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under 500 Ⅱ

すごく、雪

部屋の中は、暑い。


何で、こんなに暑いのか。


外に出ていないから、分からない。


ずっと、閉じこもってる。


カーテンを閉めて、防音を取り入れて。


こうなったのは、外の世界が僕を裏切ったからだ。


晴れると、予想していたのに雨だったり。


みんなが、雨だと予想していたのに、晴れてしまったり。


それで何度、彼女と会えなかったことか。


彼女からの別れの言葉から、今日で一年が経つ。


あれから、ずっと外の世界を遮断している。


でも、耐えられなくなった。


暑すぎて、ダメになった。


開けるのは悔しいけど、開けるしかない。


異常な気象だと、昔見たテレビでは言っていた。


たぶん、外はとんでもないことに、なっていることだろう。


恐る恐る、カーテンを開け、重い扉を開けた。




すると、冷気と目映い光が、流れ込んできた。


『すごく、雪』


思考も身体も、一瞬で、凍り切った。

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