第1話 救済の労働者
およそ540文字ぐらい!(改行含む)短くていいね。
「赤く光る太陽、周りにそびえたつお城!
三日三晩ほぼ寝てないこの俺!
おいどうなってんだよこれぇ!」
周りにあるお城とは景色が明らかに違う採掘所があった。
「なんでだよ!いい仕事を紹介するって
言われたのにこのありさまはぁ!」
男は作業着のまま、寝転がった。
「しゃあねぇ…サボるか」
「おい宝未!なにサボってんだ働け!」
「あ、バレちった。てかブラックすぎだろここ…」
---
時は流れ、次の日の午前7時。現場監督が皆を集めた。
「今日は新しく、お前達と一緒に働くことになった
『労働者』を紹介するぞ」
「労働者って…もうちょっといい言い方
無かったのかよ?」
「じゃあこっちに来てくれ!」
お城の中から出てきたのは、どう考えてもここには
似合わないくらいの美人な女性だった。
外見は黒髪ロングで、黒く大きなブレスネットをつけた、全体的に暗めの服装をした清楚な感じの人だった。
「可愛い……」
宝未は思わず口にしてしまった。
「はいじゃあ、まあね、皆んなに一言!」
「私の名前は『東野 舞』
皆さん、よろしくお願いします」
「おい、こんな人がここに来て本当にいいのか?」
舞はこちらを見て、ニコッと笑った。
「天使だあ………」