表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
宇宙編
28/117

9・ビッグバンって

9・ビッグバンって


おびただしい数の陽子(と中性子)が、重力のポテンシャルで周囲をゆがませ、ゼロ次元をこじ開けはじめた。


うがたれた針先ほどの小穴は、特異点という「世界の新規オープン地点」であり、ぼくらが生きるこの時空間の萌芽だ。


その一点に、後の世界を構成するすべての物質が集中する。


エントロピーが最小値にリセットされ、瞬後、時空間が爆発的に開いていく。


電荷を+に設定された陽子たちが、ものすごい反発力で飛び散ったんだ。


どっかーん!!!・・・と音は鳴らなかった。


だって、空気がまだないからね。


その代わりに、すさまじい光と熱が発生した。


あらゆる種類のエネルギーの開放、あらゆる種類の波の放射散開だ。


飛び散った陽子たちの質量で、時空間はどんどんとねじくれながら耕されていく。


宇宙の拡大膨張が開始された。


ただの点だった時空間の穴は、ひろがりとなり、奥行きとなり、要するに容積となって、宇宙のふところを巨大な「スペース」へと膨らませていく。


エントロピーが不可逆な増大(エネルギーの散らかり)をはじめ、過去から未来という時間の方向が定まった。


ビッグバンという奇跡が起き、ぼくらの世界が誕生した。


つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ