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世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
宇宙編
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19・不思議なカーペットって

19・不思議なカーペットって


結局、宇宙の創世によって生まれたのは、素粒子じゃない。


素粒子を生む、量子場が生まれたんだ。


量子場から素粒子が生まれ、さらに素粒子から時空間が生まれたんだ。


ビッグバンに先立つインフレーションが開いたのは、場というカーペットなんだ。


この、はたくといろんな素粒子が飛び出してくるカーペットが、幾重にも重なり合ってひろげられ、その結果として、宇宙に素粒子が満ちることになった。


話をさかのぼって考えてみる。


特異点がちょんとうがたれた。


この「異世界とつながる四次元ポケット」から吐き出されたのは、小さく丸められた量子場だ。


量子場は、何種類もの波動が縦糸横糸に織り込まれたカーペットだ。


この沸騰したカーペットは、ふつふつとあぶくの立つ地点(波動関数の高い部分)をはじけさせて、確率的に素粒子を生み落とす。


この素粒子というのは、実体を持つ何者かではなく、場における一時的な現象で、素粒子自体も他の場と相互作用し合って、新しい現象を起こす。


場は、高エネルギーでものすごく煮えたぎる。


ビッグバンほどの超絶的なエネルギーの環境では、チョー張りきっちゃう。


張りきる、という表現は言い得て妙だ。


思い出してほしいんだけど、場とは、波なんだった。


カーペットが震えて、波打って、波頭の高いところで素粒子が発生する。


だけどこのレトリックはある意味では逆で、エネルギーの強いところは波長が短く(つまり低く小刻み)になり、さらにボリュームを上げると、ピンと張り詰めるのが実際だ。


こうして張り詰めきった一点=運動量無限大によって得た位置こそが、素粒子(という現象)だ。


つづく

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