表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/375

7.不穏④

護衛隊員最後の日。

 僕が任務に復帰できるようになった時には、僕は異動になっていた。僕は軍隊の官舎に引っ越した。と言っても荷物は少ない。衣類くらいだ。アラン達が手伝ってくれたのですぐに終わった。明日からは正規軍人だ。


 その晩、皆が送別会を開いてくれた。皆の気持ちが嬉しかった。


 “5年で将軍”


 この目標を皆が知っている。要するにソフィアの気持ちを皆が知っている。なぜならソフィアが隠さなかったからだ。

「これからはユリウス様にも“決めた人がいます”と言いますからね」

 ソフィアは笑顔だった。こんなにオープンな人だとは知らなかった。思わぬ“恋人宣言”だった。ただ、まあ、悪い気はしない。


「お前には魔法を教えてもらったな、礼を言う」

 レイラが言った。

「いえいえ、今では僕よりも上手でらっしゃいます」

「鍛錬は続けろよ。もっと高速になれるからな」

 と、シュウ。

「はい」

「お前にはもっと教えたいことがあったんだがな。まあ、頑張れ」

 と、リー。

「将軍になるなら正規軍の方が近道かもしれんぞ」

 と、ラン。

「5年後を楽しみにしています」

 と、ウェイ。ウェイは1つ年下だし僕が300人長だから敬語を使ってくれる。

「あんまり自爆しちゃダメですよ」

 と、ユーリ。

「お前なら、5年で将軍になれるかもしれない」

 と、フーが言った。

「難しいな」

「俺がここに来たのは、レンの資質を見抜いていたからということもある」

「頑張るわ」

 その晩、アラン達やユーリ以外の回復魔法組とも打ち解けて話せた。

 最後に、

「私は、あなたを信じています」

とソフィアに言われた。

「はい」

僕は力強く答えた。


 次の日、入隊初日に自分の300人隊と引き合わされた。

「300人長のレンだ。これからよろしく」

 僕が言ったら、

「王女様を守れなかった人ですか?」

と言われ、全員から大笑いされた。

「その通りだ。お前らを守ることも出来ないから、自分の身は自分で守れ」

と、僕は言った。


 ★メッセージ、コメント、評価、感想、レビュー、ブックマーク等よろしくお願いいたします★

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ