↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天使かと思ったら魔王でした。怖すぎるので、婚約解消がんばります!  作者: 水無月 あん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
78/156

王様!

晩餐会でのお話が続きます。

晩餐会は、王様のご挨拶から始まった。

そこで紹介されたため、いっせいに、視線が私に集中する。

オパール国の王女として、ブルージュ国のみなさまに少しでも好印象を持っていただくべく、精一杯、王女らしさをしぼりだして、優雅に微笑んでみる。


ふと、ユーリと目があった。

すると、ユーリが、それはそれは、優雅に微笑んだ。

あ、それそれ。そんな笑顔をしようとしてるんだけどね。

悲しいことに、真似できないわね…。


表情筋が疲れてきたところで、着席。


つかれた顔を、ふにゃふにゃっとくつろがしていると、デュラン王子がプハッと笑った。

はっとして、まわりを見ると、王妃様も王太子様も王様までもが微笑んでいる。


あ、見られてた…!


一気に顔が熱くなった。恥ずかしい!


「アデル王女は、かわいらしい方ね」

と、王妃様が優しくフォローをいれてくださる。


「でしょ。ほんと、かわいいんだよ」

と言って、私に甘く微笑みかけてくるデュラン王子。


「デュラン。アデル王女には婚約者がいるんだから、忘れないで」

と、王太子様がからかうように言う。


「そうかな。忘れてもいいんじゃない?」

と、真顔で答えるデュラン王子。


はいっ? なんか、おかしな返答だわね?


王太子様もそう思ったのか、笑うのをやめて、

「何言ってるの? 忘れたらダメだよ」 

と、釘をさすように言う。


「いやいや、デュランも若いんだから、燃えるような恋をしたらいい。わたしも、王妃を当時の婚約者から奪ったからな。ハッハッハ」

と、王様が、グラスを手に、豪快に笑った。


もしや、もう酔っぱらってますか? 最初の印象とかなり違ってますが…。

しかも、物語のようなそのお話、本当なのかしら?!


思わず、王妃様を見ると、困ったように微笑んだ。

「アデル王女の前で、話を盛りすぎというより…、捏造しないでください」


えっ、捏造?!


驚いている私にむかって、王妃様が、

「あのね、私の最初の婚約者は政略だったんだけど、政略の意味がなくなったから、とりやめになっただけなのよ。それで、次の政略結婚が、この国の王だったの。奪ったとかじゃないのよ?」

そう言って、美しい笑みを浮かべた。


すると、王様は、

「何を言う。政略の意味もあるにはあったが、どれほど、私が王妃に恋焦がれたか! ハハッ」

と、楽しそうに笑った。


すっかり、おもしろいおじさんと化した王様。

やっぱり、酔っぱらってるのかしら? 

それにしても、飲み始めたのって今よね。それで、こんなご機嫌に酔えるものなのかしら?


と、考えていると、デュラン王子が、

「酔っぱらってないよ。父上は、これが素なんだ」


「えっ、また、心の声がでてた?」

思わず口をおさえながら、デュラン王子に聞く。他国訪問で、この癖はまずいわ!


「大丈夫。今は、何も言ってなかったよ。でも、顔をみたら、言いたいことがわかるんだよね。心がつながってるのかな、アディーと」

と、デュラン王子は、甘ったるい雰囲気を爆発させた。


両親の前でも、変わらないその態度。すごいね?!


と、思ったら、王様が笑いながら言った。

「ハーッ、こりゃいい。アデル王女とデュランが結婚したら、隣の国とも親戚だ。助け合って、両国とも、ますます繁栄できるな! ハッハッハ」


ご機嫌のところ、すみませんが、…なんてことを言うの!! 

しかも声が大きすぎるわ! 

聞こえたかしら? 聞こえたわよね。すごい声量だもの。


でも、もしかしたら、誰かとしゃべってて、聞き逃したってこともあるかもしれないしね。


…って、無理だった! 


とてつもない冷気が、どっと押し寄せてきた。


「寒いわ! また、空調をだれか強くしたのね。いくらなんでも強すぎるわ」

あわてて、王妃様が人を呼んでいる。


決死の覚悟でユーリを見る。

が、ユーリの冷たい目は、完全に王様をロックオンしている。


王様! 両国が繁栄するどころか、両国とも消えてしまいます! 

だから、言葉には気をつけて!



晩餐会とはいえ、まだ料理がでてこない…。次回も晩餐会が続きます。読みづらい点も多いと思いますが、読んでくださったかた、ありがとうございました! ブックマーク、評価、いいねをくださったかた、励みにさせていただいてます。本当にありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。