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世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
宇宙編
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4・エントロピーって

4・エントロピーって


あと、宇宙の根本原理で知っとかなきゃなのが、「エントロピーの法則」ね。


世界の大きな流れは、この法則にあらがえないことになってるんだ。


この約束ごとを平たく言えば、「熱は、冷める」ってこと。


「まとまったものは、散らかる」と言ってもいいし、「パワーを使えば、ポテンシャルは失われてく」と言ってもいいし、いちばんわかりやすく言えば、「あるものは、なくなる」ってことかな。


重要なことは、「今あるものは、未来になくなる」わけじゃないってこと。


ここでは、逆のレトリックが必要だ。


あるものがなくなってく過程こそが、過去から現在、そして未来、という不可逆の時間をつくってるんだ。


エントロピーこそが、時間の方向を決めてるわけ。


エネルギーが仕事をし、熱いものが冷えていき(要するに、素粒子の元気がなくなり)、複雑な構造物がなめらかに崩壊していくさまを、「エントロピーが増大する」という言い方で表す。


エントロピーの増大は、閉じた系では反転するように思える。


例えば、宇宙のチリが集まってアッチッチの熱を放出する太陽を練り上げ、ブラックホールを中心に星々が集まって銀河を形成し、知的生命体が文明社会を築くプロセスは、まとまったものは散らかる一方!としたエントロピーの法則に、直感的には反する。


だけど、そうした閉じた系の内側で減少したエントロピーは、その外側で必ず増大の形で埋め合わせられることになってる。


時間が過去に向けてひたすら一方向に進むのは、エントロピーは増大する一方、という法則に世界が厳格に拘束されてる、って意味なのだ。


つづく

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