テレパシー?
今日、2回目の投稿になります。
それと、まだ気になることがある。
「ねえ、なんで、デュー先生の魔力は、目に見えるのかしら? 見える魔力って、聞いたことがないんだけれど。もしや、ブルージュ国では、よくあることなの?」
やっと、心配からぬけだせた師匠が、
「そういや、そうだな。聞いたこともないなあ」
と、つぶやいた。
「いや、目に見える魔力は、わが国では、今は王である父と僕だけだ。他には聞いたことがない」
「えー!! それって、見せて良かったの? ブルージュ国王家、最大の秘密とかじゃないの?! 知ったら暗殺されるとか? あ、そうだ。見なかったことにしようか? 私、素早く忘れるのが、特技だから。安心して!」
プハッと、デュラン王子がふきだした。
「アディー、大丈夫だよ。殺さないから。魔力が目に見えること自体は、知る人は知ってるし、なんの秘密でもないよ。どんな魔力を持ってるかのほうが、重要だしね」
なるほど、良かった!
師匠は、あきれた目で私を見ている。
「しかし、ほんとに、王女なのか? しかも、忘れるのが特技って、…なんだか、かわいそうになあ」
ちょっと、師匠! かわいそうって、なに?! すぐさま、忘れられるのよ! 立派な特技でしょう!
あれ、ドーラさんが茫然としている。
「大丈夫? ドーラさん?」
ドーラさんが、はっとしたように、私をまじまじと見た。
「…あの、王女って? …もしや、アディーさんは、アデル王女様? しかも、デュー先生も、ブルージュ国の王が父って、…もしや、隣国の王子様なのですか? …そんな…私、どうしましょう」
よろめきながら、ベッドから降りようとした。
私はあわてて、だきとめ、ベッドにそっと押し戻す。
「いやいや、今日はただの助手のアディーと、医師のデュー先生ですよ。何も気にしないでくださいね」
「そうだ、そうだ。どっからどうみても、庶民だろ? こんな王女がいるか?」
師匠だ。
悪かったですね、こんな王女で。前世、庶民ですからね。
「それに、こんな男前で色男の王子がいるか? 頭もいい。いたら、完璧だろ。世の中、不公平すぎるだろ…」
師匠、語尾のテンションが落ちてますが…。
それにしても、デュラン王子と私へのコメントの差が激しいわね。
師匠には、一度、王女らしさが爆発しているところを見せないとね。
覚悟してらっしゃい!
「そうだ、さっきも言ったように、熱はさがったけれど、ぼくの魔力で病気が治った訳ではないからね。ちゃんと、薬を飲んで、栄養のあるものを食べて、とにかくゆっくり休んでね」
そう言うと、ポケットから手帳をだして、なにやら書き、紙をちぎって、師匠に渡した。
「薬屋さんで、この薬を買ってきてもらいたいんだけど。このへんに薬屋さんある?」
「あるにはあるが…。この薬がそろうかどうか…」
確かに、ブルージュ国の薬とちがうかもしれないしね。
そうだ! ないものは、かわりの薬が何か王宮の薬師さんに聞いてみたらいいから、ロイドに頼もう。
「その紙、ちょうだい。ロイドに聞いてくる」
と、言った瞬間、
「およびですか? アデル様?」
ロイドが、あいたままの扉から顔をだした。
びっくりしたー!
「ずっと、そこにいたの?」
「いえ、今、きたところです。ずっと、居間で子どもたちと遊んでいましたから」
「ちょうどのタイミングだよ。すごい偶然だね、ロイド」
「いえいえ、偶然ではありませんよ。アデル様が呼んでいる気がして、のぞきにきたんですから」
ええっ?! それって、テレパシー?!
怖すぎるよ、ロイド…。
そして、師匠、なに笑ってるんですか? ここは怖がるところです!
1回目の投稿は遅くなり、2回目の投稿は早くなり…。時間が定まらず、すみません。
できる時にできるだけ、という感じで、やっております。今日、もう一話、いけたらいいな。
ブックマークしてくださった方、いいねをしてくださった方、評価をしてくださった方、本当にありがとうございます!




