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9.風雲②

急を告げる。

 ドラゴン復活の報はすぐに国内に知れ渡った。当然、討伐隊がすぐに編成された。その数、1万人。隊長はリー将軍。副将はシュウ将軍。

 僕は久しぶりにリーやシュウと再会した。

「レン、元気だったか?千人長まで出世したらしいな」

「はい。護衛隊にいたときに鍛えてもらえたおかげです」

「元気そうで良かった」

「無茶をさせてくれるので、逆に出世がしやすいです」

「500騎で3000人を相手にする、とかだな」

「はい、私は疎まれているようですね」

「ソフィア様の件か」

「はい。ですが、お二人が抜けてソフィア様の護衛の方は良いのですか?」

「何人か人員補充をしたから大丈夫だ」

「今回は安心しろ。いくらドラゴンが相手でも1万人いるからな」

「念には念をいれないとな」

「私も微力ながら最前線で戦います」


 その時、1人の兵士が走ってきた。

「リー様、シュウ様、レン様、ご客人です」

「ライ様という千人長とロウ様という千人長です。あとは、シローという方が…」

「レン、知り合いか?」

「はい、同じ学校でした」

「では、ロウというのはあの時の大会の優勝者か?」

「よく覚えてらっしゃいますね」

「会ってみよう」


 すぐに3人が現れた。お互いに挨拶をした。

「ライは何故?東部方面軍だろう?」

「レンのことが気になったからな、上司に直訴して来た」

「ロウは?」

「俺も同じようなものだ」

「ロウはまだ士官学校生だろう?」

「学徒動員、希望したら前線に出られるんだ。何度か戦場に出たら千人長になった」

「シローは?」

「俺もレンに会いに来た。雇い主の許可は得ている」

「そうか、みんな、ありがとう」


 1万人に、ライとロウが千騎ずつ連れてきたので1万2千人になった。

 僕たちは翌朝出発する。


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