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世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
天体編
66/117

26・本当の宇宙の広さ、って

26・本当の宇宙の広さ、って


観測の外にあるという宇宙の大きさは、いったいどれほどのものなのか?


実は、観測できる宇宙の最大端は138億光年先・・・と書いたけど、この世界が時空連続体であるというややこしい現実まで踏まえると、ずいぶんと様相が違ってくる。


138億年間、ずっと時間は一定のリズムで動いてた、ってのが幻想であることは、すでにきみは相対性理論によって理解してる。


時間と空間とはひとつながりの「相対的時空間」なんであり、あっちが圧縮されればこっちが伸びる、という性質のものだ。


世界のオープニング時、点がおもちのように膨らむ爆発的なインフレーション後、ビッグバンという炸裂が起こり、宇宙空間の膨張は開始された。


弾けた勢いに乗った慣性による等速膨張と思われたこのひろがりは、どういうわけかいったんスローダウンし、現在また加速してるわけだけど、そんな光速度周辺のギアチェンジの影響で、宇宙は時間も空間もぐにゃぐにゃに曲がり、定常状態を保つことができない。


要するに、138億年前から138億年かけてやってきた情報を観測しても、それはかつて138億光年彼方の定点で起きた事件とは、正確には言えないんだった(ある意味では整合的と言えるが、すべては相対的なのだ)。


宇宙の膨張によって、今なお天空の星々は地球から遠ざかりつづけており、その度合いは、遠くの星ほど大きな比率で・・・すなわち、速いスピードで離れていく。


観測上で確認できるいちばん遠い星は、ほとんど光速に達するか、というほどのすっ飛び様だ。


そんな加速度と、それに伴う時間のゆがみまで加味して計算すると、宇宙の(ある意味、観測の限界の)広さは460億光年先あたり、という結果が出るようだ。


これは、宇宙の最遠方に見える星の過去から、さらに先の未来(つまり現在位置)までの動きを割り出して距離を推定する、という方法から導き出せる。


つまり、宇宙の広さの最下限は、460億光年、ということになる。


が、さらにその奥には未知のからくりがありそうだ。


つづく

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