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世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
生命編
89/117

21・世界の支配者、って

21・世界の支配者、って


ゲノムは、あなたの形質そのものと言えるけど、そんなあなたは、ゲノムのほんの一部でしかない。


あなたはあなた独自のゲノムを持ってるけど、ゲノム本体は天体規模で大展開してるんだ。


あなたは、ゲノムという地球上の全生命体を網羅した設計図の、枝分かれした末端でしかない。


ゲノムは、過去にあなたを含めた環境をつくり上げ、今なおさらにつくり込んでる最中だ。


ゲノムは、ただ一度きり、地球上に発生した。


そして、現在この瞬間においても、ゲノムはそのひとつきりだ。


ただ、幹から分かれた枝先がほぼ無限に細分化してるんだ。


しゅという枝がさらに枝分かれして枝分かれして枝分かれしきった先っちょに、あなたという新芽(子という新たな芽が発生してればあなたはすでに分岐してるが)が伸びてて、その先はなおも未来に向けて枝分かれしていく。


時間という縦方向でつながり、空間という横方向でつながり、ゲノムは世界にあまねくひろがる。


そのひろがりきった枝を分岐点に分岐点にとさかのぼり、太い幹を下って根元に収斂する一点が、彼だ。


彼こそがゲノムのコアなんだ。


彼を生み出すということは、世界をつくるという作業でもある。


彼のボディはつくった。


仏つくって魂入れる。


あとは、彼のゲノムをつくらなきゃならない。


いや、彼というゲノムを。


ゲノムという彼を。


つづく

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