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世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
天体編
56/117

16・超新星爆発、って

16・超新星爆発、って


おびただしい量の中性子が、ギュギュッと押し詰まってできた超流動(摩擦係数ゼロでトゥルントゥルン)天体。


この、ドでかい原子核とも言えそうな物体が、重たい重たい中性子星だ。


なにしろこの天体ときたら、とてつもない高密度のために、スプーン一杯で小山ほどもの重さがある。※1


だけど、かつて巨大天体を構成してた質量のすべてがここに固められたわけじゃない。


電子を捕獲しそこなって中性子になりきらなかった陽子たちは、爆縮の終局に、電荷の反発力やらなんやらで、膨大なエネルギーを放出する。


縮みきったバネが、次の瞬間に伸びきるように、大・大・大爆発を起こしたんだ。


核融合なんてまるで目じゃない、とんでもないカタストロフィだ。


ぽんっ!


これが、超新星爆発だ。


新しい星が生まれた!と昔のひとが勘違いをしたほど、夜空の一点を強烈に(ほとんど月のように!)輝かせるこのエネルギーによって、ついに鉄以上の元素の原子核が生成され、周囲にばらまかれる。


金、銀、プラチナ、ナントカニウム、カントカニウム・・・宇宙空間には、こうして100種類もの元素が散りばめられるわけだ。


そして再びそれらが万有引力で集まり合い、天体を構成し、核融合活動をはじめ、元素を練り上げていく。


ぼくらの世界は、こうして彩り豊かになっていったんだよ。


さて、その結果として取り残された中性子星だ。


この「巨大天体の生涯の末路」とも言うべき原子核現象の残渣は、その密度に比例して、強い強い重力源になった。


さてきみは、SF映画なんかに出てくる、これとよく似た存在を知ってるはずだ。


つづく


※1 この星にひとが降り立てば、じゅんっ!・・・一瞬にして地面に向かって蒸発してしまうだろう。そして中性子に解体されて、星の内部に溶け込むだろう。

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