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瞳の中の君

作者: s0u

僕は人生初告白された、

でも断った、それには大きな理由があった

そうこれは、僕の瞳の中のストーリー

「私と付き合ってください!」


ー高2の春、桜が吹ぶく中、そんなことを聞いた

でも僕は断ったー


「ごめん好きな人がいるから、、、」


「え?誰ですか?」


「わからない、」


「??、では、私と!付き合ってください!」


「好きな人がいるから、、、」


「??」


「??」と思うことは確かにわかるが仕方がない、自分でさえもよくわからないのだから


それは高1の冬のことー


僕は寝ていた

夢を見ていたんだ


「きりーつ!れいーお願いしまーす

「「「おねしゃーす」」」


「今日はみなさんに大切なお知らせがあります」


「えぇーなんだろー??」

ー周囲はザワザワと、ざわつく、


「今日は転校生を紹介します」


「おはようございますー琴葉 彩(ことは、あや)です!

三ヶ月と短い期間ですがよろしくお願いします!」


「て?てんこうせい??、しかも冬?高校生で?おかしい、」

もちろん、教室もざわついていた、

そうなのだ高校で転校生が来るのは普通、マンガや小説の中だけだ、高校で引っ越して来るなんでほぼない


「えーと空いている席は〜あっ、では、彩さんは、虹くんの横に座ってください」


「わかりました!」

「よろしくね〜私の名前は琴葉 彩よろしくね!

きみのなまえはー?」


「?よ、よろしく、葉矢見 虹 (はやみ こう)よろしく」

「うんーよろしくねー!ねーこうくーん学校

案内して!」

それから、僕と彼女はよく話すようになっていた

彼女はとてもやさしく、でも、すこし元気すぎるひとだった

僕はクラスではあまり目立たず、そんな僕にでも彼女はすごく声をかけてくれた、そんな彼女に僕は申し訳ないなと思っていた

「ねーこうくーん」

「?どーしたの?」

「学校案内してー」

「何回めだよ!」

「やっぱりだめかーちぇっ、」

「いや〜別にダメってわけじゃないけど…」

「え?いいの?やったぁ!」

この後、何回も校内を回された

そんな時不意にあやが

「君は、運命とか神さまって信じる?」

「うん。信じてる」

「私はね、絶対に信じない、

もし神様がいるならこんな人生、おかしいもの、、」

「え?」

そう言いながら君は今にくずれ、そうなほど多くの涙を流し、 ひぐっと身体を引きつっていた

「私はね?、いいやなんでもない、」

「うん」

そう言いながら目を真っ赤にした君は置いていたカバンを持ち上げ、「かえるね!」といって足早に帰っていった

そんな君の後ろ姿に景色が歪んだ


チリチリチリチリチリチリ

バタっン

ぅぅ

「やっぱり夢だったか、」

おかしいとおもうところは多々あっただがこうして起きてみると圧倒的な喪失感がある


よいしょっと

起きよう、


歩いて学校に行き勉強して帰って来る

ただ、学校と自宅を歩いているだけだ

ーそんな、ただいつも通りの時間が流れたー


そして寝床についた

いつの間にか寝ていた

「なにやってるのー!!早くいくよー!!」

それは彩の声だった、!?

「う、うん、」

またあの夢なのか??

「ほら!」

なぜかまたあの時が流れている、不思議でたまらない、

でもこちらも、同じ学校なのに彩がいるだけでなぜか楽しいものに思えた、すごくキラキラしていて、なんだか眩しかった、


授業中ーなんだか彩が合図を送って来る

僕は合図通り廊下に出た

「どうしたの?」

「屋上にいこうよー!

「えーいま授業」

ものすごい顔で僕の方を見て来る、

「いーの!いくの!」

僕は流石に根負けし「わかったよ」といい彩にひっばられるように階段を上がっていった

「いーながめだねー」

そーいっている君はとても、かがやいていた

そんな横顔になぜか冬なのに体あたたかくなっているのを感じた

「なんだろう?」

「どーしたの?」

「体が暖かいんだ」

「そーなんだ、もしかしたらこうくん、君は恋をしているのかもねーこの私に!」

「恋?」

「そーなんだよこの私にへっへっへっー」

そー言っている君は偉そうにしつつも、顔はあかくなっていた

そんな赤くなった君が

「付き合っちゃおーか」

と、冗談まじりにいってきた

「いーよ」

ぼくは言った、別に断る理由なんかなかったし、彩は特別な存在だとなんとなくそう思っていたから、

そんな話をしていた時後ろから声がした


「おい君達、なにをやっている、いまは授業中だぞ、」

「「ごめんなさい」」

先生ではなかった、生徒会長の安室 椿あむろ つばきだった、


そんなつばきをおいて足早に帰ると彩が、「ほんと、どっかのロボットみたいな人だよねー」といったので、ぼくはお腹を抱えて笑ってしまった「そうだね」というと彩も笑い2人で笑っていた

2人が出て行き生徒会長は、街を眺めると大きなため息をついた

そして鐘がなったキーンコーンカーンコーンといつもと同じ鐘なのに頭に妙に響き渡り、頭がいたい、、


チリチリチリチリチリチリ

ばっん!

目覚まし時計だった、

また、いつものつまらない日常の挨拶だった、


そうしていつもどおりの日常が始まる、

はずだった、

学校から帰る途中いるはずもない彩をみた、僕は夢を見ているのか?

たまらず追いかけてみると、歩く高校生でもそこに、彩の姿はなかった、

気のせいだろうと思い、また元の道を引き返し、歩き出した。


そして夜食を取りまた眠りについた、

やはり変わらず、彩が待っていた、

「おーいまだかー、待ちくたびれてんだよー」

と言っている

「今行くー」

とゆうと、まだまだ早い時間だとゆうことに気づいた

「ごめんねまたせてー、今日なんだか早くないー?」いうと、彩は、

「はー!桜見にいくって言ったでしょーあんぽんたんー」

「あーそうだったー??」

なんだか早い時間に起きて、人気がいない時、桜を見にいくことを約束していたらしい、


「綺麗だねー桜ー!!」

「すごいなーきれいだなぁー」

「そだ!」と言ってカメラを取ると「ハイチーズ!」と言って写真を撮った、

そんな無邪気な君に僕は恋をしていた

春は恋の季節だとゆうがまさしくその通りだと思った、いつもこの通りには木しかないのだがそんな通りも桜によって色づいていく、それだけじゃない、周りも僕も色づいていくよーな気がした、

なにもなかった僕に君が色をくれた、いまは心から君に感謝をするよありがとう、

そんなこんなで僕と彩の日常は、ずっと続いていくよーだった

そんな僕たちの日常はある日突然変わってしまった

それはいつも通り起きた、ときだった


チリチリチリチリチリチリチリチリ

ばしっ!

目覚まし時計を止めた、

「もう起きてしまったか、」

特別な時間(夢)が終わりいつも通り起きた、

「ではまたいつもの学校に行くか」

いつも通り扉を開けたときだった


信じられないがそこには、、

彩がいたんだ


僕は夢を見ていると思った、

原子的だが頰をつねってみた、がいたいたみがある

「あれーどうしたの急にMになったの?

頰をつねってあげる!」

「やめてよ〜いたいって!」

どうゆうことだろう、夢でしか会ったことがない、彩がそこにいる、意味がわからない、

でも、彩といる時間は楽しい、それが現実でも続くのだとても嬉しい、涙がこみ上げてくるような嬉しさだった、

「なにないてるの〜」

「いいやなんでもない、てか、泣いてないし!」

「ほんとかなー?」

「そうだよ!はやくおくれるからがっこういくよ!」

「うん!」

そうして彼女といつも通り、学校へ向かっ

「ん?」

「どうしたのー?こう?」

「いいやなんでもない」

なんだか後ろから見られているようなきがしたが振り向いて見たら誰もいない

気のせいだった、みたいだ


その後は普通に学校に行き

さすがに授業は出来るだけサボらず受けた、でも、交換日記をしたり、こっそり手を繋いだり、彩といると楽しかった、

帰り道、彩がこんなことを言った、

「こんな時がずっと続くといいね!」

僕は心から言った

「続くよ、」

なんだか、心がズキンと痛くなった、

彩は続けて言った

「私は君と会えて良かった、君と出会えてなんだか景色が色づいていったんだ、なんだか今までの景色がうそだったかのように、君が色をくれたんだ、ありがとうコウ!」

「なんで過去形なんだよ、俺たちは現在進行形ずっと続いて行くだろ、今からだよ、今から紡いでいくんだよ、勝手に終わりにすんな」

そう心の底からいった、、

彩は心の底から嬉しそうに「うん!」といった、

でもその顔は少し引きずっていた、でもすこしすっきりしたようにもみえた、

「じゃ私はここで曲がるね!じゃーあしたあおー!」

「あぁ、じゃぁなー」

そういってわかれると、

すぐ近くの家に着いた、

「ただまー」

なんだか、いつもここで、チリチリと音がなり現実へと目覚めるのだが、これは現実で終わらないと思うと、嬉しくもあり、違和感も感じた、

そして夜は更け、眠りについた

驚くことに、そこには彩がいなかった、前の現実、何も楽しくない、普通の日常が流れていた

ただ、勉強して帰る、ただの家と学校を往復しているだけそんな世界だ、そんな世界で学校の授業を終え家に帰ると、


チリチリチリチリチリチリチリチリ

バタッ!

ふぅ、起きよう

「おーいまだですかー!!、」

「もういいよー!」

「あ!やっとおきたー!、早く学校いくよー!!」

「もう!!遅いんだからぁ!」

「ぎゅっ」

「え?え?えぇ!急にどおしたの!!??」

よかった、彩がいて、

「あえてよかった」

「うん、私も嬉しいよ?、ちょっとそろそろ……」

「あ、ごめん!」

気づいた時には抱きついていた、自分でもびっくりした、

「じゃいこっか!」

そう言った彩は顔が赤くなっていた

「あぁ!そうだな!」

でもなにかに気づいたのか、彩は手を握ってくれた、それはいつもより強く、なんだか、すごく安心し

視線を感じた

「気のせいか?」

背後には誰もいなかった


授業が始まった、「きりーつれい!おねがいしまーす!」そんな号令とともに、「おねがいしまーす」

みんな、顔は最悪と書いたような顔をしていた、

そしてお昼休みになった、

いつも1人で食べている僕だったが、彩と食べていた、そんな中彩が、「あーん」といってきたので、卵焼きを一つ口に入れた、とても甘くて美味しかった

「どう?」

「おいしいー、ぼくからもー」

「ありがとう!おいしい!」

キーンコーンカーンコーン

また授業が始まった、

お昼の時間はいつもと違ってあっとゆうまにすぎた、やはり、楽しい時間はあっとゆうまだった


2時間後ー

もう彩はぐったりとしていた、というかねているようだった、

キーンコーンカーンコーン

鐘がなったやっと帰れる、

そしてやっとおきた、彩は「一緒に帰ろ」といってきた

「もちろっ」

放送がなった、あの生徒会長、椿の声だった

「生徒の皆さんご苦労様です、葉矢見 虹 (はやみこう)くん帰りに、生徒会室へよってください」


生徒の皆さんご苦労様です?なんか仕事でもしているかのような言い方だな、

おれ?、なにかあったのだろうか?

彩には先に行って行くように伝えると、

彩は、すごく悲しい顔をしとぼとぼと帰っていった、

ただちょっと、帰れないだけで大げさではないか?と思っていたが、自分も彩と帰れないのはとても残念だった、


トントン

「うん、大丈夫だ、」

「失礼します」

「えっと、葉矢見 虹くんだね、」

「君と会うのは二回目だね」

二回目??どう見てもそれはおかしい、どうゆうことだ僕はこっちでは初見だ、話すのも今日が初めて

驚きがかくせない僕を無視し、椿は続ける

「夢でのことを入れてだよ」

「夢での?、」

確か一回だけあった、屋上に上がったとき、注意された、たしかにそれを入れると二回目だが、なぜこの人は夢でのことを知っている?

そんななか、その生徒会長(椿)は続ける

「君はこのところおかしいことはなかったか?」

おかしいところ?

「特にありませんが」

「いやあったはずだ」

おかしいところ?たしかにある、夢の中で学校生活を送っていること、そしてその中で彩とゆう女の子に出会った、その彩がいま、現実世界にでできている、それはおかしいことだろう、でもそれはいいたくなかった、彩との関係が壊れたしまいそうでこわかったから

と思っていたのだが、

「もう、君は気づいてるはずだ、彩とう女の子だ」

「……」

彩……

「あと、もう二つ大事なことを言い忘れていた、ここも現実ではない、」

「は?、言っている意味がわからないのですが、じゃ一体ここは??」

「先にこっちの話をするべきだったな、

本当の現実世界ここではない、もう一つのところにあるのだ、本当の現実世界の君は交通事故にあったのだ、」

驚く僕を置いていくように、話は続く、


「一命はとりとめたものの、もう、君は

もう動けなかった、目も開けられなかったつまり、」


「…」


「植物人間なんだ」


「嘘だろ…」

ただ、僕は何にもできない?

ただ、呼吸するだけの存在??


「まー、受け止めれないのも無理はないだろう、、でもそうなんだよそれが現実なのだ、、どうか受け止めてくれ」


「受け止められるわけがない、自分が植物人間で、ずっと住んでいたここが、現実ではないだって?嘘に決まっているだろう??」


「嘘ではない、君が今住んでいるここは自分のやり残した人生を楽しむためのところだ、あと、ここで見る夢は部活みたいなものさ、その人のやりたいことが何でもできるところそれと、ここでできかったところを補う役割を果たしているのが夢なのさ」


「もうわけがわからない、では夢で見たあの景色はおれがみたがってたもの?なのか、」

怒り、憎しみ、などの感情を通り越して僕はもう、なにも考えることができなくなっていた


「よくわからない、」


「ちなみに、ここの住人などはすべて、NPC、つまり、ゲームによくいる、プログラム式のロボットみたいなものだ、私の指示通り動く、夢の中の人もそうだ、それと、夢の中のNPCと、ここのNPCは全くの別物だ、」


「NPC、?」

特に、ここの住人とは接点がなかったから、あまり、支障がないが、なんだかプログラムされた動きだと知るとなんとも言えない悲しい気持ちになる


そうなんだかいままでの日常が全て否定されているような気がして


まて!もしかして彩も、NPC

ではないのではないか?、、?

あいつは屋上に来たとき泣いていた、その理由もNPCなら、意味が通じる、彩は自分はプログラム通りにしか動けなくて、そんな自分の運命が嫌で泣いていたのではないか?

「てことは、彩もN PCなのか、?」

本当に全てを否定されているような気がした、


「ちがう、それが問題なのだ、」

「どうゆうことだ?」

「こーゆう世界は一つではない、多くあり大体の植物人間者などに与えられる、でもひとり一個の世界しか与えられない、これは絶対なのだ、

しかし、この世界には彩と虹、2人の人がいるそれがこの世界を営む機関に悪影響を及ぼす可能性が大きい、いやほぼ100パーセント、悪影響を及ぼす」

「悪影響とは?」

「例えばだが、どちらが一方をこの世界が不純物だと認識し消してしまうとか、、、」

「消える、、??、そんなのは絶対にいやだ!」


意味がわからなさすぎる

一旦整理したほうがいい


まずここは現実ではなく現実は違うところにある、

その現実では、僕は植物人間らしい

ここは1人一つ送られるらしい、つまり、他の世界では、僕みたいな人がいるとゆうことだ、

あとは、ここで見る夢は部活みたいなもので、普段できないこともできるもの、つまり娯楽何でもできるところなのだ、


だが、

イレギュラーが発生した、それは彩のことだらしい、

まず彩はNPCではなく自分と同じ人間だ


この世界は1人一つのものそれなのに2人いて、どちらが一方が消えてしまうのかもしれないとゆうことなのだ、


「君にはあれが見えるかい?」

「あれ?一本の線?」

「あれは生命だ、つまり君は選ばれたのだ、現実世界で、生きることができる」

「え?現実せかいで??じゃ彩と一緒に!」

「それはできない、さっきいったとおり、これはひとり一つの世界、2人いるのがおかしいのだ、あの生命は1人のもの、もし2人で登っていったら、ちぎれてしまう」

「1人だけ?」

そんな、

「そこで君を呼び出したのだ、君か彩どちらが現実に行くか、決めて来て欲しい、期限はあと一週間」


「そんなことはできるわけないじゃないか!、どちらかを殺せって言っているのとおんなじじゃないか!」

「こんな思いをさせて申し訳ないとは思っているだが、仕方のないことなんだ」

「仕方がない??ふざけるな、人殺しだろう、そんなことはできるわけない」

「でも、1人救えるならいいではないか、植物人間者が生きれるなんて、本当は0に等しい確率だ!それに選ばれたのだ、」

「本当に2人は無理なのか?、2人いたとゆう世界がないのだろ?そんな予測はできても結果までは本当わからないのではないか?」

「確かに、でも、無理だ、一つの生命がふたつの肉体を生きかえさせることはできないだろう、

1リットルの水で二つ1リットルペットボトルを用意し、二つの1リットルペットボトルをまんぱんにはできないだろう、そーゆうことなのだ、」


「そうか、彩と一緒にいられないのならおれは生命なんていらない!ここで慎ましく暮らして生きたい、そっちの方が幸せだ」


「それでいいのか?、」

「いい、確かに個体と考えれば2人の人間なのかもしれないけれど俺から見れば、俺と彩2人でひとりなのだ、そんな半分の彩がいないならば、生きていても意味がない」

「でも、どっちにしろ君の命も、あと7日間で終わる」

「どーゆことだ??」

「君の肉体はもうなくなりかけているもう、呼吸器官も止まってしまう、そう、死んでしまう、君はあの生命をつかまなければ死んでしまうのだ」

「ほんとうか、?」

「あぁ、ほんとうだ、」

胸が張り裂けそうな気分だった、

「そうか、、」

俺の答えはもう決まっていた

「おれを殺してくれ」

「なんだと?彩さんを助けるとゆう意味でいいのか?」

「そうだ、彩を助けておれはここに残る」

「本当にいいんだな?、考えて来た方がいいんじゃないか?」

「いや、もう答えは最初から決まっていたんだ、悲しいなんて気持ちはない、あいつを助けられるんだ、それとあいつがいっても、おれは夢の中であいつのことを見ていられるしな」

「もう一度きくぞ、いいんだな?」

「何度聞いても同じだ、彩を」

そう言いかけたその時突然ドアを開ける音がした

「それはだめだよ!」

「「?」」

彩だった、先に帰っていろと言っておいたのに引き返して来たみたいだ

一体いつからいたのだろう?

「「いつからいたんだ?」」

「最初から」

すこし、顔をわるくしてそういった

「私さ虹よりばかだし、成績だってきっとよくなかったはずだよ、でもね、これだけはわかるんだ、虹とずっと一緒にいたい!、それなのに虹だけ残るなんてそんなの、やだよ」

「おれも嫌だけど仕方がないじゃないか」

「仕方がなくない、まだわからないじゃんか!

2人で生命を登ろうよ、」

「それじゃだめなんだよ、それじゃ彩が死んでしまうかもしれないんだ、さっきの椿の話も聞いていただろう?」

「うんー聞いてたー1リットルがどーたらこーたらでしょ?」

本当に聞いてたのか?

「でもさ、そのコップを注いでるときにさ、雨が降って来たらそれ以上の水が溢れるよね、そう!もし2人で登っていったら、大失敗か大成功しか残っていないんだよ!なら私は大成功にかける!!

虹とならどうにかなるかもしれないきがするの!

それにさ、ここで私たちが出会ったのってすごい確率でしょ!それに比べれば2人生き残ることなんてちょちょいのちょいだよー」

「うーん」

「お願い虹!!」

「わかった、生命にはおれとお前2人で登ろう」

「やったー!」

「じゃ、「「そうゆうことなんで」」

「いいのか?」

「大丈夫だとおもいます!」

「きっと大丈夫です!」

「わかった、では、でも、あと6日くらいは変更を受けつける、それまでもう一度考えておけ」

「わかりました」

「わかりましたーせんせー」

「先生ではない」

「では、失礼しました」

「失礼しましたー」


ふぅ。椿との話もやっと終わり、一息をついた、僕と彩はなんの前触れもなく、抱きしめあった、彩はすこし泣いていた、がそれを冷かさずそのままだきしめあった、手を彼女の後ろに回したときに彩の心臓の音が手に触れたので、なんだか僕は安心した

彩も、体の力が抜けていた、どうやらすこし安心した様子だった、

「椿を責めないであげてね」

「え?」

「あいつは本当、あーゆこといってるけど、バカだし、そーゆの考えるの苦手なのに、こーゆはなしを頑張ってしてくれた、だから、椿を責めないであげてね」

「う、うん」

なんだか椿と彩はなかよしだったみたいだ、


それから、遊ぶ計画を立てた、

7日間だがいちよう余裕を持ち6日目に生命に向かうことにした

だから遊べる日は5日だけだった

1日目カラオケに行った、

彩の歌は音痴で、みみをふさくほどだった、

でも、「ほんとうはうまいんだよ?」

といったから

「現実に帰ったら、本気がみれるってこと?」

といったら

ちょっと怒った様子で

本気で、「紅」を歌い出した、

耳がちぎれるかと思った

でも色々あっだしうっぷんはらしにはなった、

凄く楽しかった

2日目ラウンドンドンワンにいった

彩とおれがぽんぽんぽんぽんテニスの球を打っていた

彩のボールはすごく強くて打ち返せなかった、

手が滑って、ボールが違う方に飛んでいった、

その、流れ弾が様子を見に来ていた、椿にあたった、椿はすごく痛がって涙目でこっちをにらみ、帰っていったが、彩は全く気づいていなかったので、

あとで教えると顔を伏せ泣いているように見えたが

ほんとは爆笑していた

椿と、彩は意外となかがいいようだ、

3日目、は2人で家でゴロゴロしていた

ゲームをしたりしていた

ブーン!ぴーぴーぴーん

レースがスタートした

「いけーいけー!」

「まけないからな」

「まけたーもう一回!」

「これで何回めだよ!ほかのげーむやろーよ!

「いや、かつまでやるのー!」

「はいはい、」

夜まで付き合わされた。

4日目海に行った、日差しはまぶしかった

「ふぅーつめたーい、」

「まーまだ6月くらいだからなぁ、ほれ!」

水をかけた

「めっちゃつめたーい!やっ」

足で蹴ってこっちにも水がかかった

「つめてっ!」

夕日がのぼった、

なんだか急に思いあがったように彩が走り出してさけんだ、「夕日のバカヤローーー!」

僕も乗り、僕も彩のよこにたってさけんだ、

「夕日のバカヤロー!」

「声が弱い!」

そんなやりとりに自分たちで笑っていた、

僕と彩は夕日に向かって歩いていた、さっきまで確かにあった足跡が海によって消えたいった、

それをみた、彩が、すこし強めに手をぎゅっと握ってきた、「私、離れたくない」

「僕も」


一日だけ、登校し、いちよう転校と言う形で僕たち2人が紹介された、

相手がNPCだとわかっていても、学年企画などは楽しかった、

そしていつもの街を歩いていた、街の外れの、近くの公園に寄って花を摘んでいた、そうしたら彩がふいにでも顔を真っ赤にして「結婚しよ」といって花飾りを頭に乗せて来た僕も「うん」と返事をし、不器用な花飾りを彩の頭に付けた不器用だけど、それでも、嬉しそうにする彩に一層愛おしさがましていった、

「「こんなときが一生続けばいいのに」」ふたり同時に思った

見守っていたのかなぜか、すこしニヤニヤしている椿がうざかったから、彩が、「気づかないふりして水かけよーよー」と悪い顔で言ったから、おれものって水をかけた、そうしたら気づかれていたことに気づいた椿がおこって本気で水をかけてこよーとした、

でもその頃には逃げていた、

そんな怒る椿をみて2人で大笑いした。

そしてまた街をとおった、そしたら彩が、「お互いに手紙をかこーよ明日提出ね?」

なんか先生みたいだなと思いながら「うん」というと満足げにかえっていった


今日は夢を見なかった、もうここで学ぶことはないそう言われた気がした

そう、今日、生命にいくひだ、運命が決まる

家にぺこ、とお辞儀をし感謝を伝え、家を出た

さしたら普段どおりだがおちつきのない、彩がいた、抱きしめたいところだが湿っぽいのはお互い好きじゃないし現実で会えると信じていたから抱きしめたりはしなかった、

「おはー」

「おはよー」

「今日は提出の課題はちゃんとやって来たかなー?」

「もちろんだよはいっ!」

「ふふーでは点検しますー??なにこれじしょ??

すごいなぜか紙なのに重いんだけど」

「お前も人のこと言えない厚さだぞ、それとなんだそのきかいは」

「うそ、USBもしらないの?紙が足りなくなってパソコンに打ち込んだんだよー」

「しっているわ!、まじかよ」

「あ、ついたね」

「うん」

「「これが生命」」

見上げると一本の光の筋が上へ向かって伸びていた、

声がした

「おーい」

「「あ、椿だ」」

「これで最後になるんだな」

椿がいった

「うん、、」

「あぁ、」

みんな顔は引きつっていた、ここで過ごした日々は、僕と彩と椿にとって大切なもので失いたくないものだったから

でも椿はいった

「現実で会うしかないな」

「そうだね」

「そうだな!」

「覚悟はいーか?」

「「もちろん」」

おれと彩は覚悟でみちていた

なんか椿が語ってきた

「ある、数学学者がこういった人生で感じる時間は自分の年齢分の1だと、

そうそれだけ人生というのは少ない時間、その中で君達と出会えておれは嬉しかった、この君たちを管理するだけの職でも充実できた気がする、ありがとう」

「「うん」」

2人ともすこし真顔で感謝をつ耐えられるこっぱずしかった、

「まーあれだよね」

「「「出会えて良かった」」」

みんなの声が揃った

それと同時にもうみんなゆうことはないと悟った

「行ってこい!待っている」

僕と彩は手を繋ぎ、遂に生命に足を踏み入れた、


ブワァーっと燃え上がる勢いで上昇していく、

てはぎゅっと強く握られ解けることはなかった


やがて頂上についたなんかぽつんとドアがみえる

周りにはここでの思い出、現実での思い出がスクリーンみたいにいっぱいに写っている

それが集まり一つの橋になった、それがドアへとつながった、でもとこどころ欠陥がみられる、注意して登ろうとおもったそのとき、彩が一歩踏み出した、それと同時に橋の欠陥がなくなり、橋になって、モノトーンだった橋が彩を取り戻し、虹になった、

それをトントントンタンタンタンという、心地よい鉄の上を歩いているような、そんな、足音とともにと歩いていくと門が開いた

何年もひらいていないような、ガガガガガ、そんな音とともに開いたもんは真っ暗だった

中に入って気づくとそこに彩のすがたはなかった、

「彩???」


気づくと病室だった、人は誰もいなかった、おき上がると近くの海が見えた、あまりの眩しい光に目をつむった

僕の瞳の中では、だれかが笑っていた


同時刻、市内のとある病院、

だれかがめざめた、彼女は海を見た、光が眩しくて目をつむった

彼女の瞳の中で、だれかが笑っていた


読んでいただきありがとうございました!

なにか届くといいな。


是非一言ください!

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