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最底辺の俺が、観測スカウターを使ってエリート学園にはびこるスクールカーストの頂点を目指す  作者: 京太郎
第三章:中間試験での懐柔

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15/46

【15】王が呼ぶ声、太陽とのファーストコンタクト


15-1◆栄光のランキング、そして脚本家の収穫◆

それから一週間後。

今日はいよいよ、中間試験の結果発表の日だ。

朝のホームルームが、始まる前から教室は落ち着かない空気に包まれていた。


俺は、自分の席で静かに本を読んでいたが、その意識は常に教室全体へと向けられている。

Elysion周辺では、柴田が欠伸をしながら、隣の斎藤に話しかけていた。


「あーあ。天宮は、今日も休みかよ。つまんねえの」

「財団の用事があるとか。詳しくは知らないが・・・」

斎藤はスマホの画面から、目を離さずに答える。

その会話を聞きながら、俺は静かに思う。

(…なるほどな。今日の、この祝祭に王は不在か。まあTOPは不動だからな。見る必要もないか)


昼休みを告げるチャイムが鳴った瞬間。

教室から、生徒たちが弾丸のように飛び出していく。

彼らが向かうのは、学食ではない。

本館一階の掲示ホールだ。

そこに、学年上位三十名だけを記した栄光のリストが、貼り出されるのだ。


1クラス42名×8クラス=1学年合計336名

そのうちのたった30名だけの栄誉である。


掲示板の前は、すでに黒山の人だかりができていた。

三百人以上の生徒たちの熱気と喧騒が渦巻いている。

自分の名前を探す者。

友人の名前を見つけて、歓声を上げる者。

そしてリストに自分の名前がないことを悟り、静かに立ち去る者。



1位 天宮 蓮司

2位 久条 亜里沙


8位 音無 奏


「あった!一位はやっぱ天宮様だ!」

「当たり前だろ。あそこは、もう天宮様専用の指定席なんだよ」

「うわ点数エグすぎ…!俺たちの倍あるじゃん…」

モブ生徒たちが、神の御業を崇めるように騒いでいる。


俺は、その人混みの少し後ろから、壁にもたれかかり、その全てを観測していた。

俺の視線は、その中心にいる三人の役者たちを捉える。

柴田隼人、斎藤律、そして結城莉奈。

彼らは緊張した面持ちで、リストを食い入るように見つめている。



18位 斎藤 律



24位 結城 莉奈



29位 柴田 隼人


やがて、柴田が叫んだ。

「よっしゃあ!俺の名前あるじゃん!二十九位!」

彼はガッツポーズを作る。

その隣で、斎藤が冷静なふりをしながらも、安堵のため息を漏らすのを、俺は見逃さない。


結城は、自分の名前を見つけると、そっと胸に手を当てていた。


そして彼らの視線が、人混みの中から、俺を探し出す。

その三対の瞳。


そこに宿る新しい感情を俺は観測した。

ミラーが脳内に話しかけてくる。


ミラー:「おい奏。お前の株が、上がったようだな。どれくらい上がったか見てみるか?」

奏:「…どういう意味だ?」

ミラー:「お前がレベルアップしたからな。システムの追加機能だ。試してみろ」

俺はミラーに言われるがまま柴田にスカウターの焦点を合わせる。


すると、彼のステータス画面に新しいタブが出現した。

【エンゲージメント・アナリシス】

俺がそのタブに意識を集中すると詳細なデータが表示された。


【Target: 柴田 隼人】

【対あなたへの評価:85 / 100】

【評価履歴】

・夏休み前:1(知らん)

・文化祭会議:5(なんか面白いこと言う奴)

・長峯救出:35(やるじゃん)

・轟木一派との接触後:45(こいつ何者だ?)

・予想問題集入手後:71(マジで神かよ)

・現在:85(一生ついていきます!アニキ!)

(参考:対天宮評価:測定不能 / 対久条評価:99)


(…なんだこれは)


俺は驚愕する。

相手の感情・評価の「履歴」だと?

俺は続けて斎藤と結城もスキャンした。

彼らの評価もまた同じように詳細な経緯と共に表示される。


【Target: 斎藤 律】

【対あなたへの評価:83 / 100】

【評価履歴】

・夏休み前:0(存在を認識せず)

・文化祭会議:10(面白いデータソース)

・長峯救出:40(合理的な行動だ)

・轟木一派との接触後:56(未知の変数)

・予想問題集入手後:68(最高の投資対象)

・現在:83(この男のアルゴリズムが欲しい)

(参考:対天宮評価:100 / 対久条評価:98)


【Target: 結城 莉奈】

【対あなたへの評価:81 / 100】

【評価履歴】

・夏休み前:0(その他大勢)

・文化祭会議:-20(何様のつもり?)

・長峯救出:10(少し見直した)

・轟木一派との接触後:42(得体が知れない)

・予想問題集入手後:72(救世主…?)

・現在:81(この人になら…)

(参考:対天宮評価:100 / 対久条評価:測定不能)


ミラー:「面白いだろ?相手のお前に対する評価の『なぜ』が分かる。そして過去の評価も引き出せる。これがお前の新しい眼だ」

ミラーの言う通りだ。


これは面白い。

そして恐ろしい力だ。

俺は、手に入れたこの新しい武器をどう使うべきか。

思考を巡らせながら、もう一度 中間試験の結果発表をチェックする。


俺は自分の名前が、八位にあることを確認すると、静かにその場を離れた。

(俺も8位…上出来だ)

彼らの感謝も尊敬も、どうでもいい。


俺が手に入れたのは、もっと確実なものだ。

女王の王国に仕える三人の騎士。


その魂に打ち込んだ「貸し」という名の楔。

それさえあれば、十分だった。



15-2◆騎士たちの感謝、王に近づいた日◆


その日の昼休み。本館一階の掲示ホールから戻った俺。

俺が自分の席で、パンを食べていると次々と訪問者が現れた。

まるで、俺の元へと戦果を報告しに来る家臣のように。


最初に現れたのは、柴田隼人だった。

彼は満面の笑みで、俺の肩を叩く。


「音無、マジでお前、神だな!あの問題集、ほぼ全部出たぞ!俺、初めて試験で自信持てたぜ!」

「今度、俺のネタ見てくれよ!で評価をくれ、お前になら、見せる価値がある!」


彼は、興奮気味にまくし立てた。


次に現れたのは、斎藤律だった。

彼は、無言で缶のドリンクを俺の机に置く。

数日前と同じ海外製の高級なエナジードリンクだ。


「…お前のシステム。本物だ。俺の予想を遥かに超えていた」

彼は静かに告げる。

「この投資は継続する価値がある。次のビジネスプランができたらお前にも見せてやる。相談に乗ってくれ」

彼は、それだけを言うと、自分の席へと戻っていった。


そして、最後に結城莉奈が、一人でやってきた。

彼女は、少し気まずそうに俺の前に立つ。

「…音無くん。その…ありがとう。助かったわ」

その時の彼女の声色が以前と違うのを、俺は見逃さなかった。

俺のスカウターが、その僅かな変化を捉える。

【Target: 結城 莉奈】

【対あなたへの感情:感謝(50%)、畏怖(30%)、そして、未知の好意(20%)】

(…未知の好意?面白いデータだ)


彼らが去った後、情報屋の山中が、興奮した様子で駆け寄ってきた。

「おい音無!お前、八位ってマジかよ!いつの間に、そんな天才になったんだ!」

そして彼は、自分のことで肩を落とす。

「それに比べて俺は…またランク外だよ。なあ、俺って実際、何位くらいなんだ?三百位とかか?」

山中のその嘆き。

それが、俺の脳内で新しい回路を繋げた。


(そうだ。この教室リーグの序列は、何もElysionと俺だけのものじゃない)

(山中のようなその他大勢。彼らの評価もまたこのゲームの重要なパラメータだ)


「ところで、それはそうと、音無!お前、いつの間にElysionの連中と、つるむようになったんだよ!」

「柴田も斎藤も結城さんまで…お前、一体何をしたんだ!?」

俺は、ただ静かに答える。


「別に。ただのクラスメイトだろ」

その俺の言葉を、山中が信じるはずもなかった。


彼は、ただ俺のその得体のしれない変化に畏怖の念を抱いている。

俺の脳内に、ミラーの声が響いた。


ミラー:「どうだ?王様に少し近づいた気分は」

奏:「別に。全ては脚本通りだ」

ミラー:「しかしよく考えたら、試験の結果発表って、おまえのような特殊能力がなくても。全員が見れるわかりやすいランク付けだな」

奏:「言われてみれば、そうだな」

ミラー:「誰もが、明確にわかるランキング、ここでおまえが上位を取った影響によって、スクールカーストのランクも上がるんだな」

奏:「わかりやすくて、確実なランク上昇方法かもな」

ミラー:「ところで、本当のショーはここからだろ?」

俺は静かに頷いた。

奏:「ああ。ここからが本当のショーだ」



15-3◆女王の戦慄、そして新しい戦争◆

その日の放課後。

茶道部室『祥雲庵』にElysionの幹部たちが集められた。

重苦しい沈黙が、その場を支配している。

その沈黙を破ったのは女王、久条亜里沙だった。


彼女は完璧な笑顔で、三人の騎士たちを称えた。

「三人とも、中間試験おめでとう。素晴らしい結果だったわ」


その言葉に最初に反応したのは柴田だった。

彼は、悪びれもなく大声で言う。

「いやーマジで音無のおかげ!あいつの予想問題集、神がかってるし!」


久条「ええ、正直、私も驚いたわ。柴田くんが29位なんて」


次に斎藤が、冷静に付け加える。

「彼のシステムは本物だ。俺は、彼に投資する価値があると判断した」


久条「あなたは、やればできそうだったものね」


そして最後に結城が久条の顔色を窺うようにして言った。

「…音無くん、私たちの悩みも、理解してくれて…。とても不思議な力のある人だわ」


久条「そうね、莉奈、彼はあなたたちの試験に、大きな貢献をしたわ」


三人のそのあまりにも無邪気な「報告」。

それを聞いた瞬間、久条の心の中で、全てのピースが繋がった。


(…音無奏)

(私の命令を逆手にとって、私の騎士たちに恩を売り、そして懐柔した…?)

(そうだ。だから私は彼らを責めることができない)

(彼らは私の「学力を上げろ」という命令に従っただけなのだから)

(ここで私が怒れば、ただの矛盾した愚かな女王になる)

(そして私が音無奏へ怒りを向けるのも、矛盾している。なんて恐ろしい脚本を書くの?)

(結果として、私のため、天宮くんのためにもなる。文句をつけるポイントがない)


彼女の背筋を、氷のような戦慄が駆け上がった。

彼女は、初めてこの学園で、自分以外の「プレイヤー」の存在を認識した。

自分と同じように「空気」を読み「人心」を掌握し、そして「結果」を支配する人間の存在を。


観客席にいたはずのあの石ころ。

彼が自分と同じレベルの思考を持つ怪物に成長したという事実に。


怒りの矛先がなくなった彼女の心を支配していたのは?

もっと冷たい別の感情。


(…あなた一体何者なの?)という純粋な「知的好奇心」。


そしてこの男はいずれ私の最大の敵になるという冷徹な「警戒心」そして「戦慄」


久条は、ゆっくりと立ち上がった。

彼女の瞳には、もはや奏への侮蔑の色はない。

ただ対等な好敵手ライバルを、前にした女王の光だけが宿っていた。

彼女は静かに、そして力強く宣言する。


「Elysionとは、これより音無奏を『要注意人物』から『最重要攻略対象メインターゲット』へと変更する」

「白蓮会を動かす」


新しい戦争の火蓋が今、静かに切って落とされた。



15-4◆太陽の追跡、そして最初の邂逅◆

その日の放課後。

俺は一人、校門へと続く並木道を歩いていた。

夕日が、長く影を作り出す。


今日の成果を反芻しながら、俺は静かな思考の海に沈んでいた。


その静寂を最初に破ったのは、遠くから聞こえてくる甲高い声だった。

一つではない。

いくつもの女子生徒の声が、重なり合った一つの塊。


(…なんだ?)

俺は眉をひそめる。


その声は、だんだんと近づいてくる。

悲鳴のようでもあり、歓声のようでもある奇妙な響き。


そして俺は見た。

体育館の方角から、こちらへ走ってくる一人の男子生徒の姿を。


そしてその後ろを十人以上の女子生徒たちが「キャー!」と叫びながら、追いかけてくる異様な光景を。


(…アイドルの出待ちか何かか?)

俺は面倒ごとを避けるように、道の端へと寄る。


だが先頭を走るその男子生徒。

その姿には、見覚えがあった。


バスケの練習着のまま息を切らして、走ってくる男が見える。

そして、その男が俺を呼ぶ声が聞こえた。


「待ってくれ!音無くん!」

まるで後光が、差しているかのようだ。

夕日に照らされた彼のその姿は、あまりにもキラキラと輝いていて


俺は目を細めた。まぶしくて見えない。

彼は追いかけてくるファンたちには目もくれず、その進路を真っ直ぐに俺へと向けた。

俺に、向かって走ってくる。


(…なぜだ?なぜ俺の方へ?誰だ?)

俺の思考は混乱する。俺はさらに目を凝らす


え?まさか?天宮蓮司?

これは、俺の脚本にはない。


完全に予測不可能な事態だ。

天宮は、俺の目の前でようやく足を止めた。

彼の後ろで追いかけてきたファンたちも足を止め、遠巻きに俺たちを見ている。


なんだなんだと、野次馬も集まり始めた。


『誰だよあいつ…え、あれ?音無とかいうやつ?』

『まさか?天宮くんが話しかけてるの?あいつに?』


その全ての視線が、俺と天宮の二人に突き刺さる。

天宮の額には汗が光り、肩で息をしている。


彼はバスケの練習着のまま、どうやら練習を中断して、俺を追いかけてきたらしい


天宮は肩で息をしながらも、その完璧な笑顔を俺に向けた。

まぶしい太陽を、背にした彼のその姿は、本当に後光が差しているかのようだった。


そして彼は言った。

「はあ…はあ…やっと追いついた」

「君が、うちのクラスの音無くんだよね」


その瞬間。

俺のスカウターが激しく明滅し、警告音を発した。


【ERROR】

【ERROR】

【SYSTEM OVERLOAD: 観測不能な対象です】

――強制再起動中。

――対象を“特殊解析モード”に切り替えます。


【Target: 天宮 蓮司】

・筋力値:88(A)

・知能指数(IQ換算):147(S+)

・運動能力:96(A++)

・カリスマ性:S+(光輝的支配力)

・魅力度:限界突破(測定不能)

・社会的影響力:EX(規格外)

・あなたとの関係性:???

・注意:対象は“観測理論”を超える存在です


(……バグってるのか?)

ミラー:「いや、違う。これは“現実”だ。お前のスカウターは正しく機能している」

奏:(“観測不能”って……。観識スカウターの計測能力の限界を、初めて感じている)

ミラー:「こいつ……この世界のルールを“上から見てる”」

(…理解不能。だが、一つだけ確信した)

―天宮蓮司は、“この世界の構造そのもの”を変える存在だ


俺は生まれて初めて、自分では決して、分析できない本物の「太陽」を目の前にしていた。

そしてその太陽が今、俺に話しかけている。

この物語は今新しいステージへと突入した。


第十五話をお読みいただきありがとうございます。

作者の京太郎です。


この章を以てこの物語の「第一部」が完結したと俺は考えています。

観客席にいた少年が初めて盤上の王と邂逅する。

ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました。

ここから始まる「第二部」では彼らの関係が

そしてこの教室リーグそのものが大きく動いていくことになります。


太陽王天宮蓮司。

彼が初めて主人公にかけた言葉。その真意とは。

そしてその邂逅がこの教室に一体どんな新しい波乱を巻き起こすのか。

次回第十六話「太陽との対話」。

お見逃しなく。


面白いと思っていただけましたら

下にある【★★★★★】での評価

そして【ブックマーク】での応援

よろしくお願いします。

皆様の声が何よりの力になります。


それではまた次の話でお会いしましょう。

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烏丸からすま 剛志たけし

所属:洛北祥雲学園高等部・国語科教員(現代文担当)

役職:2年4組担任

キャッチコピー:

《“正論”を武器にする、怠惰な現実主義者》

■ ビジュアル

年齢は40代前半

いつも着崩したシャツとネクタイ、無造作な髪

眠たげな目つきと、どこか疲れた雰囲気

教師らしい威厳は薄く、無難で印象に残らないタイプ

■ 人物像

烏丸剛志は、洛北祥雲学園でも珍しいほどのやる気のない教師”である。

授業やクラス運営に対する熱意はほとんどなく、本人が最も重視しているのは「トラブルに巻き込まれないこと」と「定時退勤」。

かつては理想を抱き、生徒の成長を第一に考える若手教師だった。

しかし、保護者からの過剰なクレーム、学校内の形式的な評価制度、生徒たちの冷めた反応に心をすり減らし、今では「波風を立てずに職務をこなすこと」こそ最適解だと信じている。

彼の武器は、もっともらしい“正論”と、口先だけの論理武装。

「生徒のため」を装いながら、実際は自分が面倒ごとを避けるために動く。

それでいて弁が立つため、表面的には“生徒思いの先生”として評判は悪くない。

■ 学園内での立ち位置

学園内では「物腰柔らかく、話のわかる先生」というイメージ

実際は、校則違反や問題行動に対しても極力介入しないことを優先する

生徒からは「頼りないけど、怒らないので楽」と見られている

同僚教員の中でも、特に強い意見は持たず、議論では多数派に流れる傾向がある

■ 音無奏との関係

一見すると、奏に対して特別な感情を抱いているわけではない。

ただし、文化祭の企画会議で、奏にとって重要な転機をもたらす人物となる。

彼は「生徒思いの教師」を演じながら、生徒たちが立案した企画を“正論”で潰そうとする。

奏にとって、それは過去のトラウマを呼び起こす強烈な出来事となり、

物語序盤での重要な“引き金”となっていく。

■ キャラクターとしての機能

烏丸剛志は、物語の初期段階で **「大人の理不尽さ」**を象徴するキャラクター。

彼の役割は、生徒たちの前に立ちはだかる巨大な壁ではなく、

もっと身近で、もっと現実的で、もっと厄介な“抵抗”を体現している。

生徒の熱意を潰す「大人の事情」

表面的な正論と、内心の怠惰とのギャップ

奏が最初に乗り越えるべき「小さな壁」

彼の存在が、物語序盤での“火種”を作り出す。

■ プロフィール総評

烏丸は、理想を捨てた現実主義者であり、

「波風を立てないことこそ正義」という信念で動く教師。

やる気はない

保身は巧み

表面的には“生徒思い”に見える

だがその裏には、責任を回避するための計算がある

物語全体のスケールで見れば小さな存在だが、

主人公・音無奏が最初に超えるべき壁として、彼の存在は大きな意味を持つ。

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