表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/375

10.休日と新しい動き③

フーと飲む休息。

 療養中も、外出は出来た。ただの散歩だが。


「よう」

「フーか」

「久しぶり」

「ソフィア様のテントで会ったやないか」

「そんなの会った内に入らねーよ」

「そうか?」

「俺の部屋へ来いよ、飲もうぜ。俺は今日は休みなんだ」

「ほな、そうしようか」


 フーのテントは殺風景だった。ベッドと着替えと酒瓶しかなかった。

「ほら」

フーから酒のボトルを渡された。フーも同じボトルを持っていた。

「これ、全部僕が飲むの?」

「当然」

「まあ、ええけど」

「じゃあ、改めて27期生に乾杯!」

「乾杯」


「レンが異動になったら、俺がここに来た意味が半減するんだけどな」

「なんで?遊学資金を稼ぎたいんやろ?護衛員は給料が高いやんか」

「それは動機の半分」

「半分は?」

「お前」

「僕は、そういう趣味じゃないんで」

「そうじゃなくて、俺はお前をずっと認めていたんだ」

「そりゃあ、どうも」

「不思議な成長をするからな、レンは」

「それで?」

「どういう成長をするか側で見てたかった。まあ、俺の好奇心だ」

「そんな風に思われているとは思わなかった」 

「でも、気をつけろよ」

「何に?」

「何もかもにだ」

「どうして?」

「2回も暗殺されかけておいて、“どうして?”はないだろう」

「ああ、刺客のことか?」

「お前はソフィア様の婚約者で、貴族達や隣国のユリウスなどからも嫌われている」

「平民出身のくせに生意気だって?」

「そうだ。加えて軍もお前を殺そうとしている。まあ、だからこそ3千人長まで出世できたのだろうが」

「うん、だから僕は自然な成り行きに身を任せるんだ。その中で、最善の道を見極めたい」

「でもな、幸いにも味方はいるからな」

「ありがたいな」

「軍がお前に極端に冷たい理由は知ってるか?」

「さあ…」

「噂では、ベアトリーチェがお前を殺したがってるらしい」

「国王様はまだわかる、ベアトリーチェ様が?」

「だから噂だって」

「ああ、わかった。注意はする」

「オリヴェルみたいな貴族も多いしなぁ、隠居じいさんは動いてくれないし…」

「悩み事は沢山あるんやな」

「他人事のように言うな。モンスターの調査、エラン側の汚染の調査、ソフィア様暗殺未遂事件の調査…」

「僕が最初に襲われたときもソフィア様の時の影男だったけれど」

「どういう関連性があるか?だな」


 その後、フーと少し雑談してから自分のテントに帰った。帰ると、回復魔法の美女4人が眠っていたので起こさないように気をつけた。


 ★メッセージ、コメント、評価、感想、レビュー、ブックマーク等よろしくお願いいたします★

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ