12.次へ③
モンスター捕獲。
「ロウ、どうする?」
僕が問うと、ロウはその兵士に言った。
「モンスターの数は?」
「数はそんなにいないようです」
「レン、どうする?」
「この部隊の大将は5千人長のロウだ。ロウに従う」
「じゃあ、モンスターの方へ行ってくれるか?」
「了解」
僕は、僕の部隊3千人と何人かの学者を連れてモンスターのいるという街へ行った。
モンスターはいた。白昼堂々。
確かに数は少ない。だが、角を生やした魔人もいれば、魔人の色も様々だった。場所が違えばモンスターの種類も変わるらしい。スライムもいた。スライムを纏った魔人もいた。
「可能な限り生け捕りにするように。ジェーンは右翼、マリアは左翼。無理はするな。では、戦闘開始」
僕はドラゴンに乗って真っ先にモンスターの包囲網に突入した。ドラゴンに火を吹かせて最初に何体かを黒焦げにした。後は、生け捕りだ。
角の生えたモンスターをドラゴンが捕まえる。それから後方の檻へと運ぶ。学者が喜んだ。
僕はすぐに戦闘に復帰する。ドラゴン無しで捕獲するのは難しいだろう。
「マリア、生け捕りが難しいなら倒していいぞ」
「隊長、すみません」
僕は色の違う魔人をドラゴンで捕獲した。また後方の檻へと運ぶ。また学者が喜ぶ。
そしてまた戦闘に参加する。
「ジェーン、生け捕りが難しいなら倒していいからな」
「隊長、ありがとうございます」
僕はまた色違いの魔人を運ぶ…。
と言うと、まるでドラゴンを上手に乗りこなしているようだが違う。ドラゴンには一種のテレパシー能力があるのではないかと思う。僕の思うように動いてくれることが多いのだ。
やがてモンスターを一掃した。
「こんなものだろう、帰ろう。その前に休憩だな」
皆、疲れていた。その場に座り込む。負傷者の手当もした。
「ジェーン、マリア」
2人が近寄ってきた。
「どうかしましたか?」
「だいぶん指揮が上手くなってきたな」
「ありがとうございます」
「自分自身の鍛錬は、僕も含めて自分でやらなければいけないことが多いけど、指揮の上達は実戦を経験するのが早いからな」
「はい」
「その内、2人とも3千人長になる。率いる兵が増えてくるから、まあ、頑張ってくれ」
「私達が3千人長になるのは何時でしょう?」
「僕が万人長、将軍になった時だな。あんまり待たせないからよろしく」
「はい」
「それじゃあ、休憩」
「はい」
ジェーンとマリアの成長に喜びつつ、僕も横になって休んだ。
今は疲れを癒やさなければならない。
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