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世界のつくりを説明する試み  作者: もりを
宇宙編
20/117

1・重力って

1・重力って


ミクロの世界からいっとき離れて、ここからは世界を俯瞰で見ていく。


最初に知っておくべきは、やっぱり重力かな。


前の「物質編」で、この世界は四つの力のみによって支配されてる、みたいなことを書いた。


身近に感じられる「電磁気力」に、素粒子同士をくっつける引力(「強い力」という)と崩壊させる力(「弱い力」という)・・・そして「重力」だ。


考えてみれば、重力なんて、へんな力だよ。


気持ち悪い遠隔操作で、もの同士を引き合わせたがる。


ものとものの間にはなにもないんだから(天体が重力によって運動させられる宇宙空間には空気もないと言っていい)、これはまるでオバケみたいな超能力だ。


これを説明しようとするのが、場の量子論だよ。


重力は、ご存知のようにニュートンさんが「万有引力」として表現したんだけど、実は本人もこの力を「なにが媒介してなにに作用してるのか理解できない」と気持ち悪がってたんだ。


そこに「場」という概念を持ち込んだのが、「ラプラスの悪魔」※1でおなじみのラプラスさんだ。


それを、いよいよアインシュタインさんが一般相対性理論として体系化した。


単純に言えば、重力とは「質量を持つものの周囲の時空間をゆがませ、へんになった位置から本来あるべき位置へと加速させる力」だ。


あなたは、落下してるんじゃない。


もともといなきゃいけない座標に、原状回復を目指して自分の位置を修正しようとしてるだけなんだ。


つづく


※1 宇宙にあるすべての素粒子に位置と運動の初期値を与えれば、その未来は完全に予言できるとする「運命論」は、確率に支配されて確定値を持つことのできない量子もつれの現代科学によって、完全に否定されつつある。

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