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世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
天体編
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2・時空間の誕生って

2・時空間の誕生って


針先ほどの特異点から広大な時空間をこじ開けるのは、質量を得た素粒子にそそのかされた重力場だ。


一般相対性理論によると、質量を持った物質の周囲の時空間はゆがみ、そのゆがんだ座標から正常な座標への加速こそが重力・・・というものなんだった。


わが推し説は、これを逆に解釈する。


つまり、時空間があらかじめそこにあって、その環境内に重力という現象が存在するんじゃなく、重力という「質量が生む違和感」こそが時間と空間の正体なのかも、と。


この自説によると、物質を生み出すクォーク場に、質量を生み出すヒッグス場が絡めば絡むほど、特異点はねじくれ、違和座標から正規座標への乖離は甚大なものとなり、その容積に等しい時空間が開かれていく、ということになりそうだ。


一方で、クォーク場はグルーオン場と相互作用して、陽子・中性子を産み落とす。※1


これは正確には、クォーク・反クォークとグルーオン・反グルーオンが、陽子・反陽子と中性子・反中性子を産み落とし、すぐさま相互作用して対消滅する、ということだ。


が、前回に書いたように、反物質を漉し取って物質のみをこちらサイド(われわれの世界の宇宙空間)に余らせるボソン場の振る舞いがある。


このために対称性は破られ、物質であるところの陽子と中性子のみが、耕された時空間に大展開していくわけだ。


ところが、中性子の半減期は15分と短く、そのほとんどが崩壊して陽子に変身し(ついでに電子とニュートリノを放出)、この世界は陽子・・・すなわち、水素原子核で満たされるんである。


つづく


※1 クォーク三つがグルーオンの核力で接着されたものこそが、陽子と中性子だ。

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