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世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
物質編
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3・波って

3・波って


この物質世界を構成する最小単位である素粒子にたどり着いて、いよいよ根源的な謎に踏み入っていく。


今さらこんな告白をするのもなんなんだけど、素粒子は粒子じゃないんだ。


ピンセットの先でつまめる質のもの・・・つまり、つぶじゃないの。


素粒子は、波なの。


・・・きょとんとしてる?


石ころを刻みきったら、最後には姿が消えて、そこには波がひろがってた・・・なんて、まるでポエムだ。


アインシュタインさんが、「物質(質量)とはエネルギーのひとつの形である」として、例の関係式(E=mc2)を編み上げたけど、素粒子は、実体を持たない「無」による振動・・・つまり純粋なエネルギーなんだ。


ところがこいつときたら、あるときはつぶにもある。


波って、震えのひろがりのことだけよね。


この震えが一点にまとまると、つぶになる。


だけど、そこに実体はない。


だから正確には「波がつぶになる」というよりも、「ひろがりが位置になる」と表現するべきかな。


「なにゆーとんの?」とあなたは感じるかもしれない。


だけど、これが最新科学によってほぼ合意された見解であり、最先端テクノロジーによるまぎれもない実験結果であり、要するに真実らしいんだ。


つづく

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