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【祝! 107000PV突破】ファースト ファンタジー  作者: 崔梨遙
第6章 セカンド ファンタジー フビジの初陣
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セカンド ファンタジー (第1章 第12話)

山賊ケイジ。

 帰り道。


「山賊を軍属にしてよいものでしょうか?」


 やはりギルバートは不機嫌だ。


「今、兵士を募集中だぞ」


「山賊ですよ。軍に入れて本当にいいのですか?」


「私はそれでいいと思っている」


「一般論を言っているつもりなのですが…。品位が損なわれませんか?」


「入隊後、品位が備われば解決する」


「わかりました」


「自分がケイジに適わなかったから拗ねているのか?」


「私は負けていません」


「わかった」



 そこへ。


「失礼するぞ」


 ケイジがフビジのテントに入って来た。


「ここはフビジ様のテントだぞ!簡単に入るな」


「それはすまない」


「フビジ様、どうして拘束しないのですか?自由にし過ぎですよ」


「その必要も無いと思ったからだ」


「山賊を信用し過ぎちゃいけませんよ」


「暴れねぇよ。おとなしくに王都までついていくぜ」


「ああ、軍規が、規律が…」


「ギルバートは一般人の真面目な感覚なんだな」


「当然ですよ」


「それなら私といると気苦労が絶えないぞ。私は私の思うままに行動するからな」


「いえ、フビジ様についていきます。多少は苦労しても構いません」


「じゃあ、俺はおとがめなしだな」


「どうした?何か用か?」


「ちょっと稽古をしてほしいんだ」


「何を今更!」


 ギルバートはまた叫んだ。


「いやいや、実は俺は本来2刀流なんだ。2刀でどれだけフビジ様に抵抗できるかを試したい」


 そう言われてみればケイジは腰に2本の刀を差している。


「わかった。表に出ろ」


「フビジ様、やめましょう!」


 叫んだのはギルバート。


「いや、完全に屈服させる」


「こんな一騎打ちに乗っていては軍規が乱れますよ」


「まあ、良いではないか」


 フビジは楽しそうだ。ギルバートは溜め息をついた。



 3人はテントの外に出た。


 ケイジが2刀を抜いた。


 フビジは剣を鞘に収めたままで抜刀術の構えをする。


「行くぞ!」


「来い!」


 ケイジが1歩前に出た。そこでフビジの抜刀術が炸裂。フビジは一瞬でケイジの懐まで跳び込んでいた。ケイジはまた頭から血を流して倒れた。


「気が済んだか?」


「ああ、スッキリした。ますますフビジ様を気に入った。これからはフビジ様に仕える」


「人事は私の力ではどうにもならないぞ」


「必ず仕える」


「用はそれだけか?では眠るがいい」


「いや、今から酒を飲もう」


「フビジ様、やめた方がいいですよ」


「ケイジ、悪いが私は酒があまり飲めない」


「それは残念、では、近い内に午後のお茶を…」


「ああ、それなら付き合おう」


「じゃあな、邪魔したな」


「ああ、軍規が…」



 ギルバートはしばらくブツブツと独り言を言っていた。


 フビジは自分のテントに入って休んだ。 


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