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1話

初投稿です。誤字・脱字があるかと思います。あればご指摘のほどをおねがいします。m(__)m

暖かい目で見守ってくだされば幸いです(^_^;)

「あー!ようやくテストが終わったぜ!」


どうもはじめまして俺の名前は高野(たかの) 憲治(けんじ)テストが終わって解放感にひたっているどこにでもいる高校2年生だ。


「おーい、どうしたんだよ憲治!ぼーとして、もしかしていつもの唐突な自己紹介でもしてんのか?」

「うるせぇ!なんでそんな事知ってるんだよ。お前はエスパーか!?」

「え!マジでやってたの?」


謀りやがったな!っと思いながら顔が熱くなるを感じ爆弾発言をした友人を睨んだ。


「おいおい、そう怒んなよ。そうだ!帰りにコンビニ寄ってアイス買って帰ろうぜ!」


必死に話を変えようとする友人を横目に熱くなった顔を冷ましながら帰るん支度を進める。


「別にいいけど、アイス奢れよ。」

「はいはい、わかったよ」


そうしてくだらない話をしながらコンビニへ行きアイスを奢ってもらい家に帰った。


「それじゃあな!」

「おう!またな」

「あ!そうだ憲治、お前今日はあれできるんだろ?」

「おう!テスト期間中は使用禁止だったからな楽しみだ!」


前回のテストではゲームをやり過ぎたせいで全教科を平均20点ほど落としてしまい母さんの雷が落ちテスト期間中はゲームができなくなってしまった。


「それなら、赤ドラの素材集め手伝ってくれよ。ドロップ率が修正されてからドロップ率が悪くてさ…」

「了解、今から行くか?」

「悪い、俺これからバイトがあるんだよ。だから6時から頼めるか?」

「OK」


そうして友人と別れた後、俺は急いで自分の部屋に行きゲーム機の電源を入れた。


「はぁ~、久しぶりにコントローラ触ったぜ」


たった数日触ってなかっただけなのに数ヶ月ぶりに触ったような感覚をもちながら、久しぶりのゲームを堪能していた。


「あぁ~、目が疲れたな~」


そう言いながらチラッと時計をみると短い針が5時をさしていた。


「昼からやってたからかれこれ5時間ぶっ通しでやってたのか…

疲れたしちょっと寝よ」


襲ってきた睡魔に抗わずにゲームをつけたまま眠った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


(なんだろう体がフワフワしてる…これは夢なのか…?)


謎の浮遊感に身をまかせながら思考を巡らせていた。


(ここはどこなんだろうか?俺、さっきまで自分の部屋にいたよな…。周りの状況を確認したいけど目蓋が重くて開きそうにない。)


これからどうなるんだろうっと考えれば考えるほど恐怖が膨れ上がり軽いパニック状態になっていた。


(なんでだろう…体が温かくなってきた……うわぁ!!?)


急に体が温かくなり驚くもそれがきっかけで冷静になったとたんに何かに引っ張られる感覚に身構えているとだんだんと目蓋が軽くなっていき覚悟を決めゆっくりと目を開けると傷だらけの5人の男女と無傷の5人の美女、美少女がこちらを向いていた。


(え…何この状況…)


「あははははは!やった!ママが目を覚ました!」


10人の男女の中で一番見た目が幼い少女がまるで短冊に願ったことが叶ったよう嬉しそうに憲治を見ながら笑った。


(あれはコリン!?それにウィルにジェイダ、マリッサやサラまでいるじゃねえか!なんで俺がつくったNPCがここにいるだよ!?)


10人の男女をよく見渡すと10人中5人は見知った顔がいた。しかし、その見知った顔は憲治がつくったNPCだった。


(なんであいつら動いているんだ!?しかもなんだよこの状況!!?……ん?ちょっと待てよ。さっきコリンやつ俺の方を見てママって言ったのか?)


「バ…バカなこんなことが…こんなことがあっていいわけが……」

「あははは!どうやらあたし達の勝ちのようだな!」


勇者の様な格好をした男が信じられないっといったような表情で憲治を見ていると赤髪で気が強そうな女性が高笑いをした。


(え…ウィルなんで急に笑いだしたの?しかも勝ったって何に?本当に何なのこの状況…?誰か説明してよ…泣きそう…うぐっ!!)


周りの状況についていけず泣きそうになっていると腹部に強い衝撃をうけた。


「えへへ//ママの匂いだ~//」

「こら~コリン、お母様を困らせたらダメでしょ~」


コリンが憲治に飛び付き頭を憲治の腹部にぐりぐりと押しつけているとコリンの後ろから青髪のおっとりとした女性が優しく咎めた。


(あれはマリッサ!あ~なんか見てるだけで癒されるな~さっきの衝撃はコリンの仕業だったのか~そういえば、コリンの性格は甘えん坊だったな。胸が邪魔で見えないや。(笑)………………………え?……嘘でしょぉぉーーー!!!?)


憲治は今更ながら自分の胸についている立派な双丘に気がついた。


(だから、コリン達は俺の方を見ながらママだのお母様だのと言ってたんだな!くそっ!薄々気がついてはいたけどもうここまでくれば自棄だ!現実逃避している場合じゃねえ!)


(なぁ、コリン)

「ねぇ、コリンちゃん」


(わぁ!びっくりした!…やっぱり聞き覚えのある声だな。ってかよくわからんが自動翻訳されてるし…まぁいいや、今更そんな事に驚いてたら身がもたね!)


「どうしたのママ?」

(俺は今起きたばかりで状況がわからないんだ。説明してくれ!)

「ママ今起きたばかりで状況がわからないの。説明してくれない?」


憲治が喋ろうとすると言いたいことが女言葉に変換された。このとこに驚くが今までに起こったことが衝撃的すぎたためそれほどパニックに陥らずにすんだ。そしてコリンの話を聞くために目線をあわせた。


(この体、本当に違和感無いな。)


「うん!あのね!あそこにいる勇者達がコリンたちを襲ってきたの!」


そう言うとコリンは勇者の様な格好をした者、魔女っ娘、フルアーマーの騎士、賢者ぽい人、軽装備の人を指差しながら非難するような口調で話した。


「コリンたちはね、ママがそろそろ起きるかもしれないからパーティーの準備をしようと集まっただけなのに悪いことするきだろうって言ってコリンたちを悪者扱いするんだよ!」

「まぁ、人間からしたら悪夢みたいなもんだからな!わははは!」


コリンが頬を膨らましながら怒っているとウィルが今の憲治が異世界の人類にとってどういう存在なのかを告げた。


(あぁ…異世界に行くなら人間側が良かったな…まぁ今そんな事を気にしても仕方がないな。コリンを撫でて癒されよう…)


自分が異世界では人類にとって敵であることにショックを受けるが考えることがめんどくさくなりコリンを撫でることで現実逃避をした。一方、コリンは撫でられたことが嬉しくニンマリと笑った。その様子はどこにでもいる親子のようだった。


「私は、王国の騎士だ!王の剣だ!!魔王たちを倒すために辛い修行を耐えてきたんだ!それを…それをお前なんかにーー!!」

「させませんわ」


叫びながら騎士が憲治めがけ突進を仕掛けたがそれを横からジェイダが騎士を吹き飛ばした。壁に勢いよくぶつかると動かなくなった。


(凄いな!軽く殴っただけでフルアーマーの人が壁に吸い寄せられるように飛んでいったぞ!そして壁はひびすらない!)


実際、コンクリートの壁ならば壁を突き破って隣の部屋に飛ばされていてもおかしくないほどの勢いだった。それを見た勇者達は今までの戦いは手加減されていたのだと理解した。


「おいおい、もういいのか?」

「かまいませんわウィル姉様。だってお母様が目覚めたんですものもう騒音を気にする必要はありませんわ」

「なら、さっさとあいつらを殺すとするか」


ウィルがそう言うと尋常じゃないほどの殺気を放った。勇者達は気を保つことが精一杯で勇者は剣を杖代わりに使い、賢者は足が生まれたての小鹿のようだったがなんとか踏ん張り立っており、軽装備の男は賢者ほどではないが怯えた様子でウィルを見ており、魔女っ娘は尻餅をつき失禁していた。


「あらあら大変、タオルはどこかしら?」

「ううっ…」


茶髪の女性サラがタオルが無いか探していると魔女っ娘が泣いた。自分おかした失態と自分より幼い少女に見られた恥ずかしさとなによりウィルの殺気による恐怖が彼女の限界を超え泣き出してしまった。


「ねぇ、ウィルお姉ちゃん」

「なんだ、コリン」

「あの人たち王国に帰してあげない?」

「…そうだな…あ~あ、なんだか興醒めしちまったよ。マリッサ後は頼んだ。」

「は~い、わかったわ~」


そう言うとウィルは構えを解き憲治の方へ歩いていった。それと同時にマリッサは手をかざすと勇者たちの足元に緑色の魔方陣が現れた。するとゴオオっととてつもない轟音が響くと眩いほどの強い光がパッっと周りを包むとそこにはもう勇者達の姿はなかった。


(さっきの勇者達は何処に?)

「さっきの勇者達は何処に?」

「あの人達の故郷の王国まで送りました~」


憲治がマリッサに問い掛けると勇者達の故郷である王国に転送したと告げた。憲治はこれからのことをどうするかを思案していた。

感想などあればぜひください。

お願いします。m(__)m

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