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世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
天体編
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25・タイムマシーン、って

25・タイムマシーン、って


「138億光年先が宇宙の果て」というロジックは、ちょっと考えると、なんか変だぞ?と気づく。


ビッグバン以降の宇宙空間の膨張スピードは、ちょうど光速!ってわけじゃないからだ。


138億年間、光速でひろがりつづけてきたのなら勘定は合うが、そんなわけがない。


人類が光速の原理を利用して観測したのは「ビッグバンまでの時間的距離」なんであり、ビッグバンは過去の出来事であるため、本当の(つまり現時点での)138億光年先には、観測とはまったく別の光景がひろがってることは自明だ。


現在のその場所を観測するには、実際にいってみるしかないが、もちろんそこにいってもビッグバンには立ち会えない(もう終わってるんで)。


例えば、光速度を出せるロケット(アインシュタインさんはそれを許さないが、この世界が単純なニュートン力学系として)で138億年かけてそこにたどり着く頃には、138+138=紀元276億年になってるんで、その場所の現在の姿ってものがそもそも観測できない。


だったら、光速度ロケット上から138億光年先を観測(精度のいい望遠鏡で)しつづけながらビッグバンに向かえば、138÷2=69億年後にちょうど現在の映像が手に入れられる。


光と光がカウンター方向にぶつかって相乗になるニュートン系では、その映像は二倍速で見えるはずだからだ。


そうすることで、目的地到着時に138億年のちょうど二倍分の映像分を消化でき、紀元276億年時点での現実世界に追いついてつじつまを合わせることができる。


同様の思考法で、光速度ロケットから振り返って背後の地球を観測すると、望遠鏡の映像(地球上の出来事)は止まって見える。


光を発する情報源から光の速度で遠ざかるために、両者は相殺され、動きが一時停止状態に陥るのだ。


さらに、ロケットのスピードがついに光速度を超えると、進む先を観察する望遠鏡は、情報を受け取る量が供給される情報量を上まわるので、未来の光景を映しはじめる。


観測者は、光速を越えることで、未来をのぞき見ることができるなんて!


・・・というのが、ぼくが23歳の頃に独自の思考実験によって到達したタイムマシーン理論で、当時はそのロジックのどこにも破綻が見つからないため、無邪気な大発見に胸ときめかせたものだ。


が、光速はその加速系の時空間を押しつぶし、質量を無限大へと導くため、その壁を越えることは一般相対性理論が禁じてる・・・と後年に知ることになるんだった。


話はそれたが、では宇宙の広さとは、実際にはどれほどのものなのか?


観測できない宇宙とは、どこにあるのか?


つづく

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