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第3の光

作者: 歌川 詩季

 第三勢力っていいよね。

 太陽と月のあいだを()って空を燃やすよ 第3の光

 昼の裏側 夜のねじれ側

 きみどり色のオブラートのあっちで


 一番星にせかされて

 投げやりな今日が終わりの鐘を鳴らしても

 時計の針も刺さない魔法の時間は

 立体交差の羅針盤のうえに


 じぶんのつまさきとぼくのかかとを

 みつめるのが好きなきみだけど

 のけぞるくらい胸張ってみたら

 いやでも空にあの光が目にはいるだろうさ

 あぁ なんてありがたい



 入道な雲の(うろこ)を濡らし虹が(こけ)()す 第3の光

 雨も有耶無耶(うやむや) 雪なら恨むや

 水平線にオルゴールさがした


 二番煎じを飲まされて

 慢練(まんね)りな明日(あす)が出鼻のさきを(くじ)いてく

 芽生えた愛が幼いおたまじゃくしだと

 熱帯雨林もツンドラに(たお)れる


 じぶんのくちばしとぼくのとさかを

 比べるのが癖のきみだけど

 ねじれるくらい振り向いてみたら

 すかさず空のあの光に照らしてもらえるさ

 こりゃ どうもおせわさま

 最終決戦後には壊滅してたりしますけど。



挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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