【20】女王の宣戦布告~「白蓮会」登場★
20-1◆女王からの招待状◆
翌朝の教室。
俺が席に着くと、太陽が向こうからやってきた。
天宮蓮司だ。
彼は俺の机の前で、足を止め、爽やかに笑いかける。
「音無くん、昨日はありがとう。おかげでいい脚本になりそうだ」
「いえ、こちらこそ。招待してくれて楽しかったよ」
「次は演出の会議だね。またうちに来てくれ」
そのあまりにも自然な会話。
教室中の生徒たちが息を殺して、俺たちを見ている。
存在感ゼロだった観客席の男が、
いつのまにか、頂点の男と親友のように話しているのだから。
その光景を玉座から、見つめる冷たい視線があった。
久条亜里沙。
彼女は完璧な笑顔を浮かべている。
しかし俺のスカウターは、その裏の感情を正確に表示していた。
【Target: 久条 亜里沙】
【感情:強い警戒心と焦り】
(…天宮くんがあの音無奏と笑っている?)
(柴田くんも、斎藤くんも、そして莉奈まで。私の仲間たちが、いつの間にかあの男に懐柔されていた)
(そして今度は、王そのものに近づいている…)
(まさか。彼の目的は最初から…)
(私から全てを奪い、そして天宮くんの隣に立つこと…?)
久条の背筋を氷のような戦慄が駆け上がる。
(…あなどれないどころの話ではない。危険すぎる)
(あの男、一体何者なの?やはり私が直接、見極めるしかないわ)
そして一限目と二限目の間の10分間休憩。
俺が山中と話していると、その女王が自ら俺の元へとやってきた。
山中は蛇に睨まれた蛙のように、硬直する。
久条は、完璧な笑顔で俺に告げた。
「音無奏くん。少しお話があるの」
「今日の昼休み茶道部室『祥雲庵』でお茶でもどうかしら。お食事もご馳走するわ」
それはあまりにも丁寧で、しかし一切の拒否を許さない女王からの招待状だった。
俺は静かに頷く。
久条は満足そうに微笑むと、自分の席へと戻っていった。
ミラー:「…来たな。女王陛下からの正式な招待状だ」
奏:「ああ。これは茶会じゃない。…尋問だ」
ミラー:「…昨日は王、今日は女王から招待とは、おまえも大物になったな」
俺はこれから始まる心理戦を思い、静かに気を引き締めていた。
20-2◆女王の茶会そして宣戦布告◆
その日の昼休み。
俺が山中との会話を終えると同時に、久条亜里沙がにっこりと微笑んでやってきた。
「いきましょう音無くん」
その声にクラス中の視線が、俺たちに突き刺さる。
俺は無言で立ち上がり、彼女の後に続いた。
向かう先は茶道部室『祥雲庵』。
彼女は俺にだけ聞こえる声で囁いた。
「今日は他の友達はいないわ。一度ゆっくり、あなたと話がしたかったの」
祥雲庵は、もはやただの部室ではなかった。
扉を開けると、そこには高級旅館の一室のような空間が広がっている。
完璧に手入れされた琉球畳。
窓の外に広がる美しい日本庭園。
そして奥のキッチンからは、プロのシェフが調理する音が聞こえてくる。
ここは久条亜里沙だけの私的な城だ。
俺たちは、庭園に面した座布団に座る。
久条は完璧な作法で、俺に最高級の玉露を淹れた。
俺は静かに彼女に〈観識〉の焦点を合わせた。
【Target: 久条 亜里沙】
【感情分析:好奇心(70%) 警戒心(80%) 侮蔑(40%)】
【思考:“この男は何者?どうやって私の騎士たちを手懐けた?”】
【深層心理:自身が輝き続けるために、現在の支配体制を維持したい。そして天宮の隣という地位も確保しておきたいという強い執着】
そして彼女は茶器を置くと、静かに口を開いた。
「私たち、こうしてまともに話すのは、初めてですわね、音無くん」
その完璧な笑顔の裏で彼女の瞳が、俺の全てを分析しているのを、俺は感じていた。
しばらくすると、白衣を着た給仕がやってきて懐石料理の前菜を並べ始めた。
久条は完璧な作法で、食事を進めながら最初の刃を抜いた。
久条「音無くん。あなたは一体何が欲しいの?」
奏「誰もが楽しく過ごせる平穏な高校生活ですが」
久条「嘘。あなたのような人が、それを望むはずがないわ。あなたはこの教室の『ヒエラルキー』を書き換えたいのよ。違う?」
俺はその問いには答えず、逆に問いを返す。
奏「久条さんこそ。あなたのその完璧な王国は少し窮屈そうだ。もう少し風通しを良くした方がいいんじゃないですか?」
久条「柴田くんたち、あなたに随分、懐いているようね。…どんな手品を使ったのかしら?」
奏「手品じゃない。彼らの話を聞いただけだ。女王様には聞こえない声もあるらしいですね」
二人の会話は平行線のまま、運ばれてきたデザートを俺は口にする。
「素晴らしいもてなしでした。ありがとうございました」
そのあと俺は礼を言って、席を立った。
そして祥雲庵を去るその最後の瞬間。
俺は完璧に手入れされた庭園を一瞥し、そして久条に向かって、静かにこう言ったのだ。
「ごちそうさまでした。久条さん。一つだけ言わせてください」
「あなたが必死に守ろうとしているその『天宮の隣』というちっぽけな玉座と支配体制。俺はそれに一切興味はありません」
「俺が壊したいのは、窮屈なこの教室の歪んだシステムそのものです」
俺のその言葉を聞いた瞬間。
久条の完璧な笑顔が初めて凍りついた。
そして彼女は初めて理解した。
この男には自分の思考を全て見透かす力があり、そしてそれを破壊できる可能性があることを。
俺が祥雲庵を去った後。
一人残された久条。
その顔から完璧な笑顔は消えている。
(…あの男。私の全てを理解している)
(私の学園支配を揺るがすつもりだ。そしていずれは天宮くんの隣という私の場所さえも…)
(彼の武器は何?目的は何?そして弱点は…?)
(待って。確か彼は…)
(…奨学金。そうよ。音無奏は、この学園にいる何か?不自然な存在。)
(…そこね。そこが彼のアキレス腱だわ。なぜ彼に奨学金が???)
彼女はスマホを取り出す。
そして白蓮会のメンバーだけが参加するLINEグループに短いメッセージを打ち込んだ。
「緊急招集」
「今夜20時。祇園の『Club Lotus』VIPルームにて」
女王のその冷たい宣戦布告が静かな茶室に響き渡った。
20-3◆白蓮は泥に咲かず◆
その日の夜、時計の針が20時を指す。
祇園の喧騒が遠い夢のように聞こえる、久条ホールディングスが所有するビルの最上階。
選ばれた者だけがその名を知る、会員制クラブ『Club Lotus』。
その最奥、廊下の突き当たりに佇むのは、一枚板から削り出されたかのような、継ぎ目のない黒檀の扉。
カードキーをかざす微かな電子音だけが、完璧な静寂を切り裂く。
扉の向こうは、もはや部屋ではなかった。
床から天井まで続く一枚ガラスの窓が、宝石を撒き散らしたような祇園の夜景を、巨大な絵画のように切り取っている。
磨き上げられた大理石の床は、ダウンライトの光を鈍く反射し、まるで水面のように冷たい。
空気は完璧に濾過され、高価な白檀の香りが、支配者の吐息のように、ごく微かに漂っていた。
そして、その夜景を見下ろす部屋の中心。
イタリアの最高級ブランドが、彼女のためだけに設えたであろう、純白のレザーソファが、まるで玉座のように鎮座している。
その玉座に、久条亜里沙は静かに座っていた。
外界の全てを隔絶した、完璧な硝子の城。それが、女王の本当の王国だった。
やがてドアがノックされ、彼女の騎士たちが一人、また一人と姿を現す。
その一人一人が、ただの令嬢ではない。
それぞれの世界で、生まれながらに女王となることを運命づけられた少女たち。
三年生、西園寺撫子。 日本で最も権威ある華道「月影流」の次期家元。
彼女の指先一つが、日本の「美」の基準を定義する。
同じく三年、東條院伽耶。 政財界にも信徒を持つ浄光真蓮宗「東條院家」の姫。
その沈黙は、千の言葉よりも重い。
二年生、一条院瑠璃。 関西一円の医療情報を掌握する大病院グループの令嬢。
彼女の前では、人の秘密などレントゲン写真のように透けて見える。
一年生、星野綺羅々。 時代を創るITベンチャーの社長令嬢にして、数十万の信者を抱えるカリスマインフルエンサー。
彼女の指先一つが、世論を動かす。
同じく一年、鳳麗奈。 世界を舞台に戦う超有名プロゴルファーの娘。
彼女の瞳には、常に勝利への渇望だけが燃えている。
そして、そこに2年のメンバーとして、結城莉奈の姿もあった。
「亜里沙様、お待たせいたしました」
西園寺撫子が、絹を滑らせるような所作で優雅に一礼する。
久条は笑顔で頷いた。
「そろったわね。白蓮会。突然の招集に応じてくれて、みんなありがとう」
京都の由緒正しき私立高校洛北祥雲学園の各学年から、二名ずつ選抜されたカリスマ女子高生たちの私的な交流サロン。
それが彼女たちの集い「白蓮会」である。
西園寺が、その場の空気を確かめるように、口を開いた。
「まずいつもどおり冒頭に、我々、白蓮会の理念を確認しましょう。
ただ伝統文化やマナーを学ぶだけではない。将来、メンバー全員が世界で活躍できる影響力を持つ女性となる。
そのための情報交換と交流の集いです。みなさん充分に理解して、日々の学園生活を送るように」
その言葉に星野綺羅々が続く。
「その理念を実現していくためにも、来週の文化茶会は重要ですね。
亜里沙様の指示通り、大阪の蘆屋女学院、神戸の仁和寺女学館など関西の超名門校から、選りすぐった才媛たちを数名のみ、招待しています」
東條院伽耶は茶器に指先を添えながら、静かに微笑む。その静謐な気配だけで、場が引き締まった。
「そうね。私たち白蓮会は、家柄・素養・実績・才能──すべてを兼ね備えた者だけが加われる場なのよ」
その時だった。
鳳麗奈が、その会話を冷たく遮った。
「亜里沙様。その話ならば普段の定例会でできるはず。
今日、亜里沙様が我々を緊急招集したのは、そのような表向きの話のためではないでしょう」
鳳麗奈は久条へと向き直る。
「我々の『諜報機関』としての力が、必要になったから?ではありませんか?」
久条は満足そうに頷くと、本題に入った。
「今日、緊急招集をかけたのは他でもないわ。私たちの王国に侵入した一匹の害虫についてよ」
女王は、音無奏との昼食会の一部始終を共有する。
「音無奏は私たちのルールを理解し、そしてその上で、私たちのヒエラルキーを破壊しようとしている。
これはもはや、ただの反逆ではない。学園の秩序、そして白蓮会そのものへの宣戦布告よ」
久条は続ける。
「私は彼の“出自”そのものが、弱点だと推測しているわ」
彼女はメンバーに指令を下す。
「彼の奨学金入学の経緯。何か裏がありそうなの。その全てを洗い出しなさい。
あなたたちの親の権力を使いなさい。理事会、PTA、教職員。あらゆるルートを使って、彼の出自の全てを、白日の下に晒すのよ」
一条院瑠璃が静かに言った。
「確かに奨学金制度的に説明がつかないわね。特別な家柄も、後ろ盾も、突出した能力もない生徒がどうしてこの学園に“奨学生”として存在できているのか」
久条は静かに微笑んだ。
「さすがね。瑠璃。そういうことよ」
彼女は、揺るぎない最終診断を下す医師のように、静かに、しかし冷徹に言葉を続けた。
「これは学園のデータベースにおける、ただ一つの“エラー”ですわ」
そして女王は最後に立ち上がり、力強く宣言した。
「白き蓮は濁る水には咲かない。…排除すべきね、あの泥を」
その言葉に六人の美少女たちは、静かに立ち上がり、そして女王へ深く頭を下げる。
「御意!亜里沙様」
女王のその冷たい宣戦布告が祇園の夜景に響き渡った。
俺の知らないところで、女王の“戦争”の準備が、静かにそして完璧に整えられていた。
20-4◆祭りの始まり、そして王の根回し◆
次の日、午前中の授業が終わると担任の烏丸が告げる。
「諸君。来週1週間、放課後の授業はない。全て文化祭の準備に充てること。完全下校は夜10時まで」
その言葉にクラスが沸く。
一人の運動部員が手を挙げた。
「先生!部活はどうなるんですか?」
その問いに答えたのは烏丸ではなかった。
天宮蓮司だった。
彼は静かに立ち上がりバスケ部の部員たちへと告げる。
「バスケ部のみんな。大槻先生には俺から話を通してある。準備期間中は練習を休んでこっちに集中してくれ。先生も応援すると言っていた。他の運動部も同様だ。それぞれの顧問の先生には連絡済みだ」
その完璧な根回し。
クラス中の運動部員たちが安堵とそして天宮への尊敬の表情を浮かべた。
「もちろん、この時期部活のほうが大事な奴もいるだろう、それは遠慮せずに部活へ行ってくれよ」
奏:「…見たかミラー。王の根回しだ。俺たちが動く前に、彼はすでに全ての障害を取り除いている」
ミラー:「ああ。完璧なマネジメントだな。だからこそ皆、彼についていく」
奏:「顧問たち全員が、王の命令を待っていたかのように従ったのなら???」
ミラー:「それだけ、天宮蓮司という名前が“秩序”として機能しているんだろう」
烏丸が改めて口を開く。
「というわけだ。今日から本格的に演劇の準備をスタートする。それぞれ、各セクションのリーダーである天宮、久条、音無の指示に従うように」
その言葉を合図に教室は文化祭という名の祝祭と、そして戦争の舞台へとその姿を変えた。
20-5◆脚本家のもう一つの才能◆
その日の金曜、放課後、文化祭準備週間が正式に始まった。
教室の空気が一気に「祝祭モード」に切り替わるのを感じた。
教室は熱気に包まれている。
俺は自らが責任者を務める舞台技術セクションのメンバー十名を前にしていた。
彼らは皆クラスの中では、あまり目立たないごく普通の生徒たちだ。
その顔には、これから始まるであろう面倒な作業への憂鬱が浮かんでいる。
奏:「見てみろ、ミラー。烏合の衆だ。これでは最高の舞台など作れない」
ミラー:「だから、お前が作るんだろ?最高のチームを。お前のその眼を使えば、簡単なことだ」
ミラーのその言葉に俺はハッとした。
(…待てよ。あるいはこれこそが…)
(…これって観識スカウターの能力をもっとも発揮できるタスクかもしれない)
俺は目の前に立つ12名の生徒たちに、ゆっくりと〈観識〉スカウターの焦点を合わせた。
そして先日、覚醒したばかりの新機能「人間関係相関図」と「キャリア・ディグ」を同時に起動する。
視界に無数の情報が、洪水のように流れ込んできた。
青い友情の線。赤い対立の線。
そして一人一人のパーソナリティと隠された特技。
【田中宏:手先が器用】⇔【伊藤翼:ミリタリー好き】=【青い線:親友】
【鈴木舞:ファッション好き】⇔【加藤恵:K-POP好き】=【赤い線:ライバル】
【佐藤健太:音ゲーが得意】
【木村良平:体力だけはある】
(…見えた。完璧な布陣が)
俺は数秒で全ての分析を終えた。
そして彼らに告げる。
「まず全員、大道具を兼任してもらう。その上でチームを分ける」
「田中と伊藤。君たちは小道具班だ。二人で協力して最高の剣を作れ」
「鈴木は衣装。加藤はメイク。互いに競い合って、最高のヒロインを作り上げろ」
「佐藤は音響。木村は力仕事担当だ」
俺は淀みなく、それぞれの役割を割り振っていく。
俺のそのあまりにも、的確な采配に、メンバーたちは、驚きの表情を浮かべていた。
なぜ音無が、自分の特技や友人関係まで、知っているんだ?と。
彼らのその戸惑いは、やがて俺への純粋な「信頼」へと変わっていった。
「…以上だ。来週の月曜には、それぞれ自分のパートについて、具体的な計画を練ってきてくれ。何をどうするべきか?道具、素材、人数、必要な技術、なんでもいい。出せる限りの情報とアイデアを紙にまとめて提出。いいな?」
メンバーたちは一様にうなずき、それぞれの課題に向かって散っていった。
俺たちのチームはこうして、静かにそして完璧な形で始動した。
第二十話お読みいただきありがとうございます。
作者の京太郎です。
今回は、ついに女王久条亜里沙の本当の切り札「白蓮会」の全貌を描いてみました。
彼女たちは、ただのお嬢様ではありません。
それぞれが恐るべき武器を持つ怪物です。
そんな彼女たちを敵に回してしまった主人公の運命やいかに。
女王の秘密結社が、水面下で動き出す中、クラスでは文化祭の準備が始まります。
脚本・演出:音無&天宮。
舞台監督:久条。
このあまりにも危険な三頭政治の下で果たして演劇は完成するのか。
それとも…。
次回波乱の稽古が幕を開けます。
面白いと思っていただけましたら
下にある【★★★★★】での評価
そして【ブックマーク】での応援
よろしくお願いします。
皆様の声が何よりの力になります。
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【白蓮会の全容】
◆表の顔:
久条家が後援する良家の子女のための「伝統文化サロン」
歴代会長の家系が、後援者として白蓮会を引き継いでいく
華道、茶道、書道、日本舞踊などを学ぶための気品あふれる集い。
目的はメンバーの日本女性としての品格を高めること
情報交換と交流、人脈形成を通じて、世界で活躍できるような影響力のある女性を輩出すること
高校在学中のみならず、将来的にもメンバーが世界で活躍するという目的を達成するためには、手段は厭わない
◆裏の顔:
女王久条亜里沙に絶対の忠誠を誓う彼女直属の「私兵組織」であり「諜報機関」
学校のルールが一切及ばない治外法権の秘密結社。
◆圧倒的な権力:
彼女たちの親族は学園の理事や有力な後援者。
そのため白蓮会の意思は、学園の理事会そのものの意思決定にすら、影響を及ぼす。
◆会員資格及び会長選出:
現会長が、卒業前に下級生メンバーから次期会長を指名する
1年生の新加入メンバーについては、現役メンバー全員の賛同により、2名選出される
◆構成員:
洛北祥雲学園高等部各学年から選抜された僅か二名ずつ。
「家柄」「富」「カリスマ」その全てを兼ね備えたエリート中のエリート女子だけで構成される。
*【第24代会長】*
久条亜里沙
*【三年生】*
▽西園寺 撫子:《古都の“伝統”》
家柄: 日本で最も影響力のある華道「月影流」の次期家元。
役割: 彼女の武器は「権力」ではない。「文化的権威」だ。彼女の一族に認められなければ日本の社交界では一人前とは見なされない。彼女は日本の「美」と「品格」の基準そのものを定義する存在。白蓮会の「権威」を象徴する。
▽東條院 伽耶:《信仰の“沈黙”》
出自: 日本の仏教界に絶大な影響力を持つ浄光真蓮宗「東條院家」の直系の姫。その血筋はかつての華族制度においては伯爵家に連なる。
役割: 政財界にも影響を及ぼす「信仰」を背景に持つ。その沈黙は千の言葉よりも重い。
彼女は白蓮会の「精神的支柱」でありそして“治外法権”そのものだ。
*【二年生】*
▽結城 莉奈:《女王の“懐刀”》
出自: 全国に展開する大手アパレルメーカーの社長令嬢。
役割: 久条の最も忠実な側近。自らのカリスマとSNSでの影響力を使い女王の意思を実行する。
▽一条院 瑠璃:《医療界の“情報網”》
出自: 関西一円に影響力を持つ大病院グループの理事長の娘。
役割: 医療情報を掌握し個人の健康状態からプライベートな情報までを暴き出す。
*【一年生】*
▽星野 綺羅々(ほしの きらら):《時代の“寵児”》
出自: 急成長を遂げるITベンチャー企業の社長令嬢兼カリスマインフルエンサー。
役割: 「流行」と「情報拡散力」を武器とし世論操作を担当する。
▽鳳 麗奈:《勝者の“哲学”》
出自: 世界を舞台に活躍する超有名プロゴルファーの娘。自身も高校生プロ。
役割: 勝利への渇望と絶対に折れない精神力。白蓮会に勝者の哲学を注入する。




