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22.聖戦⑥

ソフィア。

 ソフィア一行が僕等の陣にやって来た。リーやシュウやサラも一緒だ。


 僕等はソフィアのテントに呼ばれた。


「ソフィア様、どうして来られたのですか?」

「ここは前線ですよ」


「お姉様の使い魔が来ました」

「使い魔?」

「自分は前線にいる。あなたも前線に出て来なさい。というメッセージが届きました」


「だからといって、本当に前線に出て来る必要は無いのでは?」

「いえ、姉が前線に出ているのです。私も前線に立たないとフェアじゃありません」


「ソフィア様の覚悟は本物だと判断してお連れした」

 リーが言った。

「ですが…」


「皆の足は引っ張りません。魔法なら使えます」

「ですが、今は聖剣での戦いをしています」

「聖剣ならありますよ」


「?」


 ソフィアはシルバーの剣を抜いた。


「これは…カルデアの聖剣」

「ソフィア様、これをどうして」

「以前、エランへ移住する際に父から授かりました」

「これはカルデアには1つしかないはずでは?」

「そうです。何故か父はエリザ姉様でもなくベアト姉様でもなく私にくれました」


「とはいえ、前線で何かあったら…」

「自分の身は自分で守ります。ベアト姉様と直接対決します」


「そこで作戦なんだが」

 リーが話し始めた。

「捕虜から王宮までの隠し通路を聞き出した」

「入口は?」

「王宮の外の墓地だ」

「それで?」

「少数精鋭で宮殿内に入りベアトリーチェを倒す」

「友軍は?」

「攻城戦をして、敵の目をひきつけてもらう」

「ドラゴンは?」

「ジェーン、マリア、イリア、セリア、エイミーに乗って貰う」

「王宮内に入るのは?」

「私、シュウ、サラ、レン、ライ、シロー、ミー、シー、ラン、レイラ、そしてソフィア様だ」


「かなり危険では?」

「市街地や乱戦ではドラゴンは扱いにくい。ドラゴン抜きで勝負だ」


「ソフィア様が心配です」

「勿論、ソフィア様を1番にお守りする。事態が悪化したらすぐに撤退だ。ただ、成功すれば決戦となる」

「決戦…」

「ベアトリーチェの存在を亡きものに出来る」

「確かに、もうこれ以上ベアトリーチェに振り回されたくない」

「それに、ソフィア様がこの作戦を望んでおられる」


「私は、姉ともう一度話がしたいのです」


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