10.休日と新しい動き②
ソフィアとの再会。
ソフィアの豪奢なテントの入口に、またフーがいたのでまた微笑み合った。
「レンです」
「入りなさい」
「失礼します」
年頃なのか、ソフィアは会う度に美しく見える。僕は眩しさに目を更に細めた(僕は元々目が細い)。
壁際に、レイラとシュウが待機しているところまではいつも通りだが、回復魔法術者が4人そろっていた。
ユーリは髪が黒かった。優しそうな顔立ちをしていた。ユーリがいるのは珍しくない。
「お久しぶりです。アリスです」
アリスは金色の髪だった。童顔なのか、とても若く見える。かわいい。
「お久しぶりです。サラです」
サラは緑色の髪だった。控えめな美人だった。髪を後ろで束ねていた。
「アンナです」
アンナは青い髪でショートカットのクールな美人だった。この部隊には美人が多いらしい。
「これはこれは、ソフィア様。こんな郊外まで足を運んで頂き…」
「堅苦しいのはいいの」
「はい」
「また暗殺されかかったようですね」
「はい、未熟で申し訳ありません」
「もう大丈夫なのですか?」
「はい」
「“はい”ではありません。私に心配をかけてそんなに楽しいですか?」
ソフィアは、怒っているような泣いているような表情だった。
「ご心配頂きありがとうございます。ですが、もうかすり傷まで傷口は浅く…」
「やめてください、嘘はあなたらしくありませんよ」
そう言われても“ボロボロです”とは言えない。と思っていたら、ソフィアが言った。
「こちらの4名の回復魔法をしばらく続けてください」
「わかりました」
僕は、傍らのベッドの上に寝転んだ。
「ユーリ、どう?」
と、心配そうな王女。
「やはり全体的に筋肉を酷使しすぎです。それから、毒素も完全には浄化されておりません、その前の傷も完治していません」
「どのくらいで本調子になる?」
「長くても1週間」
「じゃあ、私たちも1週間ここにいるわ」
「ですが、更に3日間いただければ元々の筋肉や骨などを強めることができます」
「では、10日間留まります。
「ソフィア様の、御心のままに」
ソフィアはどんどん成長していく。自分の判断で決めることが増えているように感じた。
僕は、侍女に頼んでマリアとジェーンに僕の居場所を伝えてもらった。
(何かあればくるように。僕は無事だ)短い文面。あれで伝わっただろうか?
あれだけ眠ったのに、また睡魔が僕を襲ってきた。
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