17・中性子って
17・中性子って
クォーク・グルーオンプラズマ状態の特異点から、世界を開始するインフレーションが起動し、破壊的な核分裂(のような大爆発)を起こした、というタイミングだ。
ここから先はもう思考実験をするしかないんだけど、情報の断片で構成してみる。
質量の発生によって相対論的な時空間が開き、特異点が散開すると、密度と温度が下がる。
それに従って、超流体だった素粒子の固まりは相転移を起こし※1、(古典的表現を使うと)パウダリーになって集団からバラバラに独立する。
この際に、分散が大きな固まりから小さな固まりへと枝分かれしていったと仮定すると、最終段階で中性子の姿になる。
ここで、とんでもない事実を告白しなきゃならない。
中性子は、陽子と瓜二つなのだが(この二種類だけが原子核を構成できる)、中性子の方が少しだけ質量が重い。
思い出してほしいのが、中性子は電荷的に中性で、陽子は+電荷、って点だ。
0と、+1。
この差が、二種類の核子の質量差になってるんである。
つまり、中性子の中に、−1の要素が含まれてるんである。
その−1とは何か・・・?
察しのいいひとはもう理解できたと思うけど、なんと中性子は、お腹の中に電子(電荷−1)を隠して持ってるのだ!
電子!・・・それは、陽子、中性子とともに原子をつくり上げるもうひとりの構成員。
いや〜、驚きだよねえ、原子核の外周をめぐる電子(この構成が「原子」の形)が、まさか原子核の中にもいたなんて。
というわけで、ここから先がややこしい。
つづく
※1 氷が0度で水になり、水が100℃で水蒸気になる、個体・液体・気体の変態を「相転移」と言うが、宇宙創生時のこのイベントは、点が物質の様式に変わると同時に時空間の変異をも誘導したことから、「空間の相転移」と現象全部をひとからげにする。




