22.聖戦②
クロウ登場。
先程打ち合わせたとおり、僕、ライ、シロー、セリアの部隊とイロハの援軍で敵を迎え撃った。
いつも通り、前衛のモンスター部隊にドラゴンがぶつかる。上空のミニドラゴンはライとシローにまかせた。
モンスター部隊と戦うのもこれで最後かもしれない。まずは火炎で一気に十数匹ずつを倒していく。
今回はモンスターの数が少ない。ルフランは最後の力を振り絞ったのだろう。
ルフランの中陣が動いた。左右に分かれてこちらの背後に回ろうとする。
僕は迷ったが、自軍を信じることにしてモンスター部隊の殲滅を続けた。
かなり急いだ。モンスター部隊をほぼ殲滅させてから僕も自軍の背後へ飛んだ。
安心した。こちらの隊形は崩されていない。規律のある攻防を繰り返していた。
「セリア!」
「おう、レン」
「大丈夫か?」
「余裕だ。他の将の所を見てやってくれ」
セリアが薙刀を振るいながら言った。
「エイミー」
「あ、レン様!」
「どうだ?大丈夫か?」
「大丈夫ですよ」
エイミーは小柄ながら矛を持って奮戦していた。
とりあえず元気なのので安心した。
「ジェーン!」
「隊長!」
「大丈夫か?」
「大丈夫です。撃退するのも時間の問題です」
「わかった、無理はするなよ」
「マリア!」
「隊長!お疲れ様です」
「お疲れ様、大丈夫か?」
「まだ余裕がありますよ」
「わかった、無理はするな」
「イリア!」
「レン様?」
「シローがいなくても大丈夫か?」
「大丈夫です、私1人でも乗り切って見せます。
「じゃあ、あとはクロウだ」
僕は再び前衛まで飛び出した。
クロウが来るはず。来た!馬に乗って悠々と向かってくる。
ライとシローも駆けつける。聖剣を持った者だけの戦いだ。
こちらは完全にクロウ包囲網を敷いた。
さて、クロウはどうするかな?
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