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起こり

2011年3月11日

群馬から仙台に帰って来て、夜の仕事の為に風呂に入っていた。

風呂に浸かりながら、今日の予定を思い出していた。

朝、彼女の居る群馬から高速ぶっ飛ばして仙台着いたのが夕方2時。そこから急いで風呂沸かしつつシャワー浴びながら今日の仕込み手順をシミュレーション。

だっはwwwあの2人じゃあ間に合ってないだろうなぁと湯船に浸かりながら営業中の仕込みをシミュレーション。

ふと、地震か?と思いつつ

そのうち、でかいぞ!と気づく。

長引きはしないよなと

肩に湯がかかるまで浸かると顔にピシャンと湯がかかる

でか!ヤバ!

慌てふためいて立ち上がると、風呂場から投げ出されそうになる程の揺れが襲った。

部屋の何かが落ちてる音

外から聴こえる女性の悲鳴

鳴り止まぬ警報音


後世に伝わる東北大震災を私は、風呂場で全裸で体験した。


揺れが収まり、そろそろと風呂場から出ていく。台所に置いてあったケトルが落ちていた。それほどではなかったかと部屋の様子を見てみる。

メタルラックは倒れ、それに置いてあったテレビは割れ、テレビの下敷きになったガラステーブルも割れていた。ソファだけが何ともない。

全裸では寒い。とりあえず着替えようと押し入れの扉を開くと、突っ張り棒とそれに掛けていた衣類が落ちていた。

引っ越して間もなくの部屋には、これといった荷物を置く事もなく生活していたので、別段被害というのは少なく見えた。

濡れた髪を乾かそうとしたが電気はストップしていたので新しいタオルを出し出来る限り絞った。ある程度身支度整えて会社までぽくぽく歩いて行くことにした。

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