22.内戦⑪
伝令。
ソフィアがギデンに来て会議が行われた。
「まず、領土を全て取り戻したことは大変よろこばしい」
リーが言った。
「そこで、レンに国王、ソフィア様にはお妃となってもらう」
「僕が国王?勘弁してくださいよ。ソフィア様に女王になってもらったらええやないですか」
「ソフィア様の希望だ。レンに国王になってほしいということだ」
「ソフィア様…」
「レン、お願いします」
「もっと前に言ってくださいよ」
「言ったら断るでしょう?」
「確かに」
「だから言えなかったの、ごめんね」
「国王か…」
「政治の面ではリーやシローがサポートしてくれます」
「それは心強いですけど…」
「私の望み、叶えてくださいね」
僕は溜め息をついた。
「わかりました」
「時期を見て儀式をとりおこなう。反対意見は無いか?」
誰も反対しなかった。
即位について賛成なのか拍手された。
誰かに反対してもらいたかったがのだが…。
「では、今後についてだ」
一同が緊張する。
「ベアトリーチェはルフランへ逃げた。そこで我々はどうするか?」
「ルフランは以前からカルデアを挑発していた。これを機会に滅ぼすべきだ」
「ベアトリーチェごとルフランを倒そう」
「今なら勝てる」
「クロウの聖剣、恐るるに足らず」
「こちらには聖剣もドラゴンもある」
「今なら勝てる」
「ということですが、ソフィア様のお考えは?」
「私は姉とは戦いたくありません」
「と、おっしゃいますと?」
「姉がルフランで生きていくならそれでいいかと」
「お気持ちは察しますが、今後のことを考えますと…」
「カルデアは統治します。ですが、姉は殺せません」
その時、ノックの音がした。
「誰だ?」
「国境からの伝令です」
「入れ」
「失礼します」
「どうした?」
「ルフラン軍が侵攻してきました!」
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