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世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
天体編
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20・重力波、って

20・重力波、って


質量を持つ物体の周囲の時空間はゆがむ・・・って、そろそろこのフレーズは読み飽きてきたかもしれないけど、この部分は(そしてここ最近書いてる章は)シンプルな古典物理学なんで※1、直感的に理解しておいてほしい。


質量が大きければ大きいほど、周囲の時空間は大きくゆがむ・・・ってルールも、もう頭に叩き込まれてるはずだ。


大質量星が点にまで押しつぶされたブラックホールの周囲ときたら、途方もないゆがみ方をしてる・・・ってことも、前提となる知識から自然に導き出される。


そのゆがみが、現代物理学で言う素粒子=「場」の偏在だ。


その場のへこみに落ちる加速度こそが、重力の正体なんだった。


さて重力は、ニュートンさんが数式で示した「その力は距離の二乗に反比例する」ことからも導かれる通りに、果てしない遠くにまで影響を及ぼす。


重力は、とても弱くても、その威力の届く距離は無限なんだ。


これは、ひとつの物体の存在は宇宙の裏側の形をも少しだけ変える、ってことを意味する。


質量が周囲の時空間に対して与えるゆがみ(場の偏在)は、べた凪状態の湖の中心に石ころを投げ込んだときに立つ波がはるか離れた岸辺にまで及ぶように、宇宙の隅々にまで達する。


アインシュタインさんの予言したこの現象こそが、重力波だ。


重力波は、夜空を彩る天体の(すなわち物質の質量)の分だけ※2、宇宙空間を飛び交ってる。


つづく


※1 グルーオンで結びついたクォークがヒッグス粒子の媒介で重力場(まだ未確認のグラビトン場)と相互作用し、ぼくら人類が感覚するところの時間と空間を相対的に伸び縮みさせる・・・というのが、現代科学における言い回しだ。


※2 ただ、物質の総量と重力波の総量とは等量ではない。宇宙に存在する質量は、目に見える天体の分の他に、「暗黒物質ダークマター」という未解明の質量が大量にある。

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