表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
理の世界  作者: 和音
4/26

ゴルヴァー市街地

あらすじ

剣士であるコングラー・ディルメンクと魔法使いのトムファー・イルアーは、魔王を倒す前に、東西南北にいる4人の『理の支配者』を倒す旅に出た。

2人は最初の街である『カロナの街』に着き、旅の準備を進めた

気になったら前回とかもっと前のやつとか読んでみてね。

じゃ、本編へGO!

「ん?」

カロナの街を出た2人は、眼前に奇妙なものを発見する。

「あれ、スライム……だよね?」

コングラーは困惑した顔でトムファーに聞いた。

そのスライムは、普通のスライムではなく、そこにあるはずのない、形のある腕が真ん中の少し膨らんだところから、天に向かって一本生えていた。

「ああ、あれはスライム亜種だな」

トムファーは冷静に答える。

「スライム亜種?」

「ああ。普通スライムってのは、決まった形がないドロドロしたやつのことなんだが、たまーに腕とか足とか、決まった形のなにかが生えてるやつがいるんだ。そんな感じの、普通とは違う奴らをまとめて亜種って言ってるんだ」

「へー、そうなんだ」

すでにコングラーはスライムの前に立っている。

「ああ、ちなみに言っとくが、普通のスライムより強いからな」

「えっ!先に言ってよ!」

途端、スライムから生えている腕が、コングラー目掛けて振り払われた。

「うわっと!」

すんでのところでコングラーは回避できたが、剣を握っている右手に少し傷を負った。

「いてっ」

立て続けに、スライムはコングラー目掛けて攻撃する。

「うわっ!ひゃっ!あぶな!」

「おーい、がんばれよ」

トムファーは笑いながらコングラーに言った。

「ねえ!トムファーも手伝ってよ!」

コングラーは相変わらず、スライムから逃げ続けている。

「はいはい」

トムファーの左目が光り、スライムの動きが止まる。

「よかった……止まった……」

そして、コングラーはスライムの腕ごと、体を一刀両断する。

「ふぅ……」

スライムは大気に溶け、後に腕が残る。

「おっ、腕が残ったか、運がいいな」

トムファーはそれを拾い上げ、バッグの中にしまう。

「疲れた……」

「おつかれ」


2人はまた歩き出す。

歩いて、寝て、起きて、また歩いて、魔物と戦って、たまに街に寄って、どんどん北へと進んでいく。

弱い魔物はコングラー1人で、強い魔物はコングラーとトムファーの2人で、戦う。

蛇と鳥が混ざったようなやつ、ただの黒い球、単眼の巨人、水でできた棒状のやつ……上げ出したらきりがないほど、2人は戦い、勝ち続けてきた。

当然亜種にも。

残念ながら、その過程は割愛する。


三ヶ月後、2人は、最も北にある街、『ゴルヴァー市街地』に辿り着いた。

このあたりは豪雪地帯で、年がら年中雪が降っている。

『ゴルヴァー地域は四日で五日分の雪が降る』なんて言葉が残されているくらいだ。

「よーやく着いた」

「ここが、ゴルヴァー市街地?」

「ああ、『時の支配者』がいるところに最も近い、ここで準備をしよう」

2人は街の中に入る。

活気は無い、が、殺気はある。

さすが最前線といったところか。


2人はギルドがある建物に入る。

人はいない。

「すまん、『時の支配者』の住処までの行き方を知りたいんだが」

受付でトムファーが聞いた。

「『時の支配者』ですか……わかりました、こちら地図になります。どうかお気をつけて」

2人は地図を受け取る。

どうやら『時の支配者』は洞窟の中にいるらしい。


「さて、今日は寝て、明日挑もうか」

2人は建物の外に出て、宿に向かう。

勿論、ギルド会員無料の宿だ。

宿での様子も割愛する。


翌朝、2人は目を覚ます。

「さあ!行こうか!」

「うん!」

いよいよ初めての支配者との戦いが、始まろうとしていた。

読んでくれてありがとうございました!

今回初めて割愛したんだけど、めんどくさくなった訳じゃないからね!

感想とか書いてくれると泣いて喜びます!

じゃ、またいつか!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ