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12.次へ②

東の国境。

 東の国境付近。ここら辺はよく隣国のルフラン軍が現れるので1番不幸な一帯だった。


 村や街が焼かれたことも一度や二度ではない。


 国境を越えたら、すぐにルフラン軍が待ち構えている。


 そこへ我々8千人が現れた。ルフラン軍は先日の戦闘でのドラゴンの威力に慎重になっているのか動かない。


「東の国境でもモンスターのサンプルが欲しいな、前回の戦いでも幾つか本部に送ったが…」

 と、仕事熱心なロウが言った。

「ここらで聞き込みしよか?モンスター情報」

「そうだな、どこら辺で現れるかを知りたいな」


 近辺の街へモンスターの情報を聞き出す偵察隊を出して、僕らはその場に陣を張った。ルフラン軍がよく見える位置だ。


「さて、東部のモンスターと違いはあるのかな」

「それよりルフラン軍の方が気にならへんか?」

「刺激したくないからなぁ」

「ドラゴンで空中から偵察してきたら?」

「そうだな。上空から見てくる。レン、ここは頼むぞ」


 ロウはドラゴンでルフラン軍の遙か上空へ。ルフラン軍が騒いでいるのがよくわかる。


 ロウはルフラン軍の上空を何度か旋回して戻ってきた。


「ルフラン軍を刺激してしまったな」

「それで、どうやった?」

「数は3万といったところだろう。こちらにはドラゴンが2体もいるし、戦闘になってもなんとかなりそうだな」

「陣形は?」

「ルフラン軍のパターン通りだ。前衛、本陣、後衛に別れて陣を張っている」

「本陣に斬り込んで大将を倒したら散り散りになるいつものパターンやな」

「そうだな、怖くない」

「怖くない、怖くない」

「怖くないところが怖いけどな」

「どういう意味?」

「その内、何かやるんじゃないか?新兵器でも用意しているんじゃないか?と不安がよぎる」

「そうやなぁ、でもまぁ、考えてもしゃあないやんか」

「そうだな」


 その時、偵察部隊の一隊が帰ってきた。

「モンスターが出て来る街を発見しました」


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