会話も少なくなって浮気を疑っていた時、あの時きっとマミさんはさとしの子を妊娠していたんだろう。



そして私への警告のような手紙に、、、連日の非通知のいたずら電話、、、。



全部ぜんぶマミさんの仕業だったんだ!



怖くて不安で、、、、、そのせいで私は不眠症になって、、、!



あっ!あの時の女の人だ、、、!!



クリニックに初めて行った時、後から来たのはマミさんだったんだ。



そして付き添いの人は見てはいないけれどきっと小川さんに違いない。



そして私はその帰りトンネルの中で誰かに追われて必死になって逃げたんだ。



振り返ると小川さんが近くを歩いていて、それでお茶に誘われて、、、その時に私は小川さんの家でお茶を飲んで、、、急に眠気に襲われて危険な目に遭ったんだ。



きっと、、、私が眠っている間にマミさんが、、、、         

   

     マミさんが私の首を!!




私はこれまでの事を色々思い出し、心底ぞっとして背筋が凍ると言うのを初めて感じた。



とてもじゃないけれど朝ご飯なんて食べる気がしない、、、。



(ポコッ)「あっ!蹴った?!」



お腹の子が励ましてくれている。


そうだった!、、、私はもう1人じゃない!!



私のお腹の中には赤ちゃんがいる、、、。



この子のためにも少しは栄養は摂らないと、、、!



そう思い睡眠不足でフラフラな体を無理矢理起こし、さとしが作ってくれた朝食をゆっくり食べ始めた。



さとしを決して許した訳じゃない。



でも今はこの子を無事に産む事、それだけを考えよう、、、。



そしてこれから何があってもこの子を守り抜こう。



私は様々な混乱する心の中で静かにそう決心していた。



















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