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ぱんけーきイズでっど  作者: アラタオワリ
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# メアの尊厳(5)

 「力が入らない。脳インプラントの機器不良か?

大事な時に情けない」

「ボクがチェックしようか」

「お前の状況を知ってしまった今となっては気楽には頼めん。シー・ウエイブのサーバーもすべて俺のチェック済な訳ではない。

それより、お前達の幼馴染の子に施設のキッチンでパンケーキの調理をお願いしている。成分のデータ入力を終え次第、材料を持って零香と一緒にお前が居るホテルへ向かう段取りだ」

「ちょっと、静かにして」

KZはメアの首筋に手を添えた。

「見えるよ。父さんの脳インプラントとボクの供与体をマッチングさせたから」

「おい、リスクは犯すな」

「今はまだストリーミング解像度は低いけど、時間が経てばゆっくりと安定すると思う。

見えて来た」

「え? 何? 」

メアはKZを急に引き寄せハグしてギュウっとして耳元でささやく。

「そうはザせないヨウオん」

KZの瞳の近くでメアのピアスが虹色に光った。

「誰だ? 」

もがくKZをメアが煽り始めた。

「かっわイイイじゃんかぁアアア、ケイゼッゼットトオゥ君

デモデモデーモ、君は陰気ちゃんちゃらちゃん。ぶほほほほほほほーい」

「父さんじゃない? 」

「え? 分からんのん?

僕らのママちゃんから聞いてねいでごあアアすかあアアアァ

もう、暴れんな、もうちょっと抱き合おうぜえエエィ」

「止めて!

馴れ馴れしいんだ」

KZはメアから無理やり離れると両掌で両耳を押さえた。

「色彩が鳴っている。光の音声コードなのか」

「さっすがねぇ、ボクちゃんは」

「お、お前、なんで母さんの呼び方を知っているのさ」

「だからラララァ、ワチキは誰だーれだーれだーれエエエだッ」

KZは瞼を閉じた。

「こんなにうるさい虹色はキレイじゃない」

「だーれだって、聞いてやっちょルンす・・・・す。

ハウリング押さえたんでやんすよ・・・・よ、ちょっと無理してね。

そんな優しいワチキは誰だよーん、早くーー頂戴よーん」


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